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退職オヤジのひとりごと

退職オヤジが直面する新しい日々…感動か困惑か?
カオスの日々を綴ります

日日平安

2024年10月23日 06時55分19秒 | 本を読みました

山本周五郎氏の『 日日平安 』という短篇を読み返しました。


不覚にも風邪を引いて床に伏せっていたので、気楽に読めるものとして選びました。

 

今年の1月に読んだ本ですが、読み返してみると1月には気がつかなかった景色が見えます。


良書(自分にとって)は何度も読み返すことが良いのだと実感しました。

 

無性に『椿三十郎』を観たくなりました。(勿論、織田裕二ではなく三船敏郎のです)


悪のススメ

2024年10月18日 15時16分31秒 | 本を読みました

宮崎正弘氏の『 悪のススメ 』という本を読みました。


ネットの記事で紹介されていたので、本屋さんで取り寄せました。


内容は

プロローグ 中国ほど悪質な国はない
 第一章    アメリカはなぜこれほど落ちぶれたのか
 第二章    中国もロシアもワルだが、米国も相当な悪党である
 第三章    欧米は第三次世界大戦をやらかすのか? 疲れを待つのが中国
 第四章    日本人の大きな大きな勘違い。
             世界を動かすのは「仁」でも「信」でも「徳」でもなく軍事力と情報力だ
 第五章    米国を筆頭に西側諸国の中国への壮大な誤解と過大評価
 第六章    世界中で怪しくて妖しい出来事
 第七章    野心家(習近平とプーチン)が狙う次の覇権
エピローグ 米国で現代版の南北戦争がホントに始まった 

というものです。    


文章は過激な表現もあるのですが、考えさせられる部分が多くありました。


常日頃から、自分と異なる考え方に接する勇気を失わないようにと思っています。

歳とともに、脳細胞が硬直化していくことが怖いからです。


ミステリという勿れ

2024年10月16日 05時59分46秒 | 本を読みました

田村由美氏の『 ミステリという勿れ 』1巻~14巻を読み終わりました。


内容は

Episode1 容疑者は一人だけ
Episode2 バスジャック事件  & 横浜連続殺人事件
Episode3  つかの間のトレイン
Episode4 狩集家遺産相続問題
Episode5 雨は俎上に降る
Episode6 ばちあたりの夜話
Episode7 暖かいのか温かいのか
Episode8 天使の連続放火事件
Episode9 デートならぬ遠出
Episode10 アイビーハウスの謎解きミステリー
Episode11 星降る舌八丁
Episode12 耳寄りな話し  & enclosure
Episode13 双子を見分ける
Episode14 鍵山事件を終わらせる & 気がつけば潮目
Episode15 失われた時を重ねて
Episode16 果報の塩梅
Episode17 富山殺人事件
Episode18 缶詰の白黒
【幕の内】 なんでもない一日
Episode19 見学はほどほどに

というものです。


14巻一気読みしたのですが、「大人買い」はせず本屋さんに通い続けました。

TVドラマにはないエピソードもあり、楽しく読み終わりました。


先日、嫁いだ娘が読みに来ると行ってました。

全14巻、娘の家に行ってしまいそうです。


選挙と裏金

2024年10月15日 07時44分45秒 | 本を読みました

中国新聞「決別 金権政治」取材班の『 ばらまき 選挙と裏金 』という本を読みました。

2012年12月刊行された『ばらまき 河井夫妻大規模買収事件全記録』に、中国新聞の連載記事をもとに加筆されたものです。


報道機関の中で頑張り続けている「地方紙」を知ろうと思い手に取ってみました。

 

内容は

はじめに 「まだ事件は終わっていない」
  第1部    事件
第1章  異例ずくめの選挙
第2章  河井夫妻
第3章  「文春砲」と反転へのスクープ
第4章  総力取材
第5章  告白・辞職ドミノ
第6章  被買収者
第7章  自民党の根深い金権体質
  第2部    法廷
第8章  百日裁判
第9章  案里公判
第10章 克行公判
  第3部    真相解明へ
第11章 政権の責任
第12章 克行公判、判決へ
第13章 被買収者の責任
第14章 「被買収」裁判
第15章 反転のスクープ再び
第16章 克行が仮釈放
第17章 病巣
第18章 国会の自浄能力
おわりに 「問われるのは私たち」

というものです。


色々考えさせられる部分があったのですが、幾つか例を挙げると・・・

政治資金規正法と公選法の一本化
・・・政治家個人への寄付は資金管理団体に限定されているが、党支部間の資金提供として処理すれば政治資金規正法上合法となる。

この問題にのみならず、森友学園や加計学園、桜を見る会の各問題など、安倍は自身を取り巻く数多くの<疑惑>に真正面から答えてこなかった。

金銭授受問題で批判を浴びていた自民党幹事長、甘利明の小選挙区での落選、・・・重複立候補していた比例代表の枠で復活当選・・・

等々。

 

事件や裁判の内容に対して、実名での記述がリアルで、国会議員と地元地方議員との金銭による結びつきの深さに驚かされました。

 

 

 

衆議院選挙が公示されます。

衆院選きょう公示、12日間の選挙戦 政治改革や物価高対策など争点

 

今回の投票前に、絶対に読むべき本だと感じました。


日航・松尾ファイル

2024年09月16日 06時19分51秒 | 本を読みました

木村良一氏の『 日航・松尾ファイル 』という本を読みました。


今年読み続けている「日航ジャンボ機墜落事故」関係の本です。


内容は

序章
第1章 機影がレーダーから消えた
第2章 隔壁が破れ、垂直尾翼が吹き飛ぶ
第3章 ボーイング社の修理ミスが隔壁を破壊した
第4章 なぜ日航はボーイング社を訴えなかったのか
第5章 事故調は申し入れをことごとく無視した
第6章 警察の執拗な取り調べに立ち向かう
あとがき

です。

事故発生当時、日航取締役で事故調査の最高責任者だった松尾芳郎氏が残していた記録をベースに墜落事故を検証した本です。
松尾氏の受けた取り調べなど、氏の考えをもとに細かく調査されたジャーナリスト目線の本でした。

運輸省航空事故調査委員会が出した結論が不完全なものと捉えつつも、航空事故調査報告書に記されている事故原因<圧力隔壁の破損>が真実であるとし、松尾氏と日航の受けた非難が間違っていたと云うことが説明されていました。

何冊か読んだ青山透子氏の視点とは違ったものでしたが、共通していたことは、当時の中曽根首相が、事故原因の特定に消極的であったと云うことでした。


いずれ、東京モノレール新整備場駅前の「日本航空安全啓発センター」を訪れてみたいと思いました。