退職オヤジのひとりごと

退職オヤジが直面する新しい日々…感動か困惑か?
カオスの日々を綴ります

政治家と有権者

2020年12月30日 21時19分42秒 | 雑感


オリンピックイヤーである筈の2020年が終わろうとしています。

 

振り返ると今年は・・・やはりコロナか!

コロナには年の瀬はない。現在進行形です。

 

 


支持率低下により、GOTOキャンペーン一時停止を決定したその理由は何だったのでしょうか。

・国民の求め
・議席を失うことへの恐怖
・第三者(科学者・ブレーン・有力政治家・支援者など)の判断

などが考えられますか。


菅首相の会議発言全文「GoToトラベル全国一時停止」


GOTOトラベル一時停止により、旅行関係業者や観光地で商売を営む人たちに大きな打撃を与えることが懸念されると云われてきました。

しかし、コロナ禍で被害を受けているのはその人達だけではなかったはず。


ひっ迫の度を増す医療現場


年越し支援、新宿で「コロナ村」 「所持金ない」と相談次々  KYODO


早急な対策が望まれます。

 

 

首相方針変更を受けても、相変わらず行われている議員の日常が有るようです。
そしてその言い訳も従来通りです。


羽田雄一郎議員のコロナ急死で、政治家の“過信”の空気が「間違いなく変わりました」……週刊文春記者が分析  ニッポン放送

 

やはり、身近でことが起きないと解らないのでしょうか。

 

二階幹事長 ステーキ会食で「参加者の前で菅首相を呼び出した」

 

 


政治家の発言と行動のギャップをどう見るべきか。

二面性・多面性が有ると云うことなのか?
二枚舌・ダブルスタンダードと云うことか?

 


これらの性質は政治家にとって必須条件なのか?


辞書には、

二面性:そのものがもつ相反する二つの特徴・性格。
二枚舌:矛盾したことをいうこと。うそをつくこと。
と有りました。(かつてイギリスの政策には「三枚舌外交」が有ったようですが)


「二枚舌」を調べてみると・・・そんな人の特徴が有りました。

①みんなから好かれたい
②言い訳上手
③目立ちたがり屋
④八方美人
⑤人当たりはマイルド
⑥計算高い
⑦人の眼を気にする
⑧よく言えば臨機応変
⑨女優・俳優魂が有る
⑩罪悪感がない
⑪自分さえ良ければイイ
⑫一気に嘘がバレる
⑬妄想癖がある


私たちにも心当たる部分がありますが、特に⑩の「罪悪感がない」が始末に負えません。

 

 

 

来年迎える選挙で、私たちはどう向かうべきなのでしょうか。

選挙民の判断基準はというと・・・

*過去の実績(履歴)
*現在の地位役職(過去の手柄・人脈)
*その人の良い面(自分に何をしてくれたか)
*知人かどうか

辺りですか。


参考になるでしょうか

<嘘つき(二枚舌)の見分け方> が見つかりました。

①たまに辻褄が合わないことをいう
②人によって態度を変えるカメレオン
③挙動不審
④大袈裟な自慢話が多い ・・・

 

 

ひとに「多面性」があることは、仕方がないことです。


「素晴らしい面」や「頂けない面」

 


「多面性」が有るにもかかわらず、その一面だけを見て判断するのはいけないことでしょう。

 


友達だったら「しょうもない面もあるけど、奴なら許せる」となります。

 


しかし、他人に影響力のある「権力を持たせる人」を選択する場合、それでは困るのではないか。

 


親しくしている(と思っている)政治家を判断する時、その一面(良いと思いたいところ)を知るが故に、悪い面(見たくないところ)に蓋をしてしまう。


特に国政に関わる人の選択は、知事や都道府県議会議員を選ぶのとは訳が違う。


地元に良い顔をしていても、その裏側の顔で国政に当たられては、地元以外の人は堪ったもんじゃない。

6月19日に書いた『元法務大臣の逮捕』やら未だ終わらない『桜』やら。


だいたい金で票をまとめるなんて、選挙民を馬鹿にしている。

陰で笑われているとも知らず、金で踊らされる方もどうかと思います。

 

 

「コロナ禍」は世界中の人々に多くの損害を与えた「負」の産物です。


しかし、「災い転じて福と成す」。

「福」にはほど遠いかも知れませんが、確実に見えたものがありました。

『国政の議員に不向きな方が居る』がそれです。


見たい部分だけを見るのではなく、正しい評価をして『国政の議員に不向きな方』から議席を返して頂くことが、選挙権を持つ者の取るべき態度だし、多くの犠牲者に報いる方法の一つではないかと思うのです。

 

 

 

 

 

 


