後輩のY君が乗っていた日本航空123便の御巣鷹山墜落事故からもう30年近くになる。
同級生のA君から夜10時頃電話があった。
「研究室の後輩のY君がこの飛行機に乗っていたらしい。NHKで乗員乗客名簿を読み上げている。大阪に帰省する彼に今日午後あったばかりだ。気が動転している。一緒に確認してくれないか」
残念ながら彼の名前はあった。
航空事故調査報告書についての解説が昨年2012年7月に公開されたことを知った。
http://www.mlit.go.jp/jtsb/kaisetsu/nikkou123.html
これにあわせて、柳田邦男氏が寄せた「この解説書の大きな意義 ~納得感のある開かれた事故調査への一歩~」という文章が公開されている。この寄稿を読んで、事故調査の役割が大きく変わってきていることを知った。単なる直接の技術的原因を特定するだけに止まらず、より根本的な原因を探求する、被害の発生・拡大の原因を探る、そして国民の命に対する取り組みの中に被害者の視点を取り入れるという方向性にあるそうだ。言われてみれば当然と思うが、こうしたことに30年の歳月が必要であったことに驚かされる。しかし、30年近く経ってからでも解説書をまとめて公開したことは素晴らしい。
2012年7月はちょうど福島原発事故の政府、国会、民間の事故調査委員会の報告書が出された頃だ。柳田氏も政府事故調査委員会の委員だった。実は今日、政府事故調査委員会の報告書の解説書を手にして、なぜ事故調査委員会自身が解説書を出すのかと思っていた。
政府事故調の解説書を今日ぱらぱらっと眺めた記憶では、問題の複雑さもあって、未だ直接の技術的原因を特定するレベルに止まっているように感じた。早ければ早い方がいいが、仮にこれから30年以上かかってもいい。しっかりした対策と解説書を作ってほしい。
同級生のA君から夜10時頃電話があった。
「研究室の後輩のY君がこの飛行機に乗っていたらしい。NHKで乗員乗客名簿を読み上げている。大阪に帰省する彼に今日午後あったばかりだ。気が動転している。一緒に確認してくれないか」
残念ながら彼の名前はあった。
航空事故調査報告書についての解説が昨年2012年7月に公開されたことを知った。
http://www.mlit.go.jp/jtsb/kaisetsu/nikkou123.html
これにあわせて、柳田邦男氏が寄せた「この解説書の大きな意義 ~納得感のある開かれた事故調査への一歩~」という文章が公開されている。この寄稿を読んで、事故調査の役割が大きく変わってきていることを知った。単なる直接の技術的原因を特定するだけに止まらず、より根本的な原因を探求する、被害の発生・拡大の原因を探る、そして国民の命に対する取り組みの中に被害者の視点を取り入れるという方向性にあるそうだ。言われてみれば当然と思うが、こうしたことに30年の歳月が必要であったことに驚かされる。しかし、30年近く経ってからでも解説書をまとめて公開したことは素晴らしい。
2012年7月はちょうど福島原発事故の政府、国会、民間の事故調査委員会の報告書が出された頃だ。柳田氏も政府事故調査委員会の委員だった。実は今日、政府事故調査委員会の報告書の解説書を手にして、なぜ事故調査委員会自身が解説書を出すのかと思っていた。
政府事故調の解説書を今日ぱらぱらっと眺めた記憶では、問題の複雑さもあって、未だ直接の技術的原因を特定するレベルに止まっているように感じた。早ければ早い方がいいが、仮にこれから30年以上かかってもいい。しっかりした対策と解説書を作ってほしい。