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2017年2月からこのブログを始めました

【伊香保・草津・新潟】⑤榛名湖

2019-09-14 19:50:40 | 日記
伊香保温泉から榛名湖畔まではバスでおよそ30分。バスはなだらかな坂を上がりやがて高原のような道路を走っていく。あれが榛名山かと思われるコニーデ状の山を見るうちにバスは道路を下り湖畔を走ることになる。

僕はこの時までは、榛名山を重量感のある独立峰だとばかり思っていました。榛名、赤城、妙義、この山たちを「上毛三山」と言いますが、この名称を聞いて思い浮かぶのは、日本帝国海軍の戦艦です。威圧的な黒灰色の鉄の塊です。その連想から巨魁の山だと思っていました。

ところが実際には榛名山は複式火山で外輪山も含めた山々の総称なのでした。僕が「あれが榛名山か」と思ったのはカルデラ内の火口丘だったのです。その形状から「榛名富士」と名付けられています。そして榛名湖は火口原湖、カルデラ湖です。


バスは湖畔を回り1/4周したぐらいのバス停で止まりました。ここで乗っていた乗客のほとんどが降ります。僕らも降りようかと思いましたが「行くとこまで行かなきゃあ」と終点の「榛名湖ゆうすげ温泉」まで行ってしまいました。終点を見なければ気が済みません。(笑)


「榛名湖ゆうすげ温泉」まではさらにバスで1/4周ほど、おかげで榛名湖畔の景色をしっかり楽しみました。終点の「榛名湖ゆうすげ温泉」にはホテルが2軒あり、その1軒のレストランで昼食をとろうとしました。しかし、この日、レストランは休業。火曜の定休日です。湖畔でゆっくり昼食をと思っていたのが肩透かしです。結局、昼食は伊香保温泉街に戻ってからとなったのですが、伊香保温泉も定休のお店が多かったです。以前、安曇野に行ったときも火曜日でお店を探すのに難儀しました。観光地では月曜日でなく火曜日を休業日にする傾向があるのですかね。

バスで来た道を「榛名湖」のバス停に向かって歩くことにしました。曇天ではありましたが、湖畔わたるそよ風も感じながら、榛名富士を背中にして快適な散歩を楽しむことができました。終点から四つ目のバス停は「湖畔の宿記念公園入口」です。このバス停名を聞いてピーンときた方は芸能通です。


まもなくやってくるバスをこのバス停で待っていたら、僕らより年配のどちらも小柄なアベックがやってきました。一緒にバスを待っていたら、女性の方から「高峰三枝子さん別荘に行ってきました?」と声をかけられました。
「いいえ、行ってません。高峰三枝子さんの別荘があるのですか」と聞きなおすと
「ええ、この先に。ここが『湖畔の宿』の舞台だそうですよ」と教えられました。
つぎにつれあいが道向こうのお店の看板(黄色いユリのような花が描かれています)を指さして
「あれは何の花ですか?」と聞くと、その女性は
「ゆうすげ、ですよ」と教えてくれました。

僕は「そういえば、おくさんは高峰三枝子に似てますね」と言ったら、女性は恥ずかしそうに笑われました。少しおせいじも入っていますが、目じりが少し上がっていて、僕は本当にそう思ったのでした。それで男性の方に
「ご主人、そうでしょう」と同意を求めたら、ずっと話の成り行きを聞くばかりであった男性は照れ臭そうに笑われました。

4人はやってきたバスに乗り伊香保温泉へ、お二人はバスターミナル手前の「石段街口」で降りられました。僕はよそ見をしていて気づかなかったのですが、つれあいが言うにはお二人は降りてから僕らの方に手を振っていたそうです。
「高峰三枝子に似ている」が効いたかな?(笑)
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