桜華庵

日々の出来事、想いを徒然なるままに…

「新課程」から思案する

2005-04-18 23:02:42 | 数学
教員になるためには、様々な教職の講義を取らなければなりません。
しかも、これは卒業単位に入らないため、取るのは大変です。
今年も集中講義を含め、幾つかの教職の講義を取りますが、今日受けた

「数学科指導法I」

と言う講義も、その一つです。

この講義では、学生が高校の教科書を使い、自分の好きな単元を25分間授業すると言うものです。
また、隔週で、教員試験対策に小論文の課題も出されるとのこと。
小論文は書いたことが無いので不安ですが、それよりも自分で授業をすることがもっと不安です…。
出来るのかな…。
でも、僕の順番は6月半ばだと思うので、僕より早くやった人の良い所だけを盗むように(参考に)してやってみようと思います。
それに、ここで出来ないと、教育実習に行っても何も出来ないだろうし…。
みんなの良い所を一つ残らず吸収出来るように、集中して講義を受けたいと思います。

さて、あとは高校数学のどこの単元を使って授業をするかが問題です。
数IIIや数Cは難しい気がするし…、数Iや数Aが簡単かな?
「因数分解」や、「三角比」なんかは、「解く」のは楽だからこれにしようかな?教えるのは楽かわからないけれど。
それとも、自分が苦手だった「ベクトル」にしてみようかな?
とりあえず、色々な教科書を見たのですが、違和感がありました。
その理由は、

「新課程」

になっていたから。
僕が高校生だった頃とはカリキュラムが違うので、色々驚くことがありました。
第一に、「数列」が数Aから数Bになっていること。
他にも、きちんと確認しなかったけれど、数Bから「複素数」の単元がなくなっている気がする。
今までより全体の授業数が減ったので、仕方ないけれど、高校数学の内容が「薄く」なったような気がします。
これは今の高校生にとって良いことなのかな?
数学嫌いな人は多いと思うから、「薄く」なったことに喜んでいる人も中にはいるだろうけど、数学は

「美しい学問」

だから、もっと興味を持って欲しいものです。

「わからなかった問題を理解した瞬間」

「難しい証明問題を解いた瞬間」

等、このような「瞬間」を味わったら、数学が好きになると思うのだけれど。

でも、数学に限らず、全ての学問もこれに当てはまるだろうな。

こういった「瞬間」を味わいたくて、人は「学ぶ」のかもね。

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