即日判決

2020年12月28日 18時26分20秒 | ニュースより

嫌なニュースです。

 


武漢コロナの情報発信し懲役4年 市民記者、公共秩序騒乱の罪


中国で張展氏(市民記者)が懲役4年の実刑判決を受けた。

罪状は「公共秩序騒乱の罪」。


驚くべきは、その判決が「初公判で即日判決」だということ。

懲役4年の実刑判決が、1回の公判でしかもその日のうちに判決とはあまりにも乱暴なことです。

党に目を付けられた段階で、判決は決まっていたのでしょう。

 

 

一党独裁。しかも個人の人権よりも共産党の都合が優先されるとなると、世界第二位の経済大国となり多方面に経済的援助を行っている中国ではあるが、世界各国の不信感を助長してしまうだろう。

ドイツ、中国偏重の政策転換 「異質な国」と警戒 多角外交で日本重視 jiji.com

 


歴史といい、人口といい、華僑に見る国際感覚・経済感覚といい、世界をリードする大国の条件は持っていると思うのだが、『覇権主義』だけでなく、『個人の人権軽視』は全く頂けない。


「公益(貧富の差をなくす)のため」の人権制約ではなく、「共産党体制を維持するため」のそれでは納得できません。

 

 

 

中国名門大学の教授が、新型肺炎の対応に於いて指導部を「無能」と非難しました。

 

その中で、『習指導部が強権的に権力集中を進めたことで官僚は動かず、ビッグデータを駆使した言論統制により、社会に警鐘を鳴らす仕組みは失われたと指摘。結果として新型肺炎への対応が遅れ、感染拡大を阻止できなかったとした。』といっている。

これって、対岸の火事ではないですね。
                                           
『官邸に権力が集中したことで「忖度」が蔓延り官僚は動かず、特定の記者だけを集めて会見を行うことにより、マスコミの警鐘を鳴らす力が失われた・・・』


中国の理不尽さの向こうに、日本の現状が重なる気がしてならない。

 

 

ついでに・・・

二階氏「会食」を否定 「8人で会っただけ」 菅首相参加のステーキ店会合

 


この人、本当に大衆の気持ちが解っていない。会の目的じゃないんだよ。時期と方法!


過激なことは言いたくないが、この人本当に○○してる。
(○○は、有機物が微生物の作用によって変質する現象です)


ロウガイだな。(結核ではない)

 

 

 


国会での説明が終わって

2020年12月26日 06時16分19秒 | ニュースより


安倍元首相の説明がありました。

密室ではなくてよかったです。・・・が、私は見ませんでした。


【速報】安倍前首相「説明責任を果たすことができた」 国会答弁終え


説明責任を果たした・・・という発言は、説明不足以外の責任は取らないで「幕引き」を図るという宣言ですね。(納得できる説明とはほど遠かったが)


しかし、『前夜祭』だけが問題なのではなく、『桜を見る会』そのものにだって問題があるはずです。
政治資金規正法だけでなく、公職選挙法や税金の私的利用(公金横領?)があるのではないか?

 


記憶が曖昧なので、ネットで探してみたところ、ウィキペディアにありました。

記事の丸写しでごめんなさい。


桜を見る会問題 Wikipedia

 

この中で、「桜を見る会」の問題点が挙げられています。整理すると・・・

<支援者・関係者の招待>
内閣府は2019年度までの数年間の招待者の内訳を公表した。「政治家枠」の人数は2005年度には2744人であったが、2019年度は3倍以上の8894人に増加した。同じ時期に、国際貢献や災害復旧などの功労者は406人から182人に減少した。

つまり、後援会の人たちを呼ぶために、「政治家枠」を増やした。
その反動からか、功労者は減った。

公的行事を一後援会のために転用した。

 

<参加者・支出額の増加>
招待客の数・支出額ともに第二次安倍政権下では年々増加した。2019年度に至っては予算の三倍にも費用が膨らんだことから、私物化したのではないかと野党が指摘している。


この写真で写っているのは芸能人だが、その面々は
小峠英二 なべおさみ 山田隆夫 ディープスペクター ラモス瑠偉 デビスカルノ さかなくん ベッキー 湯原昌幸 市川猿之助 綾小路きみまろ 石坂浩二 加藤清史郎 由紀さおり etc. 敬称略

実績のある人も多いが、「えっ」と思わせる人も・・・不倫で干されたり、息子を明治大学に合格させるために替え玉受験を企み大騒ぎになったり・・・いったい何の功労者?

