有栖川有栖氏です。
作家アリス編の中編2つに幕間を挿み、1つの長編としての仕上がりになっています。
「猿の左手」
願いを3つ叶えてくれるという猿の手。しかしそれには代償が伴う。
ジェイコブスの短編をモチーフにした作品となっており、
所謂ネタバレのため「あとがき」ではなく「はしがき」に注意書きがあります。
ちなみにわたしは小学校の頃に読みました。これは普通の(?)怪奇小説だと思っていたのですが、
なんと新解釈が!文章を読むということはこういうことなんだな。
表面だけを追っていてはダメだということですね。
「残酷な揺籠」
上記の作品に出てきた人物が再登場。
助教授ではなく、准教授と呼ばれることなった火村先生と対決です。
大掛かりなトリックではないのですが、
いつもながら非常に論理的に詰めていく過程がお見事です。
ラストも非常に叙情的。ある意味ドラマですね。
読み終えると、独立していたそれぞれの中編が幕間を挿んで見事に1つの長編になってました。
タイトルもこれ意外にピッタリはまるものはないでしょうね。
作品の雰囲気に見事に合っています。
本編とは全く関係のない、些細な疑問なのですが。
容疑者の一人が住んでいる自宅の最寄り駅はN駅じゃなくて、K駅なんじゃなかろうか。
彼女が住んでいるK市の町外れにあたる場所から徒歩10分だそうだ。
でもN駅はT市なんだよね。どう歩いても10分では辿り着けない。
K駅ならそれは可能だ。
なぜ引っかかるのかというと、地元なのであります(笑)
火村先生とアリスが落ち合った某銅像前は、わたしも利用しております。
作家アリス編の中編2つに幕間を挿み、1つの長編としての仕上がりになっています。
「猿の左手」
願いを3つ叶えてくれるという猿の手。しかしそれには代償が伴う。
ジェイコブスの短編をモチーフにした作品となっており、
所謂ネタバレのため「あとがき」ではなく「はしがき」に注意書きがあります。
ちなみにわたしは小学校の頃に読みました。これは普通の(?)怪奇小説だと思っていたのですが、
なんと新解釈が!文章を読むということはこういうことなんだな。
表面だけを追っていてはダメだということですね。
「残酷な揺籠」
上記の作品に出てきた人物が再登場。
助教授ではなく、准教授と呼ばれることなった火村先生と対決です。
大掛かりなトリックではないのですが、
いつもながら非常に論理的に詰めていく過程がお見事です。
ラストも非常に叙情的。ある意味ドラマですね。
読み終えると、独立していたそれぞれの中編が幕間を挿んで見事に1つの長編になってました。
タイトルもこれ意外にピッタリはまるものはないでしょうね。
作品の雰囲気に見事に合っています。
本編とは全く関係のない、些細な疑問なのですが。
容疑者の一人が住んでいる自宅の最寄り駅はN駅じゃなくて、K駅なんじゃなかろうか。
彼女が住んでいるK市の町外れにあたる場所から徒歩10分だそうだ。
でもN駅はT市なんだよね。どう歩いても10分では辿り着けない。
K駅ならそれは可能だ。
なぜ引っかかるのかというと、地元なのであります(笑)
火村先生とアリスが落ち合った某銅像前は、わたしも利用しております。