シーカヤック釣り 海をてくてく

カヤックフィッシングとハイキング
足漕ぎカヌー(スワンじゃないよ)と自分の足で、陸上、海上、遊びあるき

9月24日 宇治をてくてく

2007年09月24日 | 散策
 4時に目覚ましをセットし、自分で止めて2度寝。止めた記憶がないので、嫁さんを追及すると、一部始終を目撃したとのこと。ほんとかウソか知りようがないが、少し気乗りしない出撃は、良くこれをやってしまう。
 和歌山の近場は撃沈したばかりだし、少し遠くはサメ君の目が怖い。23日遅くまで、和歌山の情報を漁るが、遊漁船の釣果更新が殆どない。日本海は天候回復不十分。3連休最後の渋滞も心配。気乗りしない時は、行かなくて良い情報を探しているんですね。

 子供が起きたのが9時。3連休最後の条件付き、日帰りの近場で遊べるところを検索。いろいろ意見が割れたが、みんなの知らない宇治~天ヶ瀬を散策することに決定。

 昼ゴロ現地。まずは10割蕎麦を食う。おいしいが量が少なめ。蕎麦湯で汁を薄めて何倍も御代わりしてしまった。定番の抹茶ソフトを食って散策開始。別にとりたてて騒ぐ対象なし。アヒルや水辺の景色を子供がデジカメに撮って歩く。こういうときは良いおもちゃになる。
 平等院鳳凰堂を見る。子供の時からお世話になっている10円玉の図柄。息子に説明されるまでわかりませんでした。日本史の記憶をごっそり落としたというより、右から左に素通りして滞在もしなかったというのが正直なところ。娘はいっさい興味がもてず、時間の無駄といいたげ。こっちの遺伝子は確実に自分寄り。

 発電所の放流と宇治川の合流点で、白鷺のハンティングを観察。垂直な石壁の角で、流勢に押されてフラッと小魚が浮く瞬間を見逃さず、サッとキャッチする。
この「見逃さない」という言葉。今、釣れてるエリア、釣れそうなピンポイント、釣れる時間帯、食う瞬間、合わせる瞬間・・。最近、ハズシテイル言葉・・。
 結局、歴史的な建造物より、白鷺の観察にみんなはまっている。

 そのうち雨。だらだらと止みそうにない。娘が友達にお土産を買うというので物色するが、小さい子供にウケルものがいっさいない。こじゃれて高そうなものを、生活費以外にお金を使えると顔に書いてある成功したお年寄り、子供を連れない夫婦、お金持ちのマダムグループ、初デートでお互い気を使っているのがまる見えのカップルが見て回る。他に小学生の子供を連れている所帯じみた家族を殆ど見かけない。

 甘い物屋さんが、異様なほどびっしり並んでいる。確かに甘い物は特別な材料がどうこうとノタマって、宇治茶とセットメニューにすれば、お金持ちが時間を潰してがっぽり儲かるんだろうけど、旨い話を聞いてみんな一色に染まりましたって感じ。その内、元祖ナニナニという看板が出るんだろう。

 雨の中でも湿度が低く、とても涼しい。2日前の和歌山とは大違い。汗をいっさいかかないまま、結局4時までブラブラ遊んで帰りました。
 個人的な評価は、子供連れを意識しない観光地。でも3連休の割に人が少ない。早起きが苦手で、雑踏にしり込みする家族にはお勧めかもしれない。