私の歴史シリーズ

北国に生息する
アホ女の波乱万な日常の日記です。

私の歴史193

2021-11-25 19:35:00 | 日記
もう私から彼に会いに行く事は無い。

最近の彼の精神状態は良くなかった。
それは、私にも責任がある。

彼が納品で私の会社に来たく無いといい出したのは、私に出会ってから。

彼はいつも私に行った。
どうしてあの時、俺に声を掛けたのか?
前の会社では一緒に働いていて
私も、彼もそれぞれ転職の為に仕事を辞めた。

5年ぶりに今の会社で
偶然にも会って、久しぶりだね
と話をした。
社交辞令で、今度ご飯でも食べに行こうと話したのが全ての始まりだった。

彼は、それを私から彼を誘ったといつも言っていた。何故そう言うふうになるのか…。離婚したばかりの彼。
その頃から彼の言動に違和感を感じた。
泣いたり、笑ったり、急に怒ったり…

あれから4年。
彼は私にいつ離婚するの?と聞く様になる。

彼は、お酒を飲む度に私に
紙切れ一枚とは言え、どうして同じ家に住んでるの?あなたは別れるって言って4年だよ?何の進展もないの?何で自分の事を話してくれないの?と話す様になる。

全ての事を含めて
彼の甘える部分が重くなり
彼の話が長くて…長すぎて
少し距離を置いた。

私は、彼を友達と思っていた。
でも、彼は違った。
友達ではなく、女として私を見ていた。

話す言葉が気を引こうとしてか
あまりに周りの人の事を気にしていて
運転手で女の人が居ると可愛い子がいるとか、若い女の子がいて話しかけられたとか
ヤキモチを焼いて欲しくて言っているのか、ただ単に周りを気にしているのか
田舎者だなぁとつくづく思う様になっていた。

いい人で通ってはいるけど
実際は、やってやったとか
人の為を思ってとか
言葉に出して言う。

私にはそれがどうしても耳に付く。
人にやってあげた事なんてどうでもいい
そればかり口にしているとそれが逆恨みになり、人の為を思ってなんて偽善者ぶっているけど、行動を見ていると、結局は全て自分の為。

彼はバツイチ.
離婚した理由をいつも話していて
自分が悪かったんだとは口にするけど
離婚の理由はここにあると、私は思う。

自分が追い詰められ、責められる前に
彼は逃げる。人目に付かない様にとにかく逃げる。今でもそれは変わらないんだなぁと思った。

私が彼に望む事は何も無い。
身体に気をつけて
ただそれだけ。

今の仕事の便を降りたい事は
前から言っていた。
やめるなら、辞めればいいのに
そう思っていた。
彼はその時期を知っていたんだと思う。

彼は俺は近い内に降りると言っていたけど
本人がそれが楽ならいいんじゃない?
と言ってきた。
あえて止める必要もなく

私も仕事がやりづらくなるからと、彼が会社に来た時は彼を刺激しない様に、気を遣っていた部分あった。

最近の彼は
言ってもいない事を言ったとか言う様になった。私が彼をキライと言ったと。

彼は何故、別れるとかキライとか
女みたいな事をいうのか理解出来ない。
恋愛気質なのか…
何かあれば、体調が悪いとか言う。
病院に行けば?と言うと行かないと言う。

子供みたいだ。
母親の気を引くために、必死になってる子供の様だと思う。

別れた嫁に、あなたは優しくて、いい人だからきっといい人と巡り会えると言われたらしい。優しくていい人なら、別れないと思う。それは、相手を刺激しないように別れる口実だと私は思う。
欠点はあるはず。
何かがあるから、別れるんだと。

子供すぎたんだ。
子供が産まれるまでは、夫婦の時間を大切にしてきて、子供が産まれると子供中心になる。子供を預けて夫婦で旅行に行ったり…って私には考えられない。

まぁ人それぞれ考えがあるから
私がとやかく言うことではないのは
百も承知だけど、何故子供も一緒に行けないのか?

そして、彼はよく言った。
自分には反抗的で、自分は嫌われていると
彼の性格上、育った環境も影響している。
彼の母親は、外に男の人を作って家を出た。突然姿を消した。

私も経験はあるけど
小さな頃、母が父の借金を苦に家を飛び出して実家に帰ってしまった。
あたしは、あなたの母親じゃない
そう言われた記憶…

いつも構って欲しくて、気を引こうと
お腹が痛いとかごねた。
それと一緒で、彼は自分が構われなくなるのが嫌で、子供に対して嫉妬して虐待をしていた。

別れる時に、お前は親じゃない
お前のやってる事は、虐待だと子供に言われたらしい…

子供中心の生活になって
彼の性格からして、面白く無かったのが目に浮かぶ。

大人になりきれていない。
今の彼は子供のまま
気を引こうと必死で
構われないと、機嫌が悪くなり
同じ質問をいつもする。

俺の何処がいいの?
必ず聞く。

いいとか、悪いとか
そんな言葉は必要?
好きとか、嫌いとか必要?
愛はいつか壊れる
それなら永遠の友達のままでいい
私は彼にそう言った事がある。

でも…私が思っていた彼との付き合い方と、彼の思っていた私との付き合い方は正反対だった。

彼が、私にキライと言われたと
被害妄想を抱き、それが発端で離れた。
もっと早くに答えを出していたなら
彼を苦しませずに済んだのだろうか…

私にとっては友達
彼にとっては彼女
私には彼を愛せない…
甘えなんて要らない。

勘違いから始まった出会い
妄想で終わった出会い
私には彼を受け止める事は出来ない。

彼と約束していたボジョレ
風の強い日だった。
彼は家に居たけど、連絡もしないで
ドアノブに掛けて来た。

帰って来てから
最後のメールを送った。

ドアノブにワインを置いて来ました。
嫌じゃなかったら飲んでください。
私が負担を掛けていたのは分かってはいたけど、何も出来なくてごめんなさい。
でも、感謝しています。
ありがとうございます。と…

今は不思議と何の感情も無い。
でも、あえて会いたくは無い。
この先、一生会わなくて済むなら
会わずに居たい。

何も話す事も
目を合わせる事も無い。
関わる事も無い。

それが私の本心なんだなって
良く分かった。
私には初めから彼に対する愛なんて存在しなかった。彼を知れば知るほど、同情しかなかったんだと思う。

私が何を考えてるのか分からないと
彼はよく言っていた。
何を考えてるのか…
私は何も考えていない。
それが正直な答えだった。

彼の代わりにお姉さんが納品に来る事になって、手伝いに来ていたけど、私が仕事の時は正直来ないで欲しいと願った。

もう、私は彼の知っている私じゃない。
彼が追っていた私はもういない。
11月27日…笑えるけど
4年前のその日、数年ぶりに会社で偶然に会って話した事から全ては始まって
4年後の11月27日には離れる事を決めた。

これから先、彼といても
彼の為にはならない。
私は、彼に嘘をついていた。
一緒に居ても、私はこれから先も嘘を吐きながら生きていく…

これ以上、彼を苦しめてはいけない
これ以上、彼に嘘をついちゃいけない。
だから、これで彼とは最後にしよう

もう、私の口から彼の名前を呼ぶ事も
彼の目を見る事も無いと思う。