李 知承さんの「哀号」、いいですねえ、ほんのりした涙と笑いに誘われます。
時間はちょっと遡ります。8月29日(水)午後6時過ぎライブ会場に着きました。場所は西成釜ヶ崎、寄場の労働者が越冬闘争に使う三角公園はすぐ近く、西成警察署もすぐ近く、絶好?のロケーションです。居酒屋「難波屋」がその会場です。
店に入ると立ち飲み客で満席、席はないので満席はちょっとおかしい言い方ですが、込み合っていてみんなダークスダックスのように肩を寄せ合って、思い思いの酒を飲みとつまみを啄んでいます。20人も入れば身動きができないようなところでとてもライブ会場になると思われません。ところが奥の方に仕切があってその向こうがライブの会場のようなのでした。
店に入ってすぐさま、小柄な男性の背中を見つけました。李知承(イ・チスン)さんです。「チスンさん、来ましたよ」と声を掛けると、彼は特に愛想も無く「ありがとうございます」と返事をしてくれて、僕ら(中村秀男君と)二人のためにしてくれたのか席を空けて奥の部屋へ向かいました。
それから小一時間、7時のライブが始まるまで、ビールに酒に、焼酎の水割り、飲みましたねえ。僕はこの一か月間、まるで酒がほしくなく、飲まないで過ごしてきましたが、この日は勢いに任せて行くとこまで行ってしまいました。おかげでライブが終わった9時にはもうフラフラで、歩くことも思うに任せないようになっていました。
さて、いよいよライブですが、ライブは李知承さんら3人のジョイントでした。お名前は「シーガン山下」「がたろう」さんです。お二人の顔を見てください。釜の街にふさわしい強面です(笑)。ところが歌はイイ。これもぜひ紹介したいところですが、奄美大島のよしみもあって、中村君に委ねたい。僕は李知承さんの「哀号」の紹介に徹します。
【哀号】 詞/曲 イーチスン
アイゴーアイゴーとおばあちゃんが嘆く 明日の米も無いと嘆く
アイゴーアイゴーと母ちゃんが叫ぶ 長屋の角からすみまで響く
この国で暮らしてゆくのなら 仕事はないから自分で作れ
手に職おぼえて自分で作れ 人に雇われ働くな
人に雇われ働けば 奴隷のようにこきつかわれて
ボロになったら足蹴にされて ゴミクズのように放り出される
アイゴーアイゴーとおばあちゃんが嘆く 明日の米も無いと嘆く
アイゴーアイゴーと母ちゃんが叫ぶ 長屋の角からすみまで響く
おじいちゃんが始めたこの仕事 親父がオレを囲いこみ
今でも毎朝冷え切った 油の中に手を入れて
鉄クズそうじがオレの日課さ 鉄クズそうじが1日の始まり
人が嫌がる仕事しろ 人の何倍も働けよ
家族が食べていけるなら そうして生きていけばいい
アイゴーアイゴーとおばあちゃんが笑う
孫の頭をなでながら笑う
アイゴーアイゴーと母ちゃんが踊る すべて忘れて踊りつづける
国を持たないオレの故郷 何処にあるかと探してみても
ここはまちがいなくオレの故郷 ここで生まれたオレの故郷
ここで育ったオレの故郷
アイゴーアイゴーとおばあちゃんが笑う 孫の頭をなでながら笑う
アイゴーアイゴーと母ちゃんが踊る すべて忘れて踊りつづける
すべて忘れて踊りつづける
ライブの終了後中村君が率先して、李知承さんたちに迫り記念写真を撮りました。
「哀号」の動画に字幕を加え、ONEDRINEにアップしました。ただ、拡散はお控えください。
https://1drv.ms/v/s!Ao2WPeMKzJdJwwiPggTWPqbBrezF
時間はちょっと遡ります。8月29日(水)午後6時過ぎライブ会場に着きました。場所は西成釜ヶ崎、寄場の労働者が越冬闘争に使う三角公園はすぐ近く、西成警察署もすぐ近く、絶好?のロケーションです。居酒屋「難波屋」がその会場です。
店に入ると立ち飲み客で満席、席はないので満席はちょっとおかしい言い方ですが、込み合っていてみんなダークスダックスのように肩を寄せ合って、思い思いの酒を飲みとつまみを啄んでいます。20人も入れば身動きができないようなところでとてもライブ会場になると思われません。ところが奥の方に仕切があってその向こうがライブの会場のようなのでした。
店に入ってすぐさま、小柄な男性の背中を見つけました。李知承(イ・チスン)さんです。「チスンさん、来ましたよ」と声を掛けると、彼は特に愛想も無く「ありがとうございます」と返事をしてくれて、僕ら(中村秀男君と)二人のためにしてくれたのか席を空けて奥の部屋へ向かいました。
それから小一時間、7時のライブが始まるまで、ビールに酒に、焼酎の水割り、飲みましたねえ。僕はこの一か月間、まるで酒がほしくなく、飲まないで過ごしてきましたが、この日は勢いに任せて行くとこまで行ってしまいました。おかげでライブが終わった9時にはもうフラフラで、歩くことも思うに任せないようになっていました。
さて、いよいよライブですが、ライブは李知承さんら3人のジョイントでした。お名前は「シーガン山下」「がたろう」さんです。お二人の顔を見てください。釜の街にふさわしい強面です(笑)。ところが歌はイイ。これもぜひ紹介したいところですが、奄美大島のよしみもあって、中村君に委ねたい。僕は李知承さんの「哀号」の紹介に徹します。
【哀号】 詞/曲 イーチスン
アイゴーアイゴーとおばあちゃんが嘆く 明日の米も無いと嘆く
アイゴーアイゴーと母ちゃんが叫ぶ 長屋の角からすみまで響く
この国で暮らしてゆくのなら 仕事はないから自分で作れ
手に職おぼえて自分で作れ 人に雇われ働くな
人に雇われ働けば 奴隷のようにこきつかわれて
ボロになったら足蹴にされて ゴミクズのように放り出される
アイゴーアイゴーとおばあちゃんが嘆く 明日の米も無いと嘆く
アイゴーアイゴーと母ちゃんが叫ぶ 長屋の角からすみまで響く
おじいちゃんが始めたこの仕事 親父がオレを囲いこみ
今でも毎朝冷え切った 油の中に手を入れて
鉄クズそうじがオレの日課さ 鉄クズそうじが1日の始まり
人が嫌がる仕事しろ 人の何倍も働けよ
家族が食べていけるなら そうして生きていけばいい
アイゴーアイゴーとおばあちゃんが笑う
孫の頭をなでながら笑う
アイゴーアイゴーと母ちゃんが踊る すべて忘れて踊りつづける
国を持たないオレの故郷 何処にあるかと探してみても
ここはまちがいなくオレの故郷 ここで生まれたオレの故郷
ここで育ったオレの故郷
アイゴーアイゴーとおばあちゃんが笑う 孫の頭をなでながら笑う
アイゴーアイゴーと母ちゃんが踊る すべて忘れて踊りつづける
すべて忘れて踊りつづける
ライブの終了後中村君が率先して、李知承さんたちに迫り記念写真を撮りました。
「哀号」の動画に字幕を加え、ONEDRINEにアップしました。ただ、拡散はお控えください。
https://1drv.ms/v/s!Ao2WPeMKzJdJwwiPggTWPqbBrezF