シーカヤック釣り 海をてくてく

カヤックフィッシングとハイキング
足漕ぎカヌー(スワンじゃないよ)と自分の足で、陸上、海上、遊びあるき

6月23日 海をてくてく

2007年06月24日 | 釣り
6月23日 海をてくてく
 
 前夜、無意識のうちに、晩飯で缶ビールを開けてしまい、結局朝出発。車に乗れないと成立しない遊びなので、車の免許が何より大事。近畿道に乗った後で、洗って干しておいたカヤックのシートを積み忘れたことに気づいてUターン。足漕ぎはシートで反動を受けるので腰のホールドがないとまともに漕げない。ものが増えた分、車載チェックシートか何か作って車に貼る必要あり。30分ロス。現地は土曜日の通勤ラッシュ。出航9時。

 カヤックを降ろす際、先端がすべってずり落とした。実は帰りも車載と車庫入れで2回もやってしまった。そのうちラダーを壊してしまいそう。車もカヤックもギズが増えた。先端の滑り止めと車載バーの滑り止めを確実にする必要あり。出航たった3分で、魚探が異常。ケースの中で電池が動いて接触不良。スポンジかなにかの固定が必要。自分を責めるしかないけど、もうぐだぐだ。あせると裏目に出る。開き直り。ぐだぐだついでに魚探を直さず行く。

 魚探がないため、足休めついでにジギング。何か落とさないと下が見えない。あきらめが悪く疲れる。磯から続く地形を想像し、海全体を見る。でも、つい癖で魚探画面に目が行き、相当頼っている自分に気づく。
 子供に背中を丸めてハンディゲームばかりするな。外で遊びなさいって、言っている自分が、大自然の中で、小さいモノクロ画面が写らないと元気がない。あかんわと背中を伸ばす。
 スカーンッという感じの梅雨の合間の空を堪能。
 太陽の下で、思いっきり遠くまで見る。海水の飛末が顔にかかる。

 カヤック釣り歴は長いが、釣果はマイボート釣りの方のホームページや出版を参考にしてからやっと上向き。その記述の中で根周りの戦術に感心して3年前に魚探を購入。
 考えてみれば魚探を購入してからでも、中層に反応が出るまで漕ぎ続ける釣りはできないので、青物の確率はなかなか向上しない。根魚狙いも中層の小魚の有無で活性が違うらしいが、いないからと次の根まで漕ぐことはない。人力で移動するので、安易にパスの選択肢が選べないのがマイボートの戦術と決定的にちがうところ。

嫁に「釣りに行くと新鮮な魚が食えるで」と言うと「魚が欲しけりゃスーパーへ行け、釣りに使う金で何倍もええ魚買えるぞ」。
「昨日食った魚はキロ何千円する高級魚やで」と旨そうに食ってた子供に言うと「えっ、アコウってそんなに高いの? そやったら家で食わんと売って来いよ」
 そんなもんである。
 そうだよな、俺は自分自身の為に自然を楽しみにきたんだ。魚を得る為だけに来たんではない。更に押し売りはもっといけない。そう自分に言い聞かせながらも、電源の切れたモニターにチラッと目が行く。

 さて釣りはどうなったか。小潮だが行けるときに行く、と強行したが・・。
①ジグヘッドによる、えびテンヤ。
 青ハタ2、花ダイ1。いずれも25cmぐらい。
 えびの冷凍に時間がかかったのか、最初から黒ずんでしまって胴体が尻尾と離れやすく、取り扱いに難儀。いつもは置いていないが、エサ屋さんのものが良いと思う。風が強く細かいことをしているうちに大きくポイントを外れて疲れる。餌取りの邪魔もあって、途中でやめ。
②ジギング+カブラ枝針
 カブラにエソ40cmほど1。エサに解体。切り方が悪いのか魚種が不評なのか、もっと小さいミニガシラ1に化けるのみ。
ジグに10cmのベラ1。果敢なのか、ただ事故にあったのかは不明。
他、結構いい何かがきたがばれる。ハリ2本がジグを一周して握手していた。針のサイズまでエサ用にしたのが敗因か。
③しもり浮きフラフラ
 錘の代わりに、しもり浮きを使ったフラフラ。サバ餌の代わりにグリグリガチャンに採用。サバ餌の動きを真似たルアー。変だけど真剣だ。使い方も同じ。
これでガシラ20cm強をゲット。底から3m以上でアタックしてきた。着底直後のヒットがほしいところ。柔軟でかつ光る素材を探したい。もう少し見た目もリアルに。

