プラス思考で前向きに・・・。

僅かに残る後頭部の髪も、最後まで頑張って生えていましたが、
５日目にもなると『もう限界です』と言わんばかりにハラリと抜け落ちました。

すっかり無防備になった地肌を触ってみると、
以外にもしっとりと柔らかな感じがします。

果たして髪が伸び始めるのはいつになるのか、毛根がダメージをうけてるなら
生え揃うまで何年かかるか分かりません。
それまでは帽子を被ってしのぐ事にしました。

春らしいお洒落な帽子を被って出かけてみよう。

ゆっくりゆっくりと・・・家の近辺なら大丈夫。見える範囲だけを見て歩く。

美しい新緑や野鳥の姿を見る事は出来ないけれど、
五感を働かせ風の音や木々の匂い、そして小鳥のさえずりは楽しめます。

耳を大きくダンボにして・・・。

足元にも楽しい世界が広がってるかも知れません。
道端の小さな草花を愛でながら・・・その光景を想像するだけで心がウキウキします。

多くが見えなくても大丈夫！　見える範囲で楽しく生きる！
プラス思考で前向きに歩いていきます。　

チビちゃん、お出掛け用のケージに入って母ちゃんと一緒にお散歩しようね。

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次回は、これまでの入院生活を少しづづ書いていきたいと思います。

どんぐり母ちゃんの髪は、あまりにも潔く・・・。

髪は女の命と言うけれど・・・。

『どんぐりさん、今回の手術ではかなり被爆してますので
結構、髪が抜けると思います。
個人差はありますが術後、一ヶ月ぐらいから抜けると思います。
でも・・・また生えてきますのであまり心配しないで下さいね』
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放射線治療の被爆により、髪が抜けるという事は医師から聞かされ
承知はしておりました。

元々、短い髪でしたので抜けたとして
さほど気にするほどでもないと思っておりました。

髪は自然に少しづつ抜けてくるものだと・・・。
　
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ところが、ある日、何の前触れもなくその瞬間がやってきました。
潔いとはこのような事でしょうか。

朝、起きがけに髪をとかそうと櫛を入れた瞬間、後頭部に少しピリピリした軽い痛みを感じました。
えッ？？・・・慌てて櫛を見るとそこにはびっしりと髪の毛が絡みついてました。
『まさか・・・・・こんなに・・・』
それは今まで経験したことが無いような異様な抜け方でした。
慌てて枕カバーを見るとそこには無数の髪の毛が抜け落ちてました。

それからが大変です。髪はまるで毛根から切り離されたように
バッサバッサと抜け落ちてきました。

もう手でかき集めたのでは間に合いません。ゴミ箱に頭を突っ込んだまま
手で髪をすくいとりました。
見る見る間にゴミ箱の中は髪の毛で覆われていきました。

この時、初めて抗がん剤治療を受けてる人達のお気持ちが良く分かりました。
そして、この状態が５日間続き、後頭部の髪はほとんど抜け落ちてしまいました。

今、どんぐり家では、この一ヶ月半で父ちゃんはすっかり白髪頭になり、
愛娘チビは、昼間のお留守番の寂しさで顎の下が円形脱毛症になり、
どんぐり母ちゃんの頭は、風邪を引きそうなくらい髪の毛が抜け落ちてしまいました。
シャンプーは楽になり、乾かす手間も省けました。
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この続きは後日投稿させて頂きます。

拙い内容ですが、これまでの入院生活をどんぐりらしく
ユーモアを交え少しづつお届けできたらと思っております。

申し訳ありませんが、もうしばらくコメント欄は閉じさせて頂きます。

半径5メートルの世界に焦点を合わせ・・・。

皆さま、おはようございます。
長くご無沙汰をしておりましたが、お陰様で無事退院することが出来ました。
今まで応援して下さいました皆様、お一人おひとりに心より深く感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。

予想していた通り、視力の完治は難しく、眼球の麻痺による目まいや、
焦点が合わず物がダブって見えたり、斜めに傾いて見える為、
独りでの外出はまだまだ出来ません。
でも、半径５メートルの範囲内は、焦点が合いハッキリ見る事が出来ます。
今は見える範囲だけに焦点を合わせ慣らしていきたいと思います。

そして、今、何よりも嬉しいのは、また皆さまの元へ戻ってくることが出来た事です。
これ以上、幸せな事は有りません。本当に嬉しいです。

まだまだ安静を強いられており、長時間ＰＣへ向かうことが出来きませんが、
体調が回復しましたら、皆様のブログに必ずコメントさせて頂きます。
それまではしばらくは読み逃げの形になってしまいますが
宜しくお願い致します。

今日は、皆さまに退院のご報告をさせて頂きました。