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ニューヨークデザイン情報

NY発信のデザイン情報

音楽とデザイン

2007年05月25日 | 音楽
デザインを本業として趣味としてバンド活動をしているのだが、そこのは常にプロとアマの意識の差が存在する。デザインに関しては自分の中に絶対的なプロ意識があり、他には負けないと言うある意味での『自負』がある。しかし、こと音楽に関してはプロの凄さをかなり意識して、自分はアマなのだからと言う少し安易なところ(甘え)が有る様な気がする。少なくとも、歌を歌うのに歌詞カード見なければ歌えないのでは、一番大事な人に歌を聴いてもらうレベルにまで到達出来るはずがない。しかし、時間と努力の欠乏で未だに歌詞カードがないと歌えないのである。あるプロの歌手が言っていたが、一つの新曲を人前で歌うには最低でも100回練習で歌わないと歌えないと言っていたが、その通りだと僕も感じる。僕の様なへたくそのアマチアでもそれ位の努力なしで人前で歌ってはいけないのかもしれません。。反省。。

ライブ

2007年04月07日 | 音楽
今週はニューヨークでブルーグラスバンドのライブに参加します。ニューヨーク郊外のフォートリーという町の教会の図書館主催のライブです。日本人がブルーグラスを演奏すること自体が一般のアメリカ人にはとてもユニークに聞こえるらしく、昨年の教会でのライブには100名近い人が集まってきました。今年も50-60名の聴衆が集まると思われます。日本でするときは必ずと言っていい程、友達関連が7-8割がたを占めるのですが、アメリカはこういったただの催しにはいろいろな人たちが聞きに来てくれます、それだけこういった地味な音楽でも聞こうとする人が多いという事なのでしょうか?日本の演歌のフリーコンサートにはお年寄りが沢山集まるのと同じ事かな?驚きは、ソロの演奏の後には必ず拍手をしてくれると言った様な、聴衆のマナーもしっかり持っているという事です。これは日本の一般の観客からはあまり期待出来ないかもしれません。。45分を2回のステージ歌いきれるか?心配です。。。

カポのお話

2007年02月06日 | 音楽
ギター弾きにとって、とても大事な小道具に『カポ』と呼ばれる物があります。これは特にアコースティックギターには、なくてはならない小道具でその効用は瞬時に演奏のキー(基本音階)を変える事が出来るすぐれものです。いろいろな種類の『カポ』が市販されていますが、僕の一番の気に入っているのはクラシックなネジ式のスタイルです。そのネジ式のタイプの中でも、カポのロールスロイスと呼ばれるのがMcKinney(elliot capoで売られています)のカポです。一つ一つを最高級のステンレスで手作りで作られます。その繊細さと精度は他から抜き出ています。同種のカポと弾き比べをしたのですが、弦一つ一つの音は確実にクリアーな音がします。おすすめの一品です。。ちなみに通常カポは高くても2-3000円なのですが、このカポは日本円にすると約一万五千円程します。これはアメリカでの値段なので、日本で売っているとすると最低でも2-3万円にはなるかも知れません!!

ポールの横田めぐみさんに捧げる歌

2007年02月01日 | 音楽
友人からもらった情報で、往年のフォークブームの中心的存在だったPeter Paul and Maryのポール(今はノエルと変名しているが)が拉致被害者の横田めぐみさんをテーマにした歌を彼女の両親に送ったと聞きました。少ししかなかったニュースに流れた曲を聴いただけで、如何に真剣にその現実に出会った被害者の気持ちを理解しているか良くわかります。多くの政治家は彼らの政治目的に利用する事しか考えておらず、真にその苦しみを理解しようとは到底考えられません。前総理にしても現総理にしても同様です。今の日本の政府には真剣に対応しようとしている姿勢はないし、現実できないのが現状でしょう、出来る限り早くアメリアの世論を取り込んで、国際的な動きを作らない限り解決の方法はないと思います。従って、このポールの歌が一人でも多くの心をとらえてくれる事を心から願っています。
http://www.jp-avenue.net/paul/paul_to_megumi.wmv

