私を神戸へ連れてって

積雪のおかげで、遅刻も問われず（駅のクシーが出払ってた）、解散も仕上がったメーカーからとっとと帰してもらった。

こういう時だけ零細のありがたさを痛感する。なんてったて３尺1本しか棚がもらえてないからで、電車でついでに事務所にムカつく用事を済ませに行った。


一日中机にへばりついて丸まっている、アルマジロ体質の事務員が
なんと立ち上がって迎えに出てきた
ヤな予感

「タネさん　クリスマス今年　特販ないでしょ？」
「ないよ」（大手に持っていかれて、派遣が確保できなかったらしい）
「あの、他の予定も絶対ないですよね」
「わからん　これから入るかも」
思いっきり見栄を張ってみた。

「ナイですよっ、他の得意先調べときましたから」

おいおい、なんだ一体、こいつが自らすすんで、人の予定を調べて、そういうことは普段の仕事でやって欲しい。
年に1.2回、必ずダブルブッキングしやがるのだ。
ロクなことを考えてないに違いない。
ダテに年はとっていないのだった。大当たり


「バスツアーいきませんか？　日帰り<b>神戸ルミエナリ</b>　飲茶バイキングつきで7000円弱ですよ」

たぶん　<b>ルミナリエ</b>

「あのさあ、今、日本で一番恋人たちが集まる場所に、君と私。止めたほうが良くない？帰りにバスジャックして北朝○連れてけ、とか言いたくなるかもよ」

「あ、***さん　<b>ルミナエリ</b>i行きませんか、タネさんもいいそうですよ」

ルミナリエだってば、言ってないじゃん　そたらこと

続く