佐藤多佳子氏です。
若手落語家の三つ葉は従弟の良から、あがり症を克服する為に落語を教えてほしいと頼まれる。
関西弁をやめず、学校で喧嘩ばかりしている村林や、美人だけれど無愛想で攻撃的な十河など、
生徒は問題児だらけ。
お笑いは好きでも落語って、そういやマトモに聞いたことがなかったです。
この本を読むと、落語もいいな。聞いてみようかなという気にさせられます。
「一瞬の風になれ」では走るのが嫌いなわたしですら、思いっきり走ってみたいと思いましたよ。
わたしが単純で影響を受けやすいと言えば、それまでなんですけど(苦笑)
でも主人公である三つ葉の落語に対する熱意を目の当たりにすると、
その世界に触れてみたくなるでしょう。
知っているようで知らない落語の世界。
古典落語はそれこそ何人もの噺家さんによって、語り継がれてきたわけです。
演劇だって演じる人が違えば、違う雰囲気になります。
面白くもなるしつまらなくもなる。
話の流れを辿っているだけでは自分のものにならないのと同じですね。
三つ葉の教え子の一人に、村林という小学生がいます。
喧嘩と本人は語りますが、実際にはいじめを受けても
頑なまでに関西弁を使い続ける村林少年。
彼は阪神ファンなんですが、昨今のミーハーなトラファンではなくって、
弱くてダメな阪神タイガースもちゃんと知ってて、
どうしようもないんだけど、やっぱり阪神が好きだという根っからの立派なトラキチです。
そんな彼にわたしはすっかりシンパシィを感じてしまいました(笑)
これは落語の話なんですけど、プロ野球の話題になると俄然盛り上がります(自分の中で)
しかも元プロ野球選手も出てくるんですけど、どう見てもモデルは江夏なんですよ。
江夏世代ではないわたしですが、ぐっときちゃいますね。
彼らが抱える問題は、落語を上手く喋れるようになることで、
直接的に解決するわけではないのですが、
一歩、前に進んだようです。
読み終えた後、清々しさが残りました。
若手落語家の三つ葉は従弟の良から、あがり症を克服する為に落語を教えてほしいと頼まれる。
関西弁をやめず、学校で喧嘩ばかりしている村林や、美人だけれど無愛想で攻撃的な十河など、
生徒は問題児だらけ。
お笑いは好きでも落語って、そういやマトモに聞いたことがなかったです。
この本を読むと、落語もいいな。聞いてみようかなという気にさせられます。
「一瞬の風になれ」では走るのが嫌いなわたしですら、思いっきり走ってみたいと思いましたよ。
わたしが単純で影響を受けやすいと言えば、それまでなんですけど(苦笑)
でも主人公である三つ葉の落語に対する熱意を目の当たりにすると、
その世界に触れてみたくなるでしょう。
知っているようで知らない落語の世界。
古典落語はそれこそ何人もの噺家さんによって、語り継がれてきたわけです。
演劇だって演じる人が違えば、違う雰囲気になります。
面白くもなるしつまらなくもなる。
話の流れを辿っているだけでは自分のものにならないのと同じですね。
三つ葉の教え子の一人に、村林という小学生がいます。
喧嘩と本人は語りますが、実際にはいじめを受けても
頑なまでに関西弁を使い続ける村林少年。
彼は阪神ファンなんですが、昨今のミーハーなトラファンではなくって、
弱くてダメな阪神タイガースもちゃんと知ってて、
どうしようもないんだけど、やっぱり阪神が好きだという根っからの立派なトラキチです。
そんな彼にわたしはすっかりシンパシィを感じてしまいました(笑)
これは落語の話なんですけど、プロ野球の話題になると俄然盛り上がります(自分の中で)
しかも元プロ野球選手も出てくるんですけど、どう見てもモデルは江夏なんですよ。
江夏世代ではないわたしですが、ぐっときちゃいますね。
彼らが抱える問題は、落語を上手く喋れるようになることで、
直接的に解決するわけではないのですが、
一歩、前に進んだようです。
読み終えた後、清々しさが残りました。