ぴーちくぱーちく

活字ジャンキーぴーの365日読書デイズ。

No.6(4)

2007-07-04 22:57:45 | 
あさのあつこ氏です。

沙布を救う為に情報を集めることにした彼らは、No.6の中枢にいる人物を捕らえることに成功する。
力づくで聞き出そうとするネズミ。根気よく心を割って話す紫苑。
そんな中、紫苑らが生活する西ブロックで「人狩り」が行われる。

まだ矯正施設にはたどり着いておりません。
沙布を救うには脱出不可能といわれる矯正施設に侵入しなくてはならないのですが、
侵入するにも一苦労といったところですね。
西ブロック側とNo.6側の両サイドから描かれ、少しずつ謎を解く為の情報が垣間見えてきました。
寄生バチ。サンプル。キーワードが幾つか出てきます。
まだバラバラで一つの線にはなりませんが、
どうやら沙布は極秘裏に進められている計画に、欠かすことのできない役目を負わされているようです。
なんともおぞましい気配を感じます。
まさか沙布に女王バチになれとは言わないよね?

そして気になるのが紫苑の変化。
ただの天然ではないの?ネズミすら戸惑うような、紫苑の本性がチラリと見えました。
でもまだ紫苑自身も気づいていない…というより覚醒していない感じ。

3、4巻で潜入に向けての下準備を入念に描かれていましたから、いよいよ次で派手な展開になりそう。