おしょうしな満腹日記~伊豆のお家ひまわり~

米沢スキー場ペンションおしょうしな跡地です。
2019年、大室高原オーシャンビューの一軒家ひまわりを営業中

米沢の歴史ご案内~4長命寺、謙信公の位牌

2020年05月12日 | 米沢の歴史案内
・謙信公の遺骸

江戸期、上杉謙信公の遺骸は米沢城本丸内の祠堂に安置されていましたが、明治期になると遺骸は歴代藩主が眠る御廟所に移されました。

現在の祠堂跡地は広場となり、僅かにかつてここに謙信公の亡骸があったことを示す記念の碑だけが残っています。




・長命寺
かつてこの地にあった祠堂の建物が、現在は市内中央の長命寺というお寺に移築され、本堂として使われていることを先輩ガイドから教えていただき、わたしも先日初めて長命寺を訪ねてみました。


かつて謙信公の遺骸がおさめられていた祠堂を移築だった長命寺本堂。

建物を見学していると、屋内から住職の奥様が出てきて中を案内すると申し出てくださいました。ありがたや~( ;∀;)

驚いたことに、かつてこの建物は祠堂として使われただけでなく、他のスペースは歴代藩主がプライベートに利用していたのだそうです。

二代藩主景勝公の茶室にも入らせていただきました。



そしてこのお寺のご本尊の隣に置かれていたのは、な、なんと本物の謙信公の位牌です。
予想だにしなかった貴重な品との出会いに、思わず息を呑みます。



謙信公の戒名
「不識院殿前関東管領権大僧都訪印心光謙信神儀」





位牌の上には上杉家の家紋「竹に雀」が彫られていますが、なぜか一般に知られている「竹に雀」の柄と角度が違います。


こちらが一般的な「竹に雀」紋

案内してくださった奥様にもこのデザイン違いの理由はわからないようです。
不思議ですね。

この奥様のように、米沢には地域の歴史を大切に守り継ぐ方がとても多いように思います✨

最後までお読みいただきありがとうございました(^^)



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休館しています

2020年05月01日 | 民泊・ひまわり
伊豆の民泊ひまわりは、衛生管理に注意しながら3月末まで営業してきましたが、さすがに4月以降は無念ながら営業を自粛せざるを得なくなりました。
現地で運営を担当している夫も、現在は米沢でわたしたち家族と過ごしています。

全国的に発動中の非常事態宣言も、さらに期間延長が必須とのこと。
皆さまも心身を健やかに保ちながら、新型コロナウイルスとの長い戦いを共に乗り越えましょう。

夫が伊豆から戻る際に、ひまわりの庭に実っていた夏みかんを全部摘み取って持ってきてくれました。
これからこの無農薬の夏みかんでマーマレードを作るつもりです🍊😊

いつの日かコロナ禍が終息し、再び皆さまを伊豆でお迎えする日が来ることを願いつつ。


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米沢の歴史ご案内~3菱門橋

2020年04月20日 | 米沢の歴史案内
今回ご紹介するのは、米沢城跡(現在の上杉神社)を巡る堀の南方面にかかる橋、菱門橋(ひしもんばし)です。




菱門橋のたもとの案内版の説明文

『米沢城本丸跡の南側堀にかかる太鼓橋で、あざやかな朱塗りの橋は写真の好スポットとなっている。
橋名は、江戸時代は本丸内の城主が住んだ「御殿」からの南出入口にあたり、その交通は厳重に取り締まったことから、「秘し門」と称されたことにに由来する』


さらに、米沢の史跡めぐりに欠かせないテキスト、『直江兼続がつくったまち米沢を歩く』遠藤英著(平成21年)では、菱門橋についてこのような記述があります。

「本丸奥と塩硝蔵をつなぐこの秘し門橋は限られた者しか渡れなかった。」


塩硝蔵とは?
塩硝は火薬の原料の一つ。
『直江兼続がつくったまち米沢を歩く』によると、鉄砲を重視した直江兼続(2代藩主上杉景勝の重臣)が三の丸のなかにあって、さらに堀で周囲から隔絶され道も門で仕切られた一画に塩硝蔵を2つ置きました。
その後、戦の世が終わり平和な時代が来ると、塩硝蔵は廃止されてほかの用途に用いられました。
さらに後年になると、その場所には1783年には名君として名高い第9代藩主上杉鷹山公の隠居所「餐霞館(さんかかん)」が建てられました。

戦国の末期直江兼続の世には火薬庫。その後には鷹山公の隠居所。
菱門橋は時代ごとに藩にとって重きをなす場と本丸を結ぶ、重要な橋だったのですね。



そして案内板にも書かれているように、今鮮やかな朱塗りの太鼓橋は人気撮影スポットです。

特に堀端の桜が咲くこの時期、わたしなどは日ごとに変わる桜並木の風情を撮るために菱門橋に日参する勢いなのです ^^


艶やかな菱門橋と花筏(2018年撮影)


