(^_^)

2017年2月からこのブログを始めました

羽化のため木を上るセミの幼虫

2017-07-28 06:49:50 | 日記
羽化のため木を上るセミの幼虫


僕が見た幼虫は、一気に樹上を目指して上っていくのではなく、しばらく上っては休み、また昇り始めるといった具合で、安易な仕業ではありませんでした。
お産とは状況はまるで違うでしょうが、陣痛の苦しみに耐えている婦人のように見えて、「がんばれ!がんばれ!」と声をかけたくなりました。

初夏の風物詩を手に入れることができたのは、森さんという先輩が僕らのMLにセミの観察会のレポートを投稿してくれたことによります。樹下に直径1センチメートルぐらいの穴が点在している樹木を見つけるとよいこと、これが大きな手掛かりになりました。そして幼虫が上っていく途中は灯りを照らさないこと。

このようなブログは息子のお嫁さんにも送っています。昨日、孫と家にやってきてくれて、そのことを話をしていたら、お嫁さんは穴を覗いたら「幼虫と眼が合った」と言うのです。
ほんとですかね(笑)、森先輩!
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康宗憲さんと日本国憲法第9条

2017-07-27 16:09:45 | 日記


22日、康宗憲さんの講演会で僕が質問したのは「韓国では日本の憲法9条を擁護する議員連盟があるように聞いていますが、その方々の活動内容を教えてください」というものでした。

康宗憲さんはそれについては、あまりご存じないようで、それに代わり、「キャンドル革命」に参加した市民の意識はどのようなものかで応えてくれました。

「日本の憲法9条を基軸とした平和運動に理解と尊重をしながらも、それだけでは十分でないと思っています。やはり、戦前の侵略に対する歴史認識が不十分だと不満を持っています。だから、歴史修正主義者やアベ反動政権の台頭を許してしまっているのではないかと。」
康宗憲さんは穏やかな口調ながら、シビアな回答を寄こしてくれました。

たしかに、日本国憲法、とりわけ第9条は日本の侵略戦争を総括し、世界の理想を掲げたものです。日本人にとってはアジア諸国・民衆に対する謝罪と不戦の誓いを発するものだった、歴史認識に深く根付いたものであるはずです。

ところが、現実には自衛隊を容認し、アメリカ軍の駐留を不問にする政治・社会体制を作ってしまいました。今や、「憲法9条を守れ」の運動は今以上戦争の危機をつくらないでくれという、消極的な平和主義の運動になってしまっているのではないか、少なくとも一国主義でアジアに顔を向けていないような気がします。

憲法9条がアジア諸国間で友好と不可侵の誓いとして、掲げられたらと切望します。多分、韓国の議員連盟もそのような目標を持っているのではないかと、僕は推察するのですが。

話はそれますが、康宗憲さんを知ったのは1976年のことです。1975年11月22日韓国CIAはソウル大等へ留学した在日の学生が朝鮮民主主義共和国のスパイだと逮捕した事件を発表しました。この母国留学生を逮捕する事件は次の年にも連続し、僕と上坂氏が勤めていた淀川小学校出身の「梁南国」氏もその一人であり、同時期に逮捕された人に康宗憲さんがいました。

康宗憲さんには死刑判決が下されましたが、彼は獄中においても不屈の闘いを続け、ついに2013年1月ソウル高裁において無実・無罪を勝ち取りました。37年にもわたる風雪は言語に絶するものですが、7月22日、彼に接し、話を聞いて、僕は不朽の人間の優しさと強さに、いや優しさと強さを年輪として重ねてこられたのではないかと感動を覚えたのでした。


カミサン、休憩時間に康宗憲さんに梁南国さんの消息について聞きました。しかし、梁南国さんとは連絡が取れないということでした。



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セミの抜け殻 7月27日

2017-07-27 08:31:39 | 日記
セミの抜け殻発見を意識して、昨日から早朝散歩を開始、昨日の経験に森先輩のアドバイスをもとに根っこ近くに穴のある樹木(楠木)を観察。見つけました、なんと鈴なりになっている抜け殻を。




今までは地面に落下している抜け殻はよく見ましたが、樹木にこのように張り付いているのは初めて見ました。現職の時、これを写真に撮って子どもたちに見せてあげたら、どれだけ「先生、すごい!」と株が上がったことか(笑)。

こうなると、夜の羽化観察にも出かけたいところですが、これには飲酒衝動と闘わなければなりませんから、早朝散歩より難しい。どうなりますことやら。
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日野原重明さんの言葉とセミの羽化

2017-07-26 10:12:18 | 日記
「命とはなんだと思いますか?命とはあなたたちに与えられた時間です」
これは先日、105歳で亡くなられた日野原重明さんの言葉です。

日野原さんは後年のライフワークで学校巡りをしていたそうです。特番で、日野原さんが小学5年生か6年生に語りかけている場面を見ました。その時、日野原さんが語った言葉です。

先輩の森さんから、セミの羽化観察のレポートをいただきました。それに刺激を受けて今朝、近くの団地の樹木を見て回りました。森さんは「樹木の根っこ近くに小さな穴があるはず」とヒントを与えてくださっていたので、それを意識して見て回っていますと、ありました。あちこちに相当の数です。その近くにセミの抜け殻がひとつ。頭上ではセミがかしましく鳴いています。




この時に、日野原さんの言葉を思い出したのです。かしましい蝉の声がなんだかいとおしくなりました。


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康宗憲さんの講演を聞いて

2017-07-23 11:34:26 | 日記
「思想信条の公開を強制されないことが民主主義」



これは、「憲法9条の会・関西」が主催した昨日22日の学習会「緊迫する朝鮮半島情勢と安倍9条改憲論の危険性」で講師の康宗憲さんが質問に対して答えられた言葉です。その質問とは「今の北朝鮮はヒットラーナチズムのドイツ、スターリンソビエトのような言語を絶するひどい国家だと思いますが、康先生はどう思われますか?」というものでした。

康宗憲さんは「そのような質問をよく受けますが、どのような国家であっても体制打倒は外部からしてはならない、と思います。その国民が決めることです。」と述べられ、「私がどう思っているかについては・・・」と続けて述べられたのが冒頭の言葉です。

僕は質問に不快感を抱いた中で康宗憲さんのこの言葉に溜飲が下がりました。たしかに、報道される朝鮮民主主義人民共和国については首を傾げ、人々の生活の様子から「将軍様」に対する憤りを持っていますが、日米政府のやり方は「脅威」を口実にした戦争挑発行動です。これに乗ってはならないと自戒しなければなりません。

他にも「北朝鮮」という言葉が頻繁に使われていることに対し、「北朝鮮というのは朝鮮半島の北をさす地理的な言葉で、国の名称ではありません」とくぎも刺されていました。

午後2時から摂津市立コミュニティプラザで5時まで開催された学習会でしたが、たいへん内容のあるものでした。僕も一番に質問に立ちましたが、それについては、話がそれていきますので別の機会に。

ブログでは「マタイ受難曲」感想の続きも書きたいし、「淀むる会」の賑わいにも参加したいところですが、もう今の時期ですっかり夏バテです。

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