チビのおしゃべり日記

お星さまになったチビへ
どんぐり母ちゃんが語りかけます。
ねえ、チビ・・・聞こえる?

ふるさとの森と海は命の源

2016年06月04日 | 日記
みなさん、こんにちは。どんぐりチビです。
今まで、ご心配を頂きましてありがとうございます。
おかげさまで、こんなに元気になりました。
これからまたブログに復活したいと思いますのでよろしくお願いいたします。

今日は、どんぐり母ちゃんの人生の出発点とも言える遠い昔を記事にしました。
最後までお読み頂ければ嬉しいです。



     ***********************
どんぐり母ちゃんは、戦後間もない頃、
山と海に囲まれた自然豊かな土地に生まれました。

貧しい暮らしの中でも、春は山菜や木の実、秋には香り豊かなキノコ類・・・。
凍てつく冬も太陽の恵みが、干し大根や干しイモ、干し柿を
甘く香り豊かな保存食にしてくれました。

そして、目の前には太平洋を一望できる大パノラマ。
水平線を赤く染めて立ち昇る太陽はいつも希望に満ち溢れていました。

    *************************
         【時は、高度成長期】
田舎の若者たちは、金の卵ともてはやされ集団就職で都会へと出て行きました。

どんぐり母ちゃんも、その中の一人です。

都会へ出て行く母ちゃんに、母親はこう言ったそうです。

『ええが、どんぐり!よぐきげッ!
石の上にも五年だぞッ! なにさあっても五年は辛抱しろッ!!』

他の親たちが、石の上にも三年!と言ってるのに、
どんぐり母ちゃんの母親だけは五年を連発していたと言います。

後になって理由を聞いたところ、五年辛抱すれば、又五年は頑張れる。
真面目に頑張れば、誰か良い人に見染めてもらえる・・・女は嫁っ子さ行かねばな。

そう簡単に、犬やネコの子を貰うのと訳が違います。

いくら本人が『私は煮干しが大好きです!!汁かけ飯は大好物です!!』と、
売り込もうとしても、そう簡単に嫁に貰ってくれる人なんて都会にはいません。

それでも、コッペパンのような顏の母ちゃんは、
母親の言いつけをシッカリ胸に刻んだと言います。

そして満面の笑みを浮かべ誓ったそうです。

おら東京さいくだッ!ベコは飼わねえげど、婿さん見っけで嫁に行くだッ!!

     *************************
あゝ上野駅は、田舎から都会へ出てきた若者たちへの応援歌になりました。




      *********************
どんぐり母ちゃんも、この歳になり、しみじみ思うそうです。

これまで健康で暮らせたのは、自分の体は故郷の森と海が源になっているから・・・。

平凡な暮らしが一番幸せと思えるのは、守る家族がそばに居るから・・・。
人は守る家族がいれば強く生きられと言います。

金の延べ棒や、金の卵、銀の鈴にはなれなかったけど、

自分を貰ってくれた父ちゃんの為に、毎朝美味しいご飯を炊く
銅釜にはなれた気がすると言ってます。

銅釜のご飯は最高に美味しいそうです。

そして、銅は磨けばぴかぴかに光ります。

    **********************
母ちゃんには、大きな声で言えないけど・・・
自分のお顏も、もう少し磨いてほしいと思いました。
コッペパンのようなお顏から、だんだん黒パンのお顏になってきました。




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20 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ちびちゃん・・・ (ごんまま)
2016-06-04 11:45:25
ちびちゃん、元気になって良かったです。これからも登場楽しみにしてるね。U+1F604U+270C

どんぐりさんは都会で頑張ってきたんですね。石の上にも5ね・・・5年!!!U+1F604

そして、自分の育った所は、いつまでも同じ景色、その頃のまま
心に残っていますよね。

ついしん、カラスくん、巣に姿なかったのに、今朝、いたの、前と違う子かな?
静かに観察しま~すU+1F64B
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こんにちは (きらり)
2016-06-04 14:19:20
チビちゃん、元気になって良かったですね。
ふっくら白いチビちゃんのお写真を見て安心しました(^^)

どんぐりさんの故郷は海の近くの自然豊かな所なんですね。
私は海辺の街で生まれて小学生の頃、海なし県に引っ越しました。
それでも、きらきらと陽光に輝く海面のきらめきは今でも記憶に残っています。
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こんにちは、どんぐりさん。 (田舎親爺)
2016-06-04 17:08:20
チビちゃん、元気になって良かった。
チビちゃん、どんぐりママの話、いい話だね。


田舎親爺も遠い昔が蘇ってきました。
戦後間もない生まれ、いなか暮らし、今から思えば貧しい暮らしでも、もの心ついた頃の祖父母の家での思い出は楽しい事ばかり、親の苦労も知らないで育ったのかもしれません。

そうですね。高度成長期、どのように走ってきたのでしょうね。田舎暮らしから京都に出て、見るもの、聞くもの初めての事ばかり、若かったので貪欲に吸収していったのでしょうね。京都百万遍のあたりで食べたチャーハンの美味しかったこと、忘れられません。