24日、朝から雨、百均とホームセンター日和。

魚3日目

2007年06月20日 | 食う
6月19日 晩飯魚3日目

 子供が習い事で少し遅く、晩飯前に帰宅成功。
 上の子は、魚大好き。「昨日のやってや」と同じメニューをリクエスト。
 アコウ3匹をぶつ切り。今日は嫁さんが用意してくれた天然塩登場。大さじ1。しかし、レシピをよく見ると、入れる酒はうまい酒とある。日本酒は飲まないので料理酒200cc。またもや半端仕事。
 しかし、味に文句があるわけなく、上の子と2人でしゃぶりつくす。
魚のプルプル皮が嫌いな嫁さんは、きれいに剥がして身だけを食べる。その様子を見る下の子は、無理して食う物ではないと理解して食べない。悲しい。確かに日曜日から丸3日、台所は魚の匂いが充満し、魚嫌いを助長している。上の子が「コラーゲンでお肌つるつるになるのに・・」と突っ込み、少し母より優位に立つ。
あまったオジヤも翌朝、上の子に独占されて、魚完食達成。個人的には大勝利。これがココロのガソリンとなり、高騰やまない車のガソリンを消費する。
 天気予報に迷いがなければ、マイボート釣りの達人の真似をして、前日泊まり、早上がり、魚の下処理を現地で済ませて帰りたいと思う。行きは高速代も節約。これからは海水浴客の渋滞が、行動のひとつのキー。
 写真はスパンカー。百均シートがちとダサイ。このカヤックは釣りの他、セーリングもこなす為、横流れ防止の底形状をしているが、それがアダとなって、パラアンカーとセットでようやく風に立つ。
前のカヤックは底が平らで横流れしやすいが、その分小さいパラアンカー単独でも充分風に立つ。2台目を買って、初めて気づいた事。

魚2日目

2007年06月18日 | 食う
 夕方から少し寒い。20時帰宅。家族は飯を済ませている。少し残念。
自分は魚オンリーでいく。でもアコウの刺身は量を食べる気がしない。
 今回はアコウ鍋に挑戦。2匹丸まるぶつ切り。実は手際が悪く、魚を触る時間が長いほど、魚の匂いに酔ってしまって食欲が落ちていく。魚だけの晩飯2日目、刺身自体はまったく臭くなくても、箸を持つ手の匂いが鼻をかすめるといけない。よって、できるだけ触る時間が少なく、沢山食べれるレシピを考える。
 普通の料理本には、最初昆布とか書いてあるが、魚のダシがでるとある。はっきりそのものを知りたいので、今回のダシは塩。
 自分はやらないがスピアーフィッシングをされる方のホームページに、仕留めた魚の料理紹介がある。ときどきマネさせてもらっている。そのひとつに赤ハタの酒蒸。実にうまそうに見える。魚本来の旨みと天然塩が決め手とあるが、普通の塩で気持ちだけパクリ。
 中鍋に水半分、料理酒50cc、塩大さじ2/3。沸騰させてアラ投入。少し火が通ったらほっぺたを食ってみる。いい感じの塩味。後は身を数回に分けて補充。
ゆずポンともみじおろし、ねぎを用意。その他、野菜はゼロ。
 飯を食ったはずの上の子と2人で、どうのこうの評価しながら食う。味は「旨い、隠れた店だせるで」とへんな絶賛。しかし、ウロコ落としが雑なのがマイナス点。確かに少し口に残る。しかし、皮やヒレの付け根の、プルッ、トロッ、とした食感が優先して口に入れては細かい骨やウロコを出す。明日はもう少し丁寧にやろう。
アラをしゃぶった後、鍋にはすごい油。少しスプーンで飲むとイケル。ザルでもろもろを濾した後、雑炊に。
 雑炊2杯で満腹。残りは朝飯。缶ビール2本目は余計。


