大阪教育条例NO!

2012年、大阪で成立した教育関連条例の具体化と、「君が代」不起立処分に反対する運動の交流ブログ

東京都教委「君が代」不起立者を処分するな!抗議をしよう

2013-03-20 13:33:40 | 2013年卒入学式の状況
グループZAZAブログからの転載です。
http://blog.goo.ne.jp/zaza0924/e/9832765a13cd17829cc337991360eeb5

根津公子さんから、田中聡史さんから、東京都教育委員会に対して、「君が代」不起立を処分するなとの声をあげてほしいとお願いが届きました。最初に抗議先を記載し、根津さん、田中さんの報告をその後に掲載します。

東京都教委「君が代」不起立者を処分するな

◆抗議先
東京都教育庁(=東京都教育委員会) 〒163-8001東京都新宿区西新宿2-8-1
総務部教育情報課(都民の声を聞く担当) 
  :電話 03-5320-6733  FAX 03-5388-1726
人事部職員課服務係(処分を発令する担当)  :電話 03-5320-6792 

 
メールは、「東京都教育委員会ホームページ」に行き、「メニュー」→「各部課メールアドレス」から

田中聡史さんからのメール

東京では、急に暖かくなりましたが、皆様お元気でしょうか。

本日、板橋特別支援学校で卒業式があり、「君が代」斉唱時に私が不起立をしていたところを、副校長により「現認」されました。

東京では、既に都立高校で、この3月までに、少なくとも4名の不起立が「現認」されているそうです。

東京都教育委員会は、遅くとも3月29日までには処分を出すべく、手続きを進めるでしょう。

皆様、ぜひとも、都教委に対し、不起立者を処分するな、との声をお届けください。



根津公子さんからのメール

3月19日(火)、 今日は田中聡史さんの勤務する板橋特別支援学校の卒業式で、田中さんは「君が代」不起立をしました。これから都教委の事情聴取があり、29日に処分発令がなされると思います。

以下、きょうの報告です。

7時15分に学校前に到着すると、すでに物々しい警備体制が敷かれていた。多くの職員や生徒が通る通用門から見ると警備要員は6名に見えたが、あとで正門前に行ってみるとそこにも5人ほどの人がいたので、総計10名程度で警備に当たっていたことが分かった。そのうちの半数は都教委の職員のようだった。

 通用門前には、私たち、河原井・根津らの「君が代」解雇をさせない会のメンバーや渡部さん、学校と地域を結ぶ板橋の会の他にも駆けつけた人たちがいて、総勢16名で田中さんの「君が代」不起立を支持し理解を訴えるチラシを保護者や生徒、職員に手渡した。

 その間、副校長と主幹らしき人物は、「チラシを配らないでください」「生徒にチラシを配らないでください」と連呼し続けた。副校長は生徒に「受け取らないで」と言い、生徒からチラシを取り上げようとまでしたが、配っている私たちの何人もの抗議に、生徒の手にチラシを返すという醜態を演じた。保護者には半数ほど受け取ってもらえたので、事実を知らせることはできたのではないか。

 監視体制の中だったからだろう、職員の受け取りは前回の半数にも満たなかった。しかし、その中でも、「お世話様です」「ありがとうございます」と声をかけてくれた職員もいたし、ご自分から手を出してくれる職員もいたことに、ホッとした。田中さんの気持ちに寄り添ってくれているのだろうと。

 田中さんは7時半頃、皆に挨拶をして、中に入って行った。

 生徒が下校した、休憩時刻少し前に私たちは再び、学校の前に行った。式は終わったというのに、警備の人が7人ほど正門前に立っていることに驚いた。帰り際、私たち4人(渡部さんを含む)は、この人たちの多くは都教委の職員だと推測し、締められた門扉越しに、「都教委の職員ですか」と聞いた。しかし、答えはない。答えてもらおうと中に入って聞いたが、マニュアルどおりに一切無応答だった。

田中さんは「一同起立」で立ち、「国歌斉唱」で着席し、「校歌斉唱」で立つという、彼名づけての“雲竜型”の不起立をしたとのこと。名づけは相撲の土俵入りにちなんでのことという。

田中さんの不起立を見た副校長は、田中さんのところにやってきて、「国歌斉唱ですのでお立ちください。国歌斉唱ですのでお立ちください。お立ちください」と声を発して、不起立の現認をしたとのこと。

式が終わり、卒業生退場が終わるや否や、田中さんは校長に呼び出された。田中さんの担任する生徒が下校していないにもかかわらず、である。校長たちの一番大事なことが「日の丸・君が代」であることを表している。

 校長は証人として副校長を同席させ、田中さんに、「職務命令を出していることはわかっていますね」「このことは都教委に報告します」と、マニュアル通りのことを告げたそうだ。

 2月頃か、校長は田中さんに、「繰り返し研修をしても成果が上がらないのであれば、分限処分があり得る」と告げた。校長にもその懸念があるからだろう。そうでありながら、その校長の頭にあるのは、自身の保身であって、定年退職まで20年を残す田中さんが、どんな思いで不起立をするのか、そこに思いを致すことはないのだろうか。

校長は、板橋の会の人が電話をしたときに、「田中教諭については、その教育実践を評価している」と言われたとのこと。そうであれば、なおのこと、不起立の意味を考えてもらいたいものだ。アイヒマンになるな!と言いたい。

 私たちはこの後、以下の3点の用件があって都教委に行った。
①2月22日に「田中さんへの処分をするな」と申し入れ、質問したことへの回答が1カ月近くたつにもかかわらずまだされていないことについて質す。 
②今日「君が代」不起立をした田中さんに対し、処分をしないことを再度要請する。
③今日、板橋特別支援学校に出張した都教委の職員の数や部署、目的等について訊き出す。

③については、指導部の回答が「答える必要がない」ということだったので、開示請求をしてきた。

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