ヨガセラピ- by ナターシャ

ヨガによって身体感覚を取り戻し元気になることを具体的に紹介していきます。

食べ物本来の味

2009年02月23日 | 食の事
昨日は知人4人であれこれ食に関する事をお茶を飲みながら話しました。
その中で食材そのものの微妙な味の解らない人が多いよねという話題が出ました。
ほっけに照りを出す為に油をぬったものに慣れている人にそういった細工をしていない自然に干したものを食べさせたら美味しくないと言ったそうです。
いかにも油がのっているように見えるものの方が美味しく感じてしまうのでしょうね。
ほっけ本来の味がどんなものか分かっていればぬった油にだまされる事は無いはずなのですが。

やはり濃い味や化学調味料の人工的な味に慣れてしまうと舌は本来の味を感じる事が出来なくなってしまうようです。

学校給食も食べ残しを少なくする為には味を濃くしなければならないという話を聞いた事があります。
食育の為にも本当は薄味にして食べ物の味をきちんと覚えさせる必要があると思います。
昆布や鰹節でとった出汁の味も化学調味料の味に慣れている人には美味しさが分からないようです。

先日仕事帰りにJRの車両の中で隣に座った若者がハンバーガーを食べ始めました。
それは別にいいのですがハンバーガーを食べたあとにポテトを一気食い、そしてジュースを一気飲みという感じで食べていました。
友達からポテトばっかり良くそんなに続けて食べられるねと言われていました。
食べ物は単にお腹を満腹にするだけの物なんでしょうか?
お味噌汁、ご飯、おかずを順番に食べるといった事さえ出来ない子供や若者がいるそうです。
コース料理のように1品づつ順番に食べるというのは和食には馴染まないと思うのですが。


また、グルメ番組でお料理を食べた時のコメントで柔らか~い!甘~い!とろける~!というのを良く聞きます。
確かにそういった味は多くの人が美味しいと感じるのかもしれません。
たまには、ほろ苦くてはまりますねとか歯ごたえがあってたまりませんとかあってもいいのに。。。
顎の細い若者が増えたのも食べ物と無関係では無いと思います。
ハンバーガー、、グラタン、プリン、スナック菓子。。。柔らかい食べ物が増えました。
噛み応えのある物を味の変化を楽しみながら食べる事は脳の発達にも影響があるようです。

昨日はいろいろ話していてやはり風土にあった食事をきちんと摂った方がいいんだよねというところに落ちつきました。
野菜はもちろん体にいいものだけど化学肥料や農薬漬けの野菜にはパワーが無いから、お魚や海草類も摂った方がいいんだよねといった風に。
島国の日本には昔からそういった食習慣が有りますし。
それと日本の食習慣の代表は発酵食品ですね。
お味噌、醤油、納豆、漬物は欠かせない物です。

食育の大切さをもっと社会全体で考える必要がありそうです。






人気ブログランキングへ ※1クリックご協力お願いします! 



にほんブログ村 健康ブログ ヨガ・ピラティスへにほんブログ村
こちらも、参加しています





食の未来の先駆者たち―食文化再生、食育、そしてスローフード
金丸 弘美
コープ出版

このアイテムの詳細を見る
コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 1ヶ月ブランクが空いたら | トップ | イギリスは国をあげてうつ病対策 »
最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
食べ物 (コンサどん)
2009-02-25 23:33:06
むずかしい問題ですよね。
安い食材をごまかして売る販売側。
見た目がよくないと買わない消費者側。
両方とも意識が変わらないといけませんよねぇ。

化学調味料も、安く仕上がり日持ちがするので使うのが当たり前になりどうやったら化学調味料を記載しなくて済むかということに気を配ってる気がします。
ただし化学調味料が発明されたおかげで女性、特に主婦の社会進出に大きく貢献したことは間違いないんですよね。
功罪ありますが、見た目のごまかしで使うのはやめてもらいたいものです。