6月17日 海をてくてく

2007年06月18日 | 釣り
6月17日 海をてくてく
 4時半に起きて、さんざん迷って、日本海。
 5時半に出発。出港は8時。いつものポイントへ。故障と思っていた魚探が普通に動く。
 途中、いつも砂漠と思っていた泥底で、わりと大きな反応。底からほんの少し上で、単体ではあるが、結構いる。
 えびはスーパーで手に入らず、またもやサバ切り身。まずはこれでトライ。ズボッと錘が泥にはまる感触。魚探がなければこの感触だけで移動してしまう場所。少し粘るも反応なし。ジグで探るとエソ。反応の主ではない。10分ほどで見切りをつけて、岩礁帯へ。中層は何にもなし。ひたすら底のでこぼこに集中。
 いつもの戦法で、数は伸びるがサイズがいまいち。沖側への移動のたびにアコウ。ハリスが長めがよかったのか、底取りの瞬間にガシラが掛かるパターンが減る。
 結果は、アコウ5、青ハタ2、ホウボウ2、ガシラ16。リリースはベラ1、エソ1。
 水深がありすぎて、浮き袋が膨張し、ガシラをリリースしても潜らないでトビの餌付けになってしまう。よって、すべてキープが原則。次回はもう少しハリスを伸ばして、選べないか調べるつもり。
 波は少ないがうねりが高く、昨年デカアコウを釣った切り立った磯際の近くは少し怖い。魚探もバッテリー切れ。だんだん波が落ちる予報であるが、潮流が加勢して不規則。撤収と判断。
 岸よりに探りながら移動、最後は泥底の正体不明の主にジグ1本で攻める。夕方になって潮が沖へ強烈に流れている。風は弱い岸向け。水面は摩擦で止まっている。カヤックもほぼ定位。しかし、100gのジグが底取りするたびに、どんどん遠ざかる。それ以外の手は思いつかない。新ネタが欲しかったけど撃沈。17時撤収。
 夜遅くまでかかってウロコ、ワタ出し。嫁さんは魚の宅配。明日は会社。

パラアンカー

2007年06月16日 | カヤック・艤装
パラアンカー

 天気予報チェック。16日はまずどこもダメ。17日和歌山はいける。日本海は微妙。177で「風は海上やや強く」は、カヤック釣り師にとって、「行っても楽しくはないよ。」と聞こえる。
 個人的には、どんな釣りでもアンカー固定で釣るのは苦手。じりじり動いて新しい出会いを求めたい。リアス式を攻める為、音がしたと思ったら磯裏から渡船がいきなり視界にはいることもある。ロープで底と繋がっていると、引き波を正面から受ける行動がとれず、最悪は沈。船は作ってしまった引き波まで制御できない。まっすぐこっちを向かれると、100m手前でも、こちらから操舵室がせりあがった舳先で見えない。つまり、船長からは見えてない。右か左か少しずれて、自分がどちらに回避するつもりかを、船長に読んでもらう努力が必要。

 そこで、さっと使えるパラアンカーを紹介。小刻みに短い間隔で根にアタックできる。

 用意するもの。
①細いロープ(化繊、雑に扱っても結びこぶにならない程度の太さ)
②マクドナルドとかのセットメニューを入れてくれるような大きく丈夫な袋
少しごわごわの硬いぐらいがいい。
③空のペットボトル
④15号ほどの錘。2つ。
⑤配線とかをまとめる時に使うインシュロック

 作り方
①袋の取っ手に2本ロープを結ぶ。それを一本にまとめて、カヤック先端に取り付け。全部で1mもあればいい。
②袋の底のa角に錘、b角にペットボトルをつける。更にa角側の袋の入り口にも錘をつける。インシュロックを袋の角に貫通して固定。 
③底a角の錘からコクピット左側(右利きの場合)まで、ロープをつなぐ。
コクピットからのロープは、パラアンカーが穂先で展開する距離までプラス1mほどあればいい。

