おもいつくままに

身の回りのことや世の中のことについて、思い付いたことや気付いたことを記す

ひょっこりひょうたん島

2012年06月25日 00時46分02秒 | Weblog
井上ひさしによると「ひょっこりひょうたん島」の子どもたちはみんな死んだ子どもたちなのだそうだ。

明るさの裏に暗さがある。生の隣りに死がある。井上は言う。
「『ひょうたん島』の明るさは、絶望の果ての明るさ、死後の明るさなのです」
(川本三郎・評『ひさし伝』=笹沢信・著、毎日新聞2012年6月24日)

なるほど、そう言われて納得できた。ひょうたん島の明るさは、単に無垢で無邪気でお気楽なものは違い、何かしら不気味で怖いものを秘めていた。
私の大好きだった「ひょうたん島」の奥深さを少し理解できたような気がする。
コメント (1)
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