補欠選挙がありました。
【開票結果】衆議院長崎4区補欠選挙、自民新人の金子容三氏が当選…参議院徳島・高知は野党系が勝利
この選挙で考えさせられることがありました。
まずは投票率。
色々都合もあるかと思いますが、それにしても低い。
衆院長崎4区の投票率は42・19%…過去最低
参院徳島・高知選挙区の投票率は、徳島県が23・92%、高知県は40・75%
マスコミは投票率の低さの原因を、「政治への不信」としているが、そうだろうか?
投票行動に繋がらない理由は「無関心」「政治不信」と同時に「現状に満足」があるのではないか。
「現状に満足」・・・少なくても政権政党はそう考えるでしょう。
長崎四区、高知県、徳島県の人たちは、現状に満足している人が多い・・・と傍から見てそう思われても仕方がない。
<徳島高知の補選>は高野光二郎議員(自民党)が離党後辞職したことによるものです。
議員は2022年末に高知市内の居酒屋で男性秘書に暴行し出血させたことによる秘書暴行問題の責任を取り辞職しました。(高野議員は2018年春にも、東京都港区赤坂で秘書らと会食した際、同席した初対面の男性に「髪が長い」と髪をわしづかみにし、側頭部付近を平手で叩いたという暴行行為を行っている。)
<長崎四区の補選>は北村誠吾議員の死去によるものです。
当選した自民新人の金子容三氏は三世議員です。
父 - 金子原二郎 - 岩元長崎県知事、元農林水産大臣
祖父 - 金子岩三 - 元科学技術庁長官、元農林水産大臣
その実力はいかほどのものなのでしょうか。
新人なのですから今後の長崎四区(現在は新3区でしょうか)の方々はよく見るべきです。
昨年岸田総理は、第二百八回国会における施政方針演説の中で、『行蔵は我に存す』と勝海舟の言葉に触れています。
そこで勝海舟のお気に入りのエピソードを思い出しました。
咸臨丸でアメリカから帰った後、江戸城に帰国挨拶に行くと老中にきかれたようです。
「アメリカで、お前はどういうことを学んだのか?」
勝はこう答えました。
「アメリカでは、無能力者が、世襲制で要職に就くという例はまったくありません」
『親の肩書きだけが唯一の実績(肩書きでは無い)』なんてことが無いようにしてほしいものです。