ぴーちくぱーちく

活字ジャンキーぴーの365日読書デイズ。

with you

2005-03-30 22:32:07 | 
最近本の話題ばかりですね、スイマセン。

今回は女性作家たちによる短編集です。
岩井志麻子が読みたかったんですが…
もういい加減ベトナム人の恋人の話はいいです。
読んでても二人の顔が浮かんでしまって、台無しです。
私小説しか書きたくないのでしょうか。
それとも最早私小説しか書けないのでしょうか。

読み進めていくうちにわかったのが、今回のテーマが
性を交わすということらしくて。
男を買う女の話だとか、SMの女王様だけど本当はM女とかね。
あとAV女優とカリスマ男優が本番前に…とか。
そんな話が12もあるので、食傷気味になってます。
年齢制限付けなくちゃダメなくらい、(わたしには)ハードな話もありました。
直接的な表現は生々しいから苦手なんですよ~~(泣)
なんだか疲れてしまって、最後の方はかなり読み飛ばしました。

いかにも幻○舎が出しそうな本です。
このテの話という意味ではなく、一般受けしそうな作りという意味で。
あ~今回はハズレッ!!

24時間

2005-03-29 22:21:27 | 
乃南アサ氏です。

タイトルから察するに、例えば誘拐事件とか大きな事件が起こって、
刻々と過ぎ行く時間と戦う刑事たちのドラマだ。
…と想像していると肩すかしをくらいますよ。

午前零時から23時までの時間にまつわるエッセイでした。
ただし始まりは23時の話かと思うと、次は18時とランダム。
作者の子供の頃の思い出だったり、会社勤めの頃のエピソードだったり。
勿論小説のような劇的な出来事は、そこには登場しません。
ただ、今まで読んできた乃南作品の片鱗を感じることはできるでしょう。
例えば死刑囚永山則夫の生家を見た話は、確か「晩鐘」で同じような場面があったように思います。

あと、わかったのは乃南氏が犬好きだということでした(笑)
そうまでしてオオカミ犬に会いたいのですかっ!乃南さん。
オオカミ犬が登場する「凍える牙」はこの後に書かれたのでしょうか?

余談ですが、「風紋」の続編が「晩鐘」です。
わたしは乃南作品ではこれが一番好きです。
殺人事件の被害者、加害者両方の立場から描かれていて、
テーマは重いのですが、読み応えがあります。

チーズと格闘する日々

2005-03-28 22:54:27 | ぴーの日常
少し前に、実家からクリームチーズをたんまりもらった~。
で、せっせと食べております。
いくら乳製品大好きなわたしでもそのままだけだと飽きてしまいます。
煮込みハンバーグの中に入れてみたり、
パスタのソースにしてみたり。(豆乳+チーズ。これが我が家の定番になってます。)
家でじっくり飲むぞ~!という時には適当に切って、醤油をたらすだけ。
今日はお鍋に適当に切った野菜をぶち込んで、コンソメで煮たものに入れてみました。

それでもまだまだ減らないチーズの塊。
なぜならば、その前にも今回の半分ほど貰っていたりするからです。
実はやっと使い切ったところだったのですが…。

優雅な朝を過ごせるなら、ブルーベリージャムと混ぜてパンに塗って食べるのもいいかも。
できればベーグルがいいけど、きっと普通にトーストだな。
あ、ヤバイ。お腹すいてきた(笑)

ところで次々にたんまりとチーズをくれるうちの親ですが、
別にチーズ業者という訳ではありません(笑)





11文字の殺人

2005-03-28 10:55:39 | 
え~、またまた東野圭吾氏であります。

推理作家「あたし」の恋人が殺された。
そして次々にあるツアーに参加した人々が殺されていく。
犯人は誰か。そしてその狙いは。

実は途中でこの人が怪しいっていうのは、割と簡単にわかります。
犯人探しや謎解きがメインではないからなんですね。
真実を隠す者。暴こうとする者。その間で揺れる者。
何が正しいか、考えさせられる話でもありました。

ところでタイトルにある「11文字」が何なのか、
半分以上過ぎてもわかりませんでした。
一番最初のモノローグで出てくるのですね(汗)
いや、ダイイングメッセージが11文字だったのかなと思ったら全然違ってたので。

それにしても光○社から出ているこのシリーズ。
表紙と挿絵、どうにかならんものか…

全然関係ありませんが、この本の間に挟まってたのがBL系漫画のチラシでした。
私より先に読んだ方、そっち系もお好きなようですね(笑)

緑の我が家 ~home,green home~

2005-03-26 23:20:06 | 
実は、もう一冊ホワイトハートを借りていました…

同じく小野不由美氏「緑の我が家」です。
山内直実さんのイラストに騙されてはいけません。
ホワイトハートだと侮ってはいけません。
これは立派にホラーでございました。
もし映像化されたら、もっとコワイと思います。

黄色のチョークで地面いっぱいに死体の絵を書き続ける幼児。
差出人不明の手紙。
無言電話。
気がつけばじわりとせまってくる恐怖。
その合間合間に山内さんのイラストが和ませてくれました(笑)
だって、あまりにも爽やかなんですもの。

