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2017年2月からこのブログを始めました

【伊香保・草津・新潟】⑥

2019-09-17 12:00:25 | 日記
長くお待たせしました。いよいよ18きっぷが戻ってきたくだりです。

伊香保温泉バスターミナル近くの食堂で昼食を済ませ、関越交通バスで渋川駅に向かいました。バスは往路と復路では違った道を走るようで途中「仏光山 法水寺」に立ち寄りました。回り道には予期しない出会いがある、その光景に目を見張りました。「これ日本の寺?新興宗教?」金色の巨大な布袋さんに異様な迫力を感じました。「仏光山 法水寺」臨済宗と説明されていますが、「仏光山」を宗派として台湾・高雄に総本山があるそうです。先を急ぐことがなければ下車してもよかったかなあと思いました。



(この写真はインターネットより)

バスが渋川駅に着いた時、運転手さんに「昨日関越バスで伊香保温泉に行ったのですが、バスの中でJRの切符を落としたかもしれません。届けはなかったでしょうか」と聞いてみました。バスの運転手さんはヘッドマイクで会社に連絡を取ってくれました。あのヘッドホンのマイクは車内放送だけでなく会社と通話ができるのですね。そんなことに感心しながら待った返事は「届いていませんね」でした。これで空振りは3回目。


バスから降りて駅の改札口へ、若い駅員さんに「昨日のことですが青春18きっぷの落し物はありませんでしたか」と尋ねますと、駅事務所に入って確認を取ってくれました。
「無かったですね」と残念そうに言ってくれました。そして指をさし「念のためあの交番でお聞きになったらどうですか」とアドバイスしてくれました。もう、僕はやることはやったと得心していましたが2時22分の電車までは20分近く時間があり、交番に足を向けました。

交番の中には年配、若い男性、女性のおまわりさんがいて、カウンターに出てきてくれたのは年配のおまわりさんでした。事情を説明すると、若い二人に「聞いてるか」と確認をしてくれました。男性が「ここには届いてないですね」と言いました。

僕が「ありがとうございました」と言って出ていこうとしますと、その年配のおまわりさんが「もうちょっと話を聞かせてください」と言ってメモを取り始めました。18きっぷという切符の特性、落としたと思われる場所・時間を問われるままに説明しました。電車出発の2時22分が迫って来ていました。そうすると、若い女性のおまわりさんが「切符の落し物あったそうですよ」と受話器を持って僕らの方に声をかけてくれました。僕の説明の間、それを聞きながら本署に問い合わせをしてくれていたのでした。

「藤沢から乗った印が二つ押してあるはずです」と自分の切符であるかどうか問われるままに答えました。年配のおまわりさんは「大阪の人がどうして藤沢から?」と、どうでもいい突込みを入れてくるのです。それをあしらいながら(笑)若い女性の思わりさんに自分の持ち物であった説明をしました。

僕の切符であることを確認してくれたおまわりさんたちは、その切符を着払いだけど郵送するか本署へ取りに行くか問いました。これは迷いました。僕としては次の日はこの渋川駅に戻って上越線で新潟に行く予定でしたから、本署からこの交番に届けてくれたら、と願ったのですが、それはいかにも厚かましいと躊躇しました。予定の電車は出発していました。本署へ取りに行きますと返事して行き方を聞きました。バスで行くしかないと言います。渋川警察署はこの場所から3㎞以上離れた街外れにあるのでした。しかし、そのバスの時刻に合わせていくとしたら、次の、さらに次の電車にも間に合いません。タクシーで行って帰ってくるしかありません。


結果を急ぎます。タクシーで行きました。往復で3000円、18きっぷの価値をなくすようなこの出費はばかげているかもしれませんが、人々の好意によって戻ってきたこの切符を手にした感覚は何とも言えないものです。

本署の手続きも交番から連絡が入っていたのでスムーズに進みました。因みに、切符を落とした場所はロープウエイ切符売り場でした。やっぱり財布からお金を出した時に落としていたのでした。届けてくれたのは同フロアーにある観光案内所の人です。同一人物かどうかわかりませんが、ここの人は昨日大雨の中、大江戸温泉物語伊香保までタウンバスで行ったらと教えてくれました。重ねてお礼の電話を入れました。

そして僕らは午後3時37分の電車に乗って草津温泉に向かいました。
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