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米沢の歴史ご案内~2伊達政宗の城、館山城址

2020年04月17日 | 米沢の歴史案内
第二回目にご案内するのは、伊達政宗とゆかりの深い館山城址です。

伊達政宗=仙台の武将
というイメージをお持ちの方が多いと思いますが、実は政宗公が生まれた当時の伊達家は仙台ではなく米沢を本拠地としていました。
そして政宗公自身も、生誕から豊臣秀吉の命令で岩出山(宮城県)に移封される24歳まで、ここ米沢を拠点に各地で諸将と戦いを繰り広げていました。

長い間、伊達家の居城は後年上杉家が築いた米沢城(現在の上杉神社)と同じ場所とされてきましたが、平成13年の本格的発掘調査で中世の屋敷群や庭園の跡などが確認されたことにより、ここ館山城が伊達家の本拠地=伊達家の米沢城ではないかという説が注目されることになりました。

*自宅から館山城跡までは車で7分ほど。
今回は日課の散歩を兼ねて、伊豆から帰省中の夫と孫のまー君を連れて行きました。
感染症対策に充分気をつけて歩きましたが、結局城跡散策中に出会った人はゼロでした^^;


館山城跡は米沢市内の西端、大樽川と小樽川が合流する地点、小高い山とそのふもとの平坦地から構成されています。

城址の入り口には立派な資料館が。


建物のなかには伊達家及び館山城に関する資料がびっしりと展示されています。




伊達家の現在のご当主もこの地を訪問されているようです。



展示物を参考におおまかなに地形を頭に入れたら、いざ城跡へ✨




平らな空き地は駐車場。
案内看板の脇には『私有地に付、立ち入り大歓迎』の立て札が。
なんともなごみます♡


ここでまー君が大樽川の河原で水遊びを始めて動かなくなりました^^;




仕方なく夫と交代で山頂へ行くことに。






山頂の本丸へ続く道沿いには至る所に案内看板があり、登り口には立派な案内所まで建っています。

地元でこの館山城址の保存に尽力されている方々に敬服致します✨

登山道にはロープが張ってあるので迷う心配はありません。
10分ほどで本丸跡の山頂に着きました。

山頂からは米沢の街中が見渡せます。

何かの遺構?

大樽川を望む方向に残る祠跡


土塁(?)の跡にはショウジョウバカマやカタクリなど早春の野草が咲乱れていました。

国破れて山河あり
城春にして 草木深し

思わず遠い昔、国語で習った漢詩の一節が脳裏に浮かびます。



伊達政宗の野望に思いを馳せながら巡る、コンパクトにまとまった城跡です。

コロナ禍終息後には、ぜひ多くの皆さんに足を運んでいただきたいという思いを強くした館山城址歩きでした。

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よねざわの歴史ご案内1~毘龍旗

2020年04月10日 | 米沢の歴史案内
未だコロナ禍が収まる気配が見えないこの頃、いかがお過ごしでしょうか。

じつは私、この4月から米沢市の観光案内ボランティアガイドの一員として活動する予定だったのですが、このコロナ感染症の蔓延をうけて、ガイド活動は一切休止となってしまいました。

秋から冬にかけてガイドの勉強を続けてきたのに、その成果を活かす場所が未だありません。
必死で覚えた知識もどんどん忘れていくばかり、、、(汗)

考えた末、このブログを通じて米沢の歴史にゆかりある場所をシリーズでご紹介することを思い立ちました。

つたないご案内ですが、コロナ終息後米沢を街歩きする際のお役に立ちますように。

また詳しい知識をお持ちの方から訂正捕捉など頂戴できたら大変に幸いです。



第一回のご案内は、上杉神社(米沢城本丸跡)の入り口、舞鶴橋に翻る二本の旗、毘龍旗(びりゅうき)です。


よく見ると二つの旗の文字、書体が違うことにお気づきでしょうか?
(なおこの写真は過去の画像です。今の上杉神社周辺は観光客の姿もなく閑散としています。念のため)




「毘」は米沢藩の家祖上杉謙信公が篤く信仰した毘沙門天から。
謙信公はみずからが毘沙門天の化身であると称していました。



「龍」の文字は不動明王をさすと言われています。
流れるような草書は「掛り乱れ龍」と呼ばれ、常に馬前にあって総攻撃の際に用いられました。



梅の花のピンク

山茱萸(さんしゅゆ)の黄色

上杉神社も少しづつ花々で彩られる季節になってきました。




お堀端の桜のつぼみも綻びはじめています。
この写真を撮ったのは4月4日。今日(10日)あたりはこの桜もすっかり開花しているかもしれませんね🌸





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