紅白歌合戦

2007年01月01日 | 音楽
35年前までは、紅白歌合戦をみないと年越しが出来ないような世間的な風潮があって、誰も彼処もが大晦日に紅白を見て、続くゆく年来る年で新年を迎えた物です。NYに移住してから当初は一ヶ月遅れのビデオを見たり、それからは一週間遅れのテレビ番組、最近はオンタイムで見れる様ですが、ケーブルに登録していないので一日遅れで見ることもあります。しかし、番組は毎年どんどんマンネリ化して、昔からの『特番歌謡ショー』の枠から抜け出れない内容で、すっかり興味を失ってしまいました。音楽は学生のころから好きで自分でもレコードを出したりした事もあったのですが、プロとの差を痛い程知って、音楽はあくまでも楽しみの為の趣味と決めてきました。ところが現実は日本の音楽業界で活躍している半分の歌手が『プロ』の歌い手ではないのです。プロには何百回、何千回と言う練習/実演の上に成り立ってた実力があるのが当然なのですが、それ以前に持って生まれた『才能』がなければなりません。これがない限りは、何万回演奏/歌ったとしても、決して飛び抜けたプレーヤーにはなりません。その才能の欠如した歌い手が余りにも多すぎるのです。
ここまで書いてから、実は大晦日のパーティーに参加、紅白を見てきました、思った通り例年の様に学芸会の乗りで進行した紅白は終始メリハリのないままで終わってしまいました。ただし今回の良かった所もありました。それは若い人たちの活躍と歌の内容が以前より良くなってきている事とNHKに対して思い切った挑戦をしたOZMAのパーフォーマンスが光っていたと思います。文句がある人は山ほどいるでしょうが、放送規制を超えている訳ではないし、僕にとっては全く問題在りませんでした。また、スマップ以外の歌い手は紅白に出るだけの事はあってプロらしいレベルの歌唱力は在った様に思います。しかし、56曲の中で海外で受け入れられるレベルとしたら残念ながらドリカムくらいでしょうか?

ブルーグラス、フォークの集まり

2006年12月25日 | 音楽
昨晩、友達のバンジョー奏者が招かれたブルーグラス、フォークのピッキングの集まり、といっても鍵開けのピッキングではありません、皆が好き勝手に演奏してる輪に入って、自分も一緒に演奏したり歌ったりするあつまりです。
夜の9時に目的の家に行ったのですが、お家の中は既にどの部屋もグループが出来て、それぞれが好きなように演奏しています。多分60人は集まっていたようにおもいます。2階の小部屋にいくと、楽器のケースとコトーが山積みです。ギターを出して早速、2階の小さな個室に乱入、そこでは真っ白なひげのおじいさんが、少し若めの、といっても50歳くらい、のギター弾きのおじさんと、大きなベースを抱えたおにいさん、お姉さんのバイオリン弾き(ブルーグラスではフィドルと言います)が中心になってジャムセッションをしていました。ギター弾きの手元を見ながら早速ピッキングの開始です。歌の合間に演奏があるのですが、いきなり目配せでアンタの番よと言ってきます。躊躇せず、下手ながらも間奏を弾くとまた歌に戻り、演奏は延々と続きます。バンジョー、マンドリン、フィドル、ベース、ギター、ハプシコードとありとあらゆる楽器のソロが聞く事が出来ます。ほとんどのプレーヤーはプロ、セミプロの人が多く、どんな曲が演奏されても躊躇なく演奏が続きます。。
日本では演奏家の集まりと言うと、やれPAがどおとか大げさな事を言う人が多く、プロでも生音でいきなりプレーをしてジャムってくれる事はなかなかありません。まして、個人の家に60名ものプレーヤーが集まって、それぞれが好き勝手にプレーして楽しむ様な事はまず聞いた事もありません。。プレーヤーの中には、日本でも著名なバンジョー奏者も演奏していました。アメリカの音楽愛好家の層の厚さと、その深さを真に感じることの出来たイベントでした。