旧街道を歩いているうちに西行に興味を持ち、辻邦生の「西行花伝」(新潮文庫)を読みたくなった。ところが、比較的大きな2つの本屋で探したが、そもそも新潮文庫の棚には辻邦生の本がない。2軒目では北杜夫も1冊だった。
1年半前の2014年10月出版の早野さんと糸井さんの「知ろうとすること。」は、翌年の夏には新潮文庫の100冊に選ばれて平積みになっていた。喜ばしいことだが、文庫の入れ替わりの激しさを象徴しているようにも感じられる。
辻邦生は本屋ですぐ買えると思っていた。これも若い頃の記憶で知識が固定化されている例なのかもしれない。
1年半前の2014年10月出版の早野さんと糸井さんの「知ろうとすること。」は、翌年の夏には新潮文庫の100冊に選ばれて平積みになっていた。喜ばしいことだが、文庫の入れ替わりの激しさを象徴しているようにも感じられる。
辻邦生は本屋ですぐ買えると思っていた。これも若い頃の記憶で知識が固定化されている例なのかもしれない。