2023年7月中旬、所属しているボランティアガイド団体「おしょうしなガイドの会」の研修で、新潟県村上市を訪ねました。
3年前「おしょうしなガイドの会」に入会した直後にコロナ渦がはじまり、会の活動はほぼストップ。
その後徐々に活動が再開されていき、今回が私にとってははじめての研修旅行。
まさに遠足前の子供のように楽しみにしていたバス旅です!
米沢から村上までは国道113号で約1時間半。
行きのバスの車中でガイドの先輩方が講義が交代で講義を持ってくださいました。
・戊辰戦争時の米沢軍と新潟
・新潟の石油採掘の歴史
・阿賀北衆(あがきたしゅう、新潟北部を本拠地とした武家たちの総称)の系譜
これらの講義を拝聴していると、これから向かう村上への興味がますます広がります。
車中のとても有意義な時間でした。
講義を聴いているうちに、あっという間に村上に到着。
地元のガイドさんに案内していだたきながらの最初の見学先は「おしゃぎり会館」
おしゃぎりとは、毎年7月に開催される村上大祭で引き回される山車のことだそうです。
展示されている華やかなおしゃぎりの数々に目を奪われます。
おしゃぎり会館のロビーにはご当地出身の北京オリンピックスノーボード金メダリスト平野歩夢選手のポスターも✨
おしゃぎり会館の二階では、歴代藩主の紹介など村上の歴史を学ぶことができました。
その後、隣接する武家屋敷、若林邸を見学。
屋敷の軒先に鮭がぶら下がっています。
そう、市内三面川(みおもてがわ)を遡上してくる鮭は村上の特産なのでした。
うちへのお土産に鮭を買って帰ろうかなあ。
村上は景観の美化に力を入れているようで、若林邸そばの小学校には黒塀、近くの郵便局も石造り趣ある建物。
街のマンホール、側溝の蓋にもご当地色が
↓一枚目は村上の“市の花”ハマナス。
ここから古い町街並みを残す商店街の街歩きです。
鮭料理の店井筒屋さん
なんてフォトジェニックな建物📷✨
味わいのある建物がそこかしこに。
信用金庫の塀も黒塀です。
こちらのお店(お店の名前の記録がなくてゴメンなさい💦)では、塩引き鮭を作る現場が見学できます。
天井から無数の鮭がぶら下がる光景は圧巻です。
楼門が見事な古刹、安善寺
お楽しみの昼食は「イヨボヤ会館」の鮭尽くし御膳。
(イヨボヤとはこちらの方言で鮭のことだそうです)
イクラちゃん♡
別添えの小鉢は鮭の氷頭(ひず、頭部の軟骨)なます
午後は村上城址へ
臥牛山という山の一帯が村上城。
山頂の本丸を目指し麓からら登頂開始です。
石垣の積み方が麓と山頂部と違うことも個人的に注目ポイントです👀
7月半ばの蒸し暑い日。
おそらく15分程だった山登りですが、正直とても長~く感じました。
石垣の割れ目に自生するヤマユリ。
その美しさに登山の疲れも忘れます。
ようやく山頂の本丸跡にゴ~~~ル
村上城本丸跡から眺める日本海
中世にこの一帯新潟県東部を治めていた阿賀北衆は、非常に独立心が強い武将たち。
村上城主だった本庄繁長も上杉謙信の臣下でありながら、謙信に大規模な謀反を起こしています。その反乱はおよそ一年に及びました。
繁長もこの場所で同じ海を眺めながら、きっと対上杉謙信の戦略を練っていたことでしょう。
興味深いことに、この反乱をようやく鎮めたのち謙信は繁長を許します。
一度反乱を起こしたとはいえど、うかつに取り潰すことが出来ないほど、繁長は傑出した人物だったのでしょう。
その後本庄家は代々重臣として、長く上杉家を支えます。
長い歴史
美しい街並み
伝統の鮭料理
村上の魅力を堪能した研修旅行でした。
この旅行のためにご尽力いただいた「おしょうしなガイドの会」の先輩の方々に深く感謝いたします。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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