100年前に柴崎芳太郎が初測量を試みられたが三角点を設置できず、直接測量による剣岳の高さの決定はできなかったそうだ。
今年、国土地理院の職員が剣岳に登り三角点を設置し、GPS測定を行った。詳細な解析の結果その高さを2999m(2998.6m)と発表した。100年前の芳太郎の計算値2998.02mは、非常に正確であったことが今回の測定で証明された。
海抜の基準は東京湾の平均潮位だそうだ。数100km離れた剣岳の標高を決定するには地球が回転楕円体であることの補正が必要であるという。なんとも複雑な計算だ。
剣岳の標高は3000mを1.4mだけ下回った。潮位の時間変化を考えればその差はわずかといっていい。しかし、2000m台と3000mでは印象は大きく違う。長さを違う単位、例えばフィートで測れば2999mと3000mの差は全く気にならないだろうに。数に関する心理の不思議といっていい。
今年、国土地理院の職員が剣岳に登り三角点を設置し、GPS測定を行った。詳細な解析の結果その高さを2999m(2998.6m)と発表した。100年前の芳太郎の計算値2998.02mは、非常に正確であったことが今回の測定で証明された。
海抜の基準は東京湾の平均潮位だそうだ。数100km離れた剣岳の標高を決定するには地球が回転楕円体であることの補正が必要であるという。なんとも複雑な計算だ。
剣岳の標高は3000mを1.4mだけ下回った。潮位の時間変化を考えればその差はわずかといっていい。しかし、2000m台と3000mでは印象は大きく違う。長さを違う単位、例えばフィートで測れば2999mと3000mの差は全く気にならないだろうに。数に関する心理の不思議といっていい。