芸能人を呼びたいのは『広告塔』『客寄せパンダ』『発信力に期待』以外の何物でも無い。
何をしてもらいたいかというと、『安倍首相に呼ばれた』ということの発信でしょう。

芸能人と総理大臣・・・WIN WINの関係ですね。


予算オーバー分はどう賄っていたのか。
「(超えた分について)これはどこからお金が出てきているのか」という共産党宮本氏の質問に対し、井野靖久・内閣府大臣官房長は「内閣府本府の一般共通経費を活用することにより経費を確保している」と答弁した。

つまり、税金を使いたい放題使っていると云うことですか。


<招待者名簿と公文書管理>
「参加希望者を募るプロセスで、昭恵氏からの推薦もあった」
「政治家枠」の人数は2005年度から2019年度で3倍以上に増加した。
同じ時期に、功労者は半分以下に減少した。

共産党の宮本徹議員は2019年5月9日、招待者の推移・費用内訳などを示す資料を要求した。しかし同日に内閣府が要求を受け取った約1時間後に、招待者名簿をシュレッダーで破棄したことが分かっている。

 


2019年10月15日、安倍内閣は「内閣総理大臣が各界において功績、功労のあった方々を招き、日頃の御苦労を慰労するとともに、親しく懇談する内閣の公的行事として開催しているものであり、意義あるものと考えている」と閣議決定した答弁書を公開した。

本会の主催は内閣総理大臣であるが、招待客の選定は各府省庁からの意見を踏まえて内閣官房と内閣府が最終的にとりまとめる。案内状の発送は内閣府が一括し、必ず招待客一人ひとりに宛てて送付を行う。参加にあたってのドレスコードは平服となっている。Wikipedia)

(参考)内閣府幹部
内閣総理大臣 内閣官房長官 内閣官房副長官3人 内閣府特命担当大臣 内閣府副大臣3人(加えて、他省の副大臣を内閣府副大臣併任とすることができる) 内閣府大臣政務官3人 内閣府大臣補佐官6人以内(必置ではない) 内閣府事務次官 内閣府審議官 2人

この人達みんながいかんのか、それともこの面々を牛耳っているボスがいかんのか・・・。

 


兎に角、税金を使って歴史あるこの会を実施する目的は
「各界において功績、功労のあった方々を招き日頃の労苦を慰労するため」なのですが・・・。


菅総理は『桜を見る会の中止』を打ち出しました。
 


ある意味これも「私物化」でしょうか。

問題点を改善して「より良い形で継続」することよりも、蓋をして穴に埋め「無いもの」にすることを選んだ訳ですから。


やはり、「現職総理」というより「元桜を見る会の官房長官」でしたね。

 

 

このような「失態」は、国民として忘れてはいけないと感じています。

 

 

 


元首相会見

2020年12月25日 05時14分21秒 | テレビを見ました

やっと「桜を見る会前夜祭」についての記者会見があったようです。

結局、安部氏のお金が会の赤字分を補填したということです。(お金の収支はメチャクチャと感じました)

【ノーカット】安倍前総理 「桜を見る会」で記者会見

 


118回の虚偽答弁で見えるのは、「桜を見る会」にまつわる問題を軽視していたと言うことか。

仮に、安部氏の会見内容が全て正しいとしても、繰り返し行われる追求に対し、自分の第一秘書に確かめることをしなかったようです・・・信じられない!

確かめたとしても正直に言ってもらえる関係になかった(正直に言ってはいけない関係であった)・・・のかも知れない。

このことを含めても、議員の(ましてやトップの総理の)責任は免れない・・・と通常の人間なら考える。

退職した秘書に対して、法的対応は行わない・・・やっぱりね!

 


会見では疑念を持たれていることに、「事務所における資金の透明性の確保につき、私自身が徹底する」・・・ということ自体が間違っている。

第三者が調査しなければ国民(私)は納得しない。

 

 

今回の記者会見は、記者クラブのメンバー16人に限ったそうです。

安倍前首相の会見に人数制限 「ケツの穴の小さいお方だ」ネットでは怒りの声


当然、安部首相側に非難が集中します。それは、正しい。


しかし、そんな会見にホイホイ参加する報道側の感覚が信じられない。

自社の紙面(放送)が充実することしか考えていないのではないか。


マスコミは、なぜ16人でOKしたのか?

