石持浅海氏です
金の携帯 銀の携帯/ガラスの靴/最も大きな掌/可食性手紙/賢者の贈り物/玉手箱/泡となって消える前に/経文を書く/最後のひと目盛り/木に登る
お伽噺や寓話をモチーフにした連作短編集…といっていいのでしょうか。
必ず「磯風さん」という黒髪美人が登場するんですが、ある時は携帯ショップの店員、
またある時は小学生の息子を持つシングルマザー、またある時は…とそれぞれ年齢も職業も異なっています。
一つひとつの話も日常の謎を解いていくものですが、やっぱり磯風嬢の正体が気になって、
それどころじゃない(笑)この作品の最大の謎です。
今回の作品は人が死んだり血が流れたりしないので、非常に優しい仕上がりになってます。
そんな回りくどいこと、普通はしませんよね~とか、
ちょっと無理な展開も無きにしもあらずですが、そこはご愛嬌かもしれません。
個人的には「泡となって消える前に」が意外性もありつつ、
心がほんのり温かくなるので、一番好きです。
これは人魚姫がモチーフになってまして、
作中の「人魚姫」の純粋な想いが、言葉にしなくても伝わってきました。
金の携帯 銀の携帯/ガラスの靴/最も大きな掌/可食性手紙/賢者の贈り物/玉手箱/泡となって消える前に/経文を書く/最後のひと目盛り/木に登る
お伽噺や寓話をモチーフにした連作短編集…といっていいのでしょうか。
必ず「磯風さん」という黒髪美人が登場するんですが、ある時は携帯ショップの店員、
またある時は小学生の息子を持つシングルマザー、またある時は…とそれぞれ年齢も職業も異なっています。
一つひとつの話も日常の謎を解いていくものですが、やっぱり磯風嬢の正体が気になって、
それどころじゃない(笑)この作品の最大の謎です。
今回の作品は人が死んだり血が流れたりしないので、非常に優しい仕上がりになってます。
そんな回りくどいこと、普通はしませんよね~とか、
ちょっと無理な展開も無きにしもあらずですが、そこはご愛嬌かもしれません。
個人的には「泡となって消える前に」が意外性もありつつ、
心がほんのり温かくなるので、一番好きです。
これは人魚姫がモチーフになってまして、
作中の「人魚姫」の純粋な想いが、言葉にしなくても伝わってきました。