高倉健著「南極のペンギン」集英社、2001年。
俳優の高倉健が子供のために綴った文章をまとめて、21世紀の彼の最初の誕生日に出版した絵本である。私が読んだのは、単行本ではなく文庫になったもので、夕食後に夢中になって読んだ。
愛情と優しさ、そしてそれ故の毅然とした、凛とした心の持ち様が、どの文章からも感じられる。小4の息子の国語の教科書に紹介されていたので読んでみたが、大人も子供もみんなに読んでもらいたい良い本だ。
高倉健という人はなんと素晴らしい人だろうと思うと同時に、誕生日が同じことを誇らしく感じた。