こんな会見は、記者側がボイコットすればいい。

コロナ対策なら、大きな公会堂や体育館でやれと言いたい。。
ホテルニューオータニ東京にも広い部屋はあるのではないか。800人も入ったのだから。

(京都新聞の記者さんは、この会見の形式に疑問を投げかけていたが・・・)


安部氏の質問に対する回答の矛盾を突くことが出来ていなかった。

疑問が残った時、「・・・について疑問が残った・・・」という記事で満足している記者の集まり。


会見を行ったという事実を作るための「茶番劇」を見ているようだった。

 

 

マスコミの質問は「真実を明るみにする」鋭さがない甘いものでした(一人1問の縛りからか?)。茶番のキャストでしたね。

 

 

嘘つきだった総理も腹が立つが、こんな会見で納得しているマスコミにも無性に腹が立つ。


日本の政治が腐っているとしたら、その一端はマスコミが支えている気がしてならない。

 


議院運営委員会はマスコミを入れないのが原則(Wikipedia)・・・。

議院運営委員会の審議は通常、テレビ・ラジオ・インターネット等による国会中継の対象外であるが、2017年(平成29年)6月1日に行われた退位特例法案を審議するための衆議院議院運営委員会は、特例として衆議院インターネット中継で公開されている。

 


今日はどうなるのだろうか?

 

 

 


35人学級

2020年12月24日 05時34分46秒 | ニュースより

 

こんなニュースを目にしました。


公立小学校、全学年35人学級へ 40年ぶり見直し 17日合意へ


特に初等教育での少人数化は、現場の諸問題の解決に大きく貢献すると期待できます。

しかし、今回の見直しでは、不足する職員をすでに現場にいる加配職員を充てるのだとか。

つまり、すでに行っている加配によるTT(ティームティーチング:複数教員により1授業を運営する)を後退させることで凌ぐ訳です。

これは、今回の改正だけではなく、TT維持のための二の矢三の矢が必要だと言うことです。

アベノミクスの時のような矢ではいけません。確実に実行する矢です。

 


そして、一番の問題は『人材不足』です。今の医療現場と同じです。


数年前まで現場(公立中学校)に居た自分の感想ですが、新任で来る若者は実力があります。が、以前より内向きの人が多い気もします。

パブリックとプライベートの棲み分けがしっかりしてきたため、なかなか本音を語れず、職場に馴染むのに時間かかっているのかも知れません。


更に思うのは、教員になるための「教育実習生」の質が変わったこと。
昔の「でもしか先生」ではないが、とりあえずの資格取得や想い出づくりは論外としても、教育への『熱』を感じられない人が多い。

教員の必須条件である声が小さいのには驚きました。

 


教員に一番必要なことは『子どもが好きなこと』です。(好きをはき違えないように!)


今の学生を見ていると、「子どもが好き」よりも「子どもと勉強することか好き」、さらには「学校(という器)が好き」な人が多い気がします。

中には、自分はいじめられていたから、いじめられている子の力になりたい・・・という相談員感覚の人もいるようです。

 

 


動機はさておき、「いじめ問題」など「学級経営」や「保護者対応」などにおいて、「子どもが好き」なことは絶対必要なことです。


そして、「社会人としての基礎」が大切です。

 


学校は、新卒であっても担任を持たされ、ひとりで40人の生徒とその保護者の矢面に立たされます。
                                          
新任教師が社会人になるための訓練は何処でするのか・・・。少なくても教室の授業では相手が児童生徒であるためむずかしい。

公的研修は「ことなかれ研修」で「教職員事故」を防ぐには役だっても、授業のイロハさえ手探りの彼らに、社会人としての基礎まで及ぶかは不明です。


新任の最初の数年間は、「生徒や児童に借金して授業を磨く時」なのです。

そんな時、人間として社会人として未熟すぎては、現場の諸問題に打ちのめされ、悲惨な結果になら無いとも限りません。

 


とはいえ、若手の教員にも【私の若い頃よりしっかりしている】人は多数居ます。

その人達に共通していることは、個人のポテンシャルの高さと同時に、学ぼうとする力(自己学習力)と取捨選択能力が高いことのようです。


自分のキャリアをバリアにすることなく、職員室を見回しどんな教師になるべきか(どの教師に師事するか)の判断・・・。これが、後の40年間を決めていく気がします。

 

 

教員になることを夢見て、大学で教育課程を履修する学生は多いと思います。

そんな志が高く優秀な学生の確保が、教育現場では急務でしょう。


優秀な人材が現場にたどり着けない理由は何か?

①3Kとは言わないまでも、きつそうなイメージによる諦め。
②採用試験に合格しても、内定が出ている民間に逃げてしまう。
(採用名簿への登載は民間企業の時期に近いが、赴任学校が決まるのは現職の異動退職が終わってからの年明けにずれ込むため遅くなる。)

 


いじめ問題や教職員事故など、ネガティブなニュースが多い今日の教育界です。

ネガティブイメージの払拭が必要です。

 


この際、私たち世代が「青春学園シリーズのドラマ」に憧れたように、社会問題ではなく青春の輝きをテーマにしたドラマの出現を期待するしかない!・・・か。
(因みに私は竜雷太さんです)

 

教員はやり甲斐のある職業です。

 

教育現場は、若い力を必要としています。