ばっかり食いも口中調味の出来ない外国人のような子供が増えている事は問題だと思います。
回転寿司でイクラの軍艦を海苔→イクラ→ご飯の順で食べている子供を見たとき複雑な気持ちになりました。
親は好き嫌いしなければ摂る栄養は同じだからとあまり怒らないそうです。
ただしこれではこの味にしょうゆを足したらとか別の調理法でとかいう食に対する想像力が欠如してしまいます。
日本人だけが持つ素晴らしい能力を無視するのはどうですかねぇ。
しかし、このばっかり食いを助長しているのが近年の薄味嗜好だそうです。
健康にいいからと薄味の食品を各社が出すためにそれだけを食べても嫌にならないからだそうです。
前はしょっぱい鮭が主流でしたが今は甘鮭が主流になってしまい鮭だけ食べても平気なんだそうで。
昔の食卓には必ずしょっぱーい物やあまーい煮物なんかがあったりしたものですが、今ではすべてが薄味になってしまい薄味でなければ売れないようになってしまいました。
栄養だけを摂れればサプリメントでもいいとか、カロリーを減らせば動かなくても健康的に痩せられるとかいう大間違いな考え。
これは日本のねじまがった健康信仰、栄養信仰のあらわれだと思います。

健康になりたければ食事をバランスよく食べ、ナターシャさんのように体を動かすことがいちばんですよね。

あぁまた長々と書いてしまった・・・
ゴメンナサイ・・・
返信する
Unknown (ナターシャ)
2009-02-26 18:59:50
コンサどんさん、こんばんは

読み応えありました~。
確かに昔よりおかずのみで食べても美味しく食べられるのかもしれません。
それでも親が食べ方をちゃんと教えればそうはならないと思います。
お寿司にしてもそんな食べ方は行儀が悪いと昔なら怒られましたよ!
家の旦那はお父さんがちゃぶ台ひっくり返すのを子供の頃みたそうですよ。
巨人の星の世界ですよね
今はやっぱり豊で親が甘いのかな~
でもそれって本当の豊さではない気がします。

正座して肘を付かず、おしゃべり、テレビは駄目、箸の使い方をうるさく注意され食事に集中する。。。楽しい食事風景ではないですね。
会話くらいはあった方がいいですね^^)
返信する
考えさせられます (さくら)
2009-02-28 07:47:00
最近友達の家に泊まった時のこと 食事をする時子供2人は自分のお皿に口を持っていく「犬食い」
夕食もご馳走になったけどメイン料理だけ(カレーライス)とスーパーの惣菜サラダ…
(酒の肴が…違うか!!)

仲の良い友達だけになんだか悲しくなったのと かなりストレスためて帰ってきました 今度はホテルに泊まろうと思いました

食育…小さな頃からの毎日の食生活と その先生は「親」かなと思います

改めて 家の冷蔵庫に
母の煮物が
あたりまえのように
あることに
感謝
返信する
Unknown (ナターシャ)
2009-02-28 18:08:43
さくらさん

やっぱり食べ物が豊富にあってありがたみを感じていないのかも知れません。
食べ物は自分が生きるために他の動植物を食べるという行為ですよね。
その事がどういったことなのか考える機会が無さ過ぎるのかも知れません。
正座して感謝しながら食べて当然と思います。
出来あがったものを主に食べていると素材がどんなものなのかさえ分からず食べているのですよね。
スーパーで働いているのにレジの人で野菜や魚の見分けが出来ないという情けない事実もあるようですよ。
やっぱり親の責任ですよね!
返信する
ですよね (さくら)
2009-03-01 21:34:04
感謝の気持ちで「いただきます」ですね
「いただかせていただきます」

友達の子供に話してみます。話の好きな子なので、聞いてくれると思いますし。
友達の子育て
お手伝い出来れば…

なんか違う!と距離を置くのではなく、自分から近づいてみます (^^)
返信する
Unknown (ナターシャ)
2009-03-02 14:32:31
さくらさん

そうですね、昔は自分の子と同じようにしかるおじさん、おばさんがいたんですよね。
今は先生がしかると親からのクレームがあったりしてしかれないようです。
友達の子供って難しいですね。
でも言い方で素直に聞いてくれるかも知れないですね。
返信する

コメントを投稿

食の事」カテゴリの最新記事