グリーンホームと聞いて、「老人ホームの話?」と思ってしまったことは内緒です。


我が家のりんごたち

2005-03-26 22:29:19 | ぴーの日常
我が家はヨメとダンナの二人暮らしです。
PCの所有台数は、ヨメ2。ダンナ5。

ね、変でしょう?(笑)

光回線にする時にあおりんごではちょっと厳しいかもよと言われ、
ダンナからしろりんごを強奪。
あおりんごがドット抜けしてしまってることもあり、処分しても良かったのですが、
それには忍びなくて。
現在あおりんごはヨメの趣味、お話を書きためる時にのみ使っております。

ダンナの場合、仕事で使っているのが2。
テレビ代わりに使っているのが1。
動かないのが1。
あとはヨメに強奪されたから新たに1(くろりんご)。

macユーザーの悲しい性、捨てられないのです…
我が家にこれ以上りんごが増えないことを願います。
でもきっと無理でしょうね(苦笑)
あぁ、お家がりんごだらけになってしまう。
ダンナはウハウハでしょうが。


予防策はあるのか

2005-03-25 22:43:00 | ぴーの日常
今年の花粉は尋常ではないそうですね。
立体マスクの方をよく見かけます。
わたしはお陰さまで今年も無事のようです。
欠かさず食しているカスピ海ヨーグルトのおかげでしょうか。
ただ、これって突然なるんですよね。
しかも喉が痛くなったり、熱も出たりと風邪の症状にも似ていて厄介なこと極まれり。

先日姉が長期出張から戻って参りました。
関空からバスに乗った途端、くしゃみが止まらなくなったとか。
それからずっとティッシュが手放せなくなってます。
一昨日あたりから声変わりが始まり、何だか熱っぽくなり。
え?節々も痛むって?
そりゃ、姉さんあなたそれ風邪ですよ。

休み明けで職場へ行くと、もう一人のスタッフも声変わり。
「関節が痛くて、寒気もする」
ああ、あなたも風邪ですね。

姉がもたらした風邪のウィルスは、徐々に職場に広まりつつあるようです。
花粉症は伝染しません。
皆様も風邪にはご注意を。

おバカさん

2005-03-24 22:19:49 | 
今日は仕事がお休みだったのでいつものコース、図書館へ行って参りました。

以前に小野不由美の「東亰異聞」を読んでいたので
他の本を借りてみることにしました。
「屍鬼」はパス。電車の中で読むには重すぎて(苦笑)
検索すると、「悪霊はひとりぼっち」という本があったので、
係の人に頼んで奥の書庫から出してもらいました。

ホラーも割と普通に読んだりするので、タイトルに「悪霊」とついてても
何ら問題はなかったのですが。

「ひとりぼっち」

その妙にアンバランスな可愛い言葉にいや~な予感が。
でもまあいいかと思ってしまったんですよね。

「じゃあ、こちらでよろしいですか?」
手渡された文庫本の表紙は、何とも可愛らしい少女漫画風のイラストがっ!

「申し訳ありません。実はこの本、汚れがあるんですが、一冊しかないんです」
と係の方は本当に申し訳なさそうに、丁寧に説明してくださるし、
今更やっぱりやめますとも言えず、素直に受け取ってしまいました。
この年齢でこのテの小説を読むとは思わなんだ(笑)

しかもこれシリーズ化されてて、丁度真ん中辺りを借りてしまったらしいです。

どうしよう、最初から借りるべきですかね?
でももう借りる勇気がありません~~

ぴーちくぱーちく

2005-03-23 23:11:33 | ぴーの日常
ブログを始めようと決めた時、ブログのタイトルはすぐこれに決めました。
実はかなり自分でも気に入っておりまして(バカ)

昨日の話になりますが、夫がくろりんご(パワーブック)からうちのブログを検索しました。
さすがにお気に入りに登録することははばかられたのか、
彼はわたしが見てもいいよという許可を得てから、
いちいちgooのブログを検索してからうちに来るようです。

「…あのさぁ、最近ヨメは釣りに行った?」
「は!?」
「ブログに書いてある」
「行くわけないでしょうが」
「ぴーちくぱーちくというブログがもう一つある」
「え~~~!?」

PCを覗き込んで見ると、確かにブログのタイトルは「ぴーちくぱーちく」。
でも書いている内容からすると、どうやら男性のようです。
わたしが開設した時にはなかったので、ごく最近始められたらしく、
3月15日からになっていました。

で、その方のお名前は「ぴー○け」さんでした(笑)
やっぱりそうか…
考えることは同じなんですね。

マジックミラー

2005-03-23 00:02:09 | 
有栖川有栖の「マジックミラー」を読みました。
この方の作品は初めてです。

手に取った理由はタイトルに惹かれたから(笑)

当然ですが、コピーを生み出す不思議な鏡の話ではなくてですね。
本格的な推理小説、というと陳腐に聞こえがちですが。
複雑なトリック。そして見事なアリバイ崩し。
そこへ絡むキーワードの「マジックミラー」、そして「双子」。
心が締め付けられるような、ラストでした。
お見事。

どうしても涙を誘うような恋愛小説は苦手なものですから、
ついつい推理ものに走ってしまう。
だから読む本、読む本、殺人事件だらけなんですよね(苦笑)