2泊目は、ケーブルカー駅から近くの宝山荘別館。
やることなくて、ひたすら露天風呂。
山でかかない汗をここでかく。
めでたくお腹を空かせて夕食となりました。
飛騨牛。
川フグ。ナマズのお刺身。さっぱりして旨し。
イワナのホウバ味噌焼き。
香ばしくてお土産でも買いました。
蕎麦に川フグのアラ汁。さっぱりして良い。
イワナの骨酒。香り良し。
骨酒のイワナを食ってみたけど、骨酒用に出汁をとる干物なので味はなし。
朝も露天風呂。
朝飯は、ホウバ味噌をごはんに乗せて。
匠の館 森の水族館に行ってみた。
すごいお屋敷で、武家屋敷か豪商かと聞いてみたところ、豪農だとか。
囲炉裏のある部屋も、家族用から組合員で囲む公民館的なものまで、数室あり、馬小屋までも一体化されていました。
昭和30年、戦後十年の復興真っ只中の高山駅周辺のジオラマを見せてもらいました。
朝からの経済活動、盆踊り、花火大会までを再現しています。
ノスタルジックなひと時を味わえました。
地元の盆踊りはあっても暑いからと行かないけど、高山なら良いかな。
続いて、森の水族館。
角質取ってくれるドクターフィッシュは、コロナで休業中。
すべては山の水をそのまま引いて飼っています。
少し前まで生きていた1m越えのイトウは剥製になっていました。
他のサケマスとは全然違う、筒状のボディ。頭は扁平。
上流で水深がなくても、大きくなって捕食者としてトップに立つための進化かな。
イワナが沢山。ちなみにここでは塩焼きは食べられません。
水族館なんで。
道の駅でかき氷にソフト。
混ぜないで、ソフトの後に氷でさっぱり。
高山着。
岐阜県の仕事で来たのは、はるか20年前。ご無沙汰。
汗が出ない程度に涼しい。でも日差しは強烈で帽子は必需品です。
朝市を散策。
腹が減っていないので、間食忘れてました。
で、写真なし。
高山陣屋を見学。
徳川幕府から明治維新までの間、役所・警察として機能してました。
家紋はウサギ。花とかは多いけど、動物は初めて見た。
こじんまりと茶室があります。
今は別ですが、昔は警察も役所の中にあります。
罪人を入れる籠、拷問器具など。
役所の窓口に出向くさなか、罪人の悲鳴、役人の怒号が聞こえたと思います。
江戸が中央政権になり、お前行って収めてこいと豊田氏に命令が下る。
中山道を通って2週間で到達。馬は使うけど、沢山の家来を連れての国入り。
中山道や宿場町が栄えた時代です。
定期的に交代させるので、財源が削られて、徳川一党が堅持される。
地元の権力者が幅を利かせる時代は終わっています。
大河ドラマの「晴天を衝け」に出てくるいけ好かないお役人も、行けと言われて来た人。
転勤の中間管理職の走りなんですね。
今で言う税務署。年貢の米蔵。
火薬の材料の生産。ここの特産でした。
鉄砲は個人持ちは禁止ですが、農作物を荒らす獣害対策として、農民に貸し出されていたとのこと。
最近特に、というだけで、昔から獣害は深刻とのこと。
ここで取れる鉱物は亜鉛と鉛。
鉄砲玉の材料として、江戸時代も重要な鉱物。
なんだかんだで2時間近く見たかもしれません。なめてました。高山陣屋。
もう昼です。お土産屋でお酒のソフト。
お昼は山菜蕎麦。
山菜は大きくて歯ごたえが楽しい。
飛騨牛の握りやステーキ店が沢山ありますので、若い方はそちらへどうぞ。
高速に乗って、4時間ぐらいで大阪へ。
高速道路の占める割合が大きくて、自動追従で走ると感覚的に意外と近い。
大阪はコロナの緊急事態に入ってしまいましたが、
大した汗もかかず、楽しめた山旅?でありました。