 使い方(魚探使用)
①魚探に根を補足。風の方向を定めながら前進。
②根のピークを過ぎたらしきところから、向かい風が正面に来るよう方向転換。根のトップからまっすぐ風上方向に外れるイメージ。
③根のはずれに来たと思ったら、ここで仕掛けを沈めたくなるが、慣性で前進するので、糸が斜め後方に伸びてしまう。その前にカヤックの左側面を風にぶつけてブレーキ。
④右手は、ラインをフリーにして右から仕掛けを沈める。左手は、急減速する間にパラアンカーを投入。ロープはすべて水中に入れてしまう。
⑤カヤックが側面に風を受けて後退。水面に取り残されたパラアンカーが水をつかんで膨らむ。底とりに集中しながら、うまく展開するか確認する。
⑥うまく展開すると風に対してカヤックが正面を向く。少々の風でも15号ぐらいの錘で、水深50mでもほぼ糸は真下。少しだけ前方向に角度が付き、PEラインのロッド先端への絡みもなくなる。
⑦人間が乗って、クーラー搭載、まして2人乗りの投影面積は、横と正面で4倍以上ある。また先端は風を受け流す形なので、風で流される力は正面と横では、自分の感覚でも5倍以上はありそう。
⑧根や反応から外れると、ロープを手繰る。袋はお尻から引かれてペタンコになって手元へ。
⑨元の場所に帰っての繰り返し。釣り中の自分の真正面とカヤックそのものが進む方向のずれが、潮の影響。真正面に風を受けながら、カヤックは真横に動いたりする。帰るポイントを気持ち沖側、岸側にシフトして繰り返すと大体の底の状態がわかる。

応用
情報
①潮の満ち引きの時間を押さえる。(和歌山)
仮定:午前中引き潮。南に流れる。午後満ち潮。北に流れる。
②風の向きを天気予報で押さえる。
仮定:一日中北風。南に流される。
プラン例 
①午前中は、潮も風も同じ方向。戻るときは、潮も風も敵である。流されるのもあっという間。忙しすぎる場合は、岬の南側、風裏でそれなりにアオリでも。
②午後は、岬先端で、潮にパラアンカーを引っ掛ける。
A.潮が風より強い。
北に遡って前進する流し釣り、潮と同調できる。根を執拗に。根魚ががんがん当たる状態。戻りはパラアンカーを上げるだけで漕がずに風まかせで帰っても可。でも戻りはまず糸が立たないので、気分転換。ジグを投げての斜め引き。夏ならシイラのポッパーもお勧め。
B.風が潮より強い。
南に少し後退する流し釣り。少しラインが前に入る。戻りは向かい風を漕ぎあがるが潮はパドルに味方する。底取りは雑になる。あまり細かく刻むと根がかる。ジギング。中錘エギング。最近ではフラフラか。

 カヤックは、何かを通そうとすると、ほんとに融通がきかず、大変さが目立つ。
その時々でピンときたことをしたほうが楽しい。エギ、ジグ、メタルバイブ、ポッパー、ミノー、餌、サビキで小アジゲットとその泳がせ、フラフラ。なんでも。
大型のウエストポーチに種類別に全部入れて、シートの後ろにセット。
ピンときたら、ぐるっと前に回して選手交代。

 あと、塩ビパイプ径8cmと同サイズのキャップ2つを、コーナンでそろえる。
1mほどにカットして、キリでたくさん穴を開け、キャップと牽引ロープでベイトタンクにはや代わり。アメリカのカヤックフィッシングの艤装で紹介されていた。抵抗は径8cmの水圧しかない。知らない自分は鮎の友釣りの引船を牽引していたが、漕ぐのがしんどくて泳がせは少し敬遠。それだけに目からウロコ。 

6月13日 次回は何する。

2007年06月14日 | ハンドメイド
6月13日 次回は何する。

 やけどに近い足の日焼けから、今2回目の脱皮にさしかかり、赤ダルマのギロロ兵長から、蛇男のウロコ足みたいになっている。かゆい。面白がって劇的な変化をデジカメに収めたところを嫁さんから教育的指導、「それだけはやめときや」。ほっとくと公開することを見透かされてる。確かに他人が見たらよくない。ブログ初心者、自覚が足りない。