仕事が一番、脇目も振らず、人世のほとんど、仕事人間だった気がします。田舎親爺、どこで、どのように変わっていったのでしょうね。不器用な男が・・・

でも反面、定年を迎えてみると、仕事以外には何もできない不器用な男になっていました(笑)

これではいけない!!!またまた、田舎親爺の挑戦が始まりましたが、あれも、これもでちょっと疲れぎみ、これからは欲をせずゆっくりとやりたいと思いますが・・・

そうですね。家族に感謝しながらですね。

チビちゃんの話聞けて良かった、これからも元気でよろしく。




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早速読ませていただきました (chibitan)
2016-06-04 19:25:50
恐らく年齢的にはさほど違わないですね。

戦後間もなく、そうなんです。

確かに金の卵とよく言われてましたね(世間では)。
私はどちらかというと親の云う事は余り聞きませんでしたが、今となってはさすが年の功などと振り返る事があります。

あと何十年(いや何年かも?)かの人生だけど、出来れば自分の自由を保っていきたいですね。
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ごんままさんへ (どんぐり)
2016-06-05 07:26:12
ごんままさん、おはようございます♪
いつも温かいコメントを頂きましてありがとうございます。

ご心配をおかけしましたが、チビもようやく元気になりました (*^-^*)
また、以前のようにケンタとめいも登場させる予定です。

今回は、上京した時の思い出を振り返り、
当時の状況を少しだけ書かせて頂きました。
色々な事が有りましたが、また折に触れ
書いていきたいと思います。

カラスくんが、巣に戻ったようですが、
皆、色も姿形も同じなので分かりませんね(笑)
気長に見守って下さい(*^-^*)

お礼のコメント遅くなりごめんなさい。
ありがとうございました。

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きらりさんへ (どんぐり)
2016-06-05 07:53:16
きらりさん、おはよございます♪
いつも温かいコメントを頂きましてありがとうございます。

ご心配をおかけしましたが、チビもようやく元気になりました。
また、以前のようにケンタとめいも登場させたいと思います(*^-^*)

きらりさんも海の近くでお育ちになったのですね。
潮風の匂いや海のきらめきは、いつまでも記憶の中に生き続けますね。

今回は、昔を振り返り記事にしましたが、
色々な失敗談も数多く有ります。
また折に触れ、書いていきたいと思います(*^-^*)

お礼のコメント遅くなりましてすみません。
ありがとうございました。
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Unknown (グライセン)
2016-06-05 07:54:19
チビちゃん元気になったのね・・・
すぐに来れなくてごめんね。
良かった、良かった、とっても嬉しい!
どんぐり母ちゃんの事も上手にお話しできましたね。
素敵なお話でした。聞かせてくれてありがとう!
チビちゃんまだまだ無理しちゃダメよ。
ちょっとずつ・・・
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田舎親爺さんへ (どんぐり)
2016-06-05 08:43:45
田舎親爺さん、MKママさん、おはようございます♪
いつも温かいコメントを頂きましてありがとうございます。

おかげさまで、チビもこんなに元気になりました(*^-^*)
ケンタとめいのクマっ子兄妹も、出番を待ってると思います。
相変わらずの緩い更新になりますが、少しづつ頑張ります(*^-^*)

わたくしは、田舎親爺さんの記事を拝見する度、
一つ一つの文章の中に、優しさと温かいお心配りを
感じておりました。
お仕事一筋に頑張って来られた中で、人とのお付き合い、
また、長年、人の上に立つ身としてのお気遣いが、
お仕事を離れた今でも染みついてるからと思います。
今まで、お忙しく活躍されてきたのです。
これからは、ご家族様と同じ時間を楽しまれる事が、
頑張って来られた、ご自分へのご褒美と思います。
是非、今まで通り、楽しい記事をどんどん発信して下さい。
わたくも、拝見するのを楽しみにしております。

お礼のコメント遅くなりましてすみません。
ありがとうございました。
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chibitanさんへ (どんぐり)
2016-06-05 10:15:42
chibitanさん、おはようございます♪
いつも温かいコメントを頂きましてありがとうございます。

chibitanさんは、まだまだお若いと思っておりましたので、
正直、びっくりぽんです(*^-^*)
chibitanさんのお写真を拝見してると、
被写体の美しさにいつも感動させられます。
自然の動植物は勿論ですが、何と言っても、
幻想的な月や、夕陽を捉えた画像は逸品です!!

>残りの人生は自由を保っていきたい・・・

わたくしも同じような気持ちです。
素の自分でいられる事に幸せを感じます。

お礼のコメント遅くなりましてすみません。
ありがとうございました。


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グライセンさんへ (どんぐり)
2016-06-05 14:46:48
グライセンさん、こんにちは~♪
お忙し中を、コメント頂きましてありがとうございます。

はい、おかげさまで、チビもやっと復活する事が出来ました。
ケンタとめいも出番を待ってると思います(*^-^*)
今回は遠い昔の一場面を記事にしました。
グライセンさんとは、年齢も一回り程違います(笑)
無理せずゆっくり進みます。

お礼のコメント遅くなりましてすみません。
ありがとうございました。
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