川本三郎氏です
オムニバス形式の映画でも見ているような気分になった。
第一話で北海道へ旅行する予定だったある夫婦が急遽、東京のホテルに泊まることになる。
第二話では同じホテルに宿泊していた女性客が主人公となり…
という具合にどこかで必ずリンクしている。
ひとつひとつの話は非常に読みやすい。
登場人物も取り立てて特別なことはなくて、いわゆる普通の人々。
彼らのちょっとした喜びや小さな幸せを、一緒の視点で楽しめる。
例えばスクランブル交差点ですれ違う、名もなき人々も、
それぞれに喜怒哀楽があり、人生がある。
そんな当たり前のことを気づかせてくれる。
ゆったりとした気分で、好きな飲み物でも傍らにおいて、のんびり読みたい。
でもあっさり読んでしまったわたし。
せかせかと頁をめくるのは似合わない作品です。
オムニバス形式の映画でも見ているような気分になった。
第一話で北海道へ旅行する予定だったある夫婦が急遽、東京のホテルに泊まることになる。
第二話では同じホテルに宿泊していた女性客が主人公となり…
という具合にどこかで必ずリンクしている。
ひとつひとつの話は非常に読みやすい。
登場人物も取り立てて特別なことはなくて、いわゆる普通の人々。
彼らのちょっとした喜びや小さな幸せを、一緒の視点で楽しめる。
例えばスクランブル交差点ですれ違う、名もなき人々も、
それぞれに喜怒哀楽があり、人生がある。
そんな当たり前のことを気づかせてくれる。
ゆったりとした気分で、好きな飲み物でも傍らにおいて、のんびり読みたい。
でもあっさり読んでしまったわたし。
せかせかと頁をめくるのは似合わない作品です。