 次回、ジグヘッドを使ったえびテンヤをメインでやるつもり。名人劇場のタイテンヤがヒント。ジグヘッドへえびをさして、孫針ハリスの余分を切らずに残して、えびの頭に巻いて上部を固定。しっぽに孫針をさして完了。
 サバ餌のグリグリガチャンはマンネリ防止の為、ご法度としたいが、前回、タイもアマダイも釣れてしまったので若干迷っている。他に使える餌は、アオリイカのゲソ。これもピューッと引いた時の細かいハタメキ具合が抜群で、釣れる度に魚種が変わって面白い。   
 次回はこれにしようかな・・。エサは半日でなくなる量を考えていかないと、そればかりになってしまう可能性大。

 サブとして、アシストをメインよりも少し弱いフロロハリスにして回収率を向上したメタルジグ。100gほどのリアヘビーを逆付け、横へのスライドを増して、底付近のネチネチ度をまして使うつもり。

 それと手製のフラフラ。写真は単純な市販品のマネと、錘の代わりにビーズを使って浮力を持たせ、錘を別にしたタイプ。錘の着底直後、少し上でピタッと止まって、ボワッと広がる動きが生き物っぽい。同じ場所で、サバ餌とジグの差があまりに歴然としたので、サバ餌の動きを意識。実際、子魚も移動時は細くなり、止まる時はひれを広げてピタッと止まる。フライのマラブーとか言うタイプの動き。
 深夜12時過ぎに、風呂で一人、錘をボトムパンプさせながら横に移動させて動きを確かめる。早く寝ろよ。百円均一の薄手ゴム手袋とビーズで210円。光ものは、柔軟な素材が手に入らず、検討持ち越し。

 そういえば子供が幼稚園児の時、自分は大型ミノーの夜シーバスにはまっていて、ミノーを作るたびに風呂で市販品と比較していた。その中で子供が唯一、本物らしいと認めたのは、ラパラのサスペンド。水中でピタッと止まる。他はすべて止めると、浮くか沈むか。国産人気ミノーも、「家で飼うてる金魚みてみぃ。そんなおかしい動きしてへんやろ。」と全部ダメだしだった。

6月10日 陸上てくてく

2007年06月10日 | 山歩き
6月10日 陸上てくてく

 今回は、地元のハイキングの会。奈良の13箇所の寺を制覇というか参拝し、屏風にすべての寺のハンコを頂いて、満願成就。足腰を鍛えるスタンプラリーのような感覚で参加している。寺は場所によって1つしか回れなかったり3つ回れたり。今回は、1回欠場している自分にとっては8つ目の矢田寺。月1回のペースで、釣りより優先している。
 歴史には興味はないが、ただでさえ山奥とか不便な場所によくもまあこんな建物を作ったなぁと、しょっちゅう関心をする。城のように、主権を守る防衛機能として必要なわけでもない。寺を作るぞと殿様か誰かが言い出し、膨大な人と資材を集中させて作り上げる。それと引き換えに何が手にはるのか。信心により意志統一し、戦に勝ったりするのか。何かが手に入るから何かをするという思考しか働かない自分にとって、理解できないことが多い。現在では維持管理費と観覧費、参拝費はバランスしているだろうが、建設費はまず当時でもペイする手段はないはず。シンボル的な建設工事。農民にとっては年貢に跳ね返る為、百姓一揆のネタにもなっただろう。アニメ一休さんでは、寺は既に当たり前のように昔からある設定だ。建てる決定と建設に至るまでのドラマを知りたいと思う。
 
 13時地元出発。金魚で有名な郡山駅よりバス。駅の自販機でペットボトルが詰まってお金を返してもらっている間に、バス乗り遅れで20分待ち。便数が多くて助かった。1時間に1本とかなら、非難ごうごうである。

 矢田寺でアジサイを楽しむ。少し紫がかった淡い感じの青の木。それと、パステル調の淡い赤、黄、青の複数色の花を付ける木の2種があるようだ。色を言葉にするのは難しい。まだ、半部咲きだが、咲くペースがわからない。来週だと遅いかもしれない。天候か怪しく、空は晴れと曇り部分がブチ模様。カミナリの音が不気味。

 次のポイントは、芝生が気持ち良さそうな矢田山遊びの森。そこで、ハードに生駒山を攻めるか、近くの霊仙寺のはんこを追加するかのプチ会議。天気の心配もあって、霊仙寺に訪れる。こちらはバラ園とその直売、ゴルフの練習場、お風呂まで、参拝以外の商業ベースを確立している。夕方店じまい作業中の売店で、バラのソフトクリームを買う。店じまいサービスの大盛りとかはなし。いい香りはするが、バラ味かどうかは聞かれても答えられない。

 富雄駅まで歩いて、電車を乗り継ぎ地元へ。湿度のせいで汗はかいたが、7kmほどとたいしたことなし。なんとなく達成感のない1日だった。
 汗で足のすねの皮が浮いて、面白いように剥ける。家中が皮だらけで、非難ごうごう。

6月8日 陸上てくてく

2007年06月08日 | 散策
6月8日 陸上てくてく

 本日は仕事で鳥取。土曜日同地でのシーカヤック釣りをもくろむ。
4時半におきて天気予報を確認。ヤフーサーフィンで風の向き、強さ、波高が時間を追ってどう変わるかチェック。矢印の色が青(弱い)の範囲で、特に風の向きが変わるか否かを確認。あとは岸に向けてか、沖に向けてかを確認。岸に向ける方向では、風のパワーを蓄積した水面の動きが増幅して岸に接近するので、弱そうでも湾奥は注意。沖に向けて強い場合は、高い山の下の海面を探す。山越え後の下への巻き込みで多少風の方向が安定しないが、沖へ水面の水が引っ張られ、下から水が引き上げられる為、水面は風の力はなくペタンとしている。読みに自身がないなら、リアス式海岸の風の表と裏を車で短時間移動できるところを探す。

 ブログをみると皆だいたい浜を利用されている模様。でも浜を選ぶのは、最初からシットオンの人だからと思う。すっぽり入るカヤックでは浜は最も避けたい場所。ぐずぐずして波に対して横を向くとスプレーカバーなしでは即沈。波が増幅しやすく、少しの天候変化で、こんど上陸に度胸がいるようになる。周囲があけっぴろげだと、ダメ出しした後、少しの車移動ではなんともならない。自分の場合、これからも浜は避ける。
 
 今回北風。狙いの北向きのリアス式沿岸は風裏がないため×、大きな港内の南側だけ可能性あり。でもフェリーが出入りする。内海はシーバスに関心がないので候補外。

 グーグルの衛星写真で周辺の駐車場とスロープまでの距離、水深の浅い深い、攻めたい岬先端までの距離等を確認できる。すごい。トム・クランシーのスパイ小説の世界で、テロリストのアジト、男女、人数まで確認し、誘導ミサイルを撃ち込んだりするが、ミサイル以外は家のパソコンでできそう。
 
 脱線したが、ここまでは晴れとか雨とかでないチェック。次は当地の177。ひたすら雨。さらにカミナリ。これでアウトと判断。
 
 それでも積んでいくんじゃないかと疑う嫁さん監視のもと、カヤックなしで出発。仕事をこなして海を見る。ラジオでは現地のみ強風と雷注意報。初夏そのもので晴れてはいるが海上はうさぎが飛ぶ。別の場所では大雨洪水注意報。県内なんでもありの状況。

 汗をかいたついでに、私服に着替える。温泉があっても日焼けが完治せず入れない。魚介類のお土産屋の集合プレハブに寄る。平日の夕方、当たり前だけど自分1人対店員全員、残り物を売り切りたい時間帯。遠くからロックオンの視線。ゆっくり見させてくれない。胴長50cmのアオリイカが現地産。何キロとか聞きたいがそのあとがいやで通過。でも全店でアオリは1杯。奥までいって引き返すのではなく、店員を避けて外を歩いて戻る。考えてみれば魚はいやほど食っている。

 やる気のない売店のそばが旨そう。安いし買う。

 あと帰りの高速パーキングで黒豆ソフトクリームを食う。おっちゃんが、ニッと笑って出してくれたそれは、不慣れで失敗したのかサービスなのか、どうみても大盛り。ごちそうさんです。旨かった。

6月5日 日焼け

2007年06月06日 | 雑記
6月5日 日焼け

今までは、入り込むタイプのカヤックで、スプレースカートなしで釣りをしていたので、内股だけ変に焼けていた。どんな角度でも常に日が刺すわけでもなく、焼ける面積も少しなので、痛みも少なく、特に気にもしなかった。夏場、短パンで町をうろつくとき、嫁さんが少し距離を置くことを除いて。
 2日の出撃では、ゴム長が暑苦しく感じたので海パン、Tシャツに。今年からシットオントップに変えて、足が全部むき出し。へんな焼け方にならないと喜んでいた。でもあとでえらいことに・・。
 漕ぎ出してしまったが最後、足の前面が垂直に日を浴びる。後ろはまったくの影。紫外線がこの時期きついことは知っていたが、昼前すでにひりひりしだした。コンビニのビニル袋をかぶせたりしたが、漕ぐとき邪魔なのでやめてしまう。海水でちょこちょこ冷やしてごまかしたけど、10時間釣りをして前面真っ赤。うしろ真っ白。短パンで1日うろつく程度の日焼けを期待していたが、完全に上を向いて寝そべっての日焼け、差し込む角度が違いすぎ。表と裏の中間のグラディエーションもなし。結構メタボな、表赤く、裏白い人。
 2日晩は、魚を処理する元気なくダウン。3日は昼から何とか内臓とウロコをとる作業をして、家で食べきれない魚は、地元の祭りの集会の場で、役員に頼んで半ば強引に配ってもらう。家で食う魚を刺身にしたり煮付けにしたり、痛みに耐えながら作業。ぬれタオルで冷やしても、熱が抜けない。その間も痛みは増し、4日5日が痛みのピーク。夕方、机仕事で足がむくんでくると、すねの前面に体液だか血だかが集中し、ひりひりの皮膚を内側から破裂させようとする。帰りの電車でつり革につかまり歯を食いしばって耐える。
 今、5日夜。ようやく冷やしタオルで皮膚が冷えてきた。明日は大丈夫だろうか。いっきにやりすぎたので、べろんと向けて真っ白に戻るところと、そうでないところができそう。
 ブログを見てくれている人がいたら、くれぐれも同じことにはならないように。
 ちなみに、魚ばかり食うと、おならが魚臭くなることをはじめて知った。



6月3日 釣り用カヤックについて

2007年06月03日 | カヤック・艤装
釣りに使うシーカヤック

 今までの自船はFRPのシーカヤックで、幅が64cmと広く、シーカヤックというより、多目的レジャーボートに近い。しかし、スプレースカートなしでロッドを叉の間において、海にでるのは心もとない。安定性アップの為、パドルの操作に干渉しないお尻のすぐ後ろのところに、発泡スチロールの直径15cm長さ30cmほどの円柱2本をベルトで縛ってみた。その部分だけ幅が94cmとなる。通常水に接しない位置に絞れば、移動時抵抗にならず、傾くと水に接して浮力を発生する。湖のバス釣りから、海に出だしたときの必須アイテムだった。常にゴムボートのように水面に張り付くようになり、海面の傾きに合わせて本体も傾く為、水が打ち込まない。
 今、手漕ぎのカヤックを買うなら、極力速い船を買うだろう。後で安定性を増す為の釣り仕様を追加する。安い材料での試行錯誤も面白い。ツーリングと釣りで仕様を変えるのである。安定性重視の船を買い、買った後で速度を追加することは自分を鍛えないと無理。あの岬の先端に行ってみようとか欲が出るのは速い船なればこそ。去年秋から使い出した足漕ぎカヤックは安定性とスピードを足の大きな筋肉に負担させて実現しているが、いざ手でパドルを漕いでみるとFRP艇に比較して重く、ツイーッと進む気持ちよさに欠けており、漕ぎ続けたい意欲が沸いてこない。
 最近アウトリガーカヤックが気になっている。いわゆる補助輪つきなのでその分、本体が強烈に絞り込まれている。ビデオを見ても速い。足操作のラダーもあり、シングルパドルでもJストロークせずに(ほんとはしてるかも)がむしゃらに漕いでいるように見える。また補助輪のアームに干渉しない短い両手漕ぎパドルを使えば、そんなに操作感は違わないと思う。アームや補助輪側に工夫しだいでロッドや荷物スペースが作れる。見た目変でも、乗ってみると目からウロコかもしれない。
 変わりダネのカヤックやボートの外国映像をチェックするのが最近のマイブーム。