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「君が代」不起立処分大阪府・市人事委員会不服申立ならびに裁判提訴当該15名によるブログです。

東京都教委「君が代」不起立者を処分するな:抗議をしよう

2013-03-20 00:42:19 | 東京の根津公子さんからのメール

根津公子さんから、田中聡史さんから、東京都教育委員会に対して、「君が代」不起立を処分するなとの声をあげてほしいとお願いが届きました。最初に抗議先を記載し、根津さん、田中さんの報告をその後に掲載します。

東京都教委「君が代」不起立者を処分するな

◆抗議先

東京都教育庁(=東京都教育委員会) 〒163-8001東京都新宿区西新宿2-8-1
総務部教育情報課(都民の声を聞く担当) :電話 03-5320-6733  FAX 03-5388-1726
人事部職員課服務係(処分を発令する担当)  :電話 03-5320-6792 
 
メールは、「東京都教育委員会ホームページ」に行き、「メニュー」→「各部課メールアドレス」から

 
田中聡史さんからのメール
東京では、急に暖かくなりましたが、皆様お元気でしょうか。

本日、板橋特別支援学校で卒業式があり、「君が代」斉唱時に私が不起立をしていた
ところを、副校長により「現認」されました。

東京では、既に都立高校で、この3月までに、少なくとも4名の不起立が「現認」さ
れているそうです。

東京都教育委員会は、遅くとも3月29日までには処分を出すべく、手続きを進める
でしょう。

皆様、ぜひとも、都教委に対し、不起立者を処分するな、との声をお届けください。



根津公子さんからのメール
3月19日(火)、 今日は田中聡史さんの勤務する板橋特別支援学校の卒業式で、
田中さんは「君が代」不起立をしました。これから都教委の事情聴取があり、29日に処分発令がなされると思います。

以下、きょうの報告です。

7時15分に学校前に到着すると、すでに物々しい警備体制が敷かれていた。
多くの職員や生徒が通る通用門から見ると警備要員は6名に見えたが、あとで正門前
に行ってみるとそこにも5人ほどの人がいたので、総計10名程度で警備に当たって
いたことが分かった。そのうちの半数は都教委の職員のようだった。

 通用門前には、私たち、河原井・根津らの「君が代」解雇をさせない会のメンバーや渡部さん、学校と地域を結ぶ板橋の会の他にも駆けつけた人たちがいて、総勢16名で田中さんの「君が代」不起立を支持し理解を訴えるチラシを保護者や生徒、職員に手渡した。

 その間、副校長と主幹らしき人物は、「チラシを配らないでください」「生徒にチラシを配らないでください」と連呼し続けた。副校長は生徒に「受け取らないで」と言い、生徒からチラシを取り上げようとまでしたが、配っている私たちの何人もの抗議に、生徒の手にチラシを返すという醜態を演じた。保護者には半数ほど受け取ってもらえたので、事実を知らせることはできたのではないか。

 監視体制の中だったからだろう、職員の受け取りは前回の半数にも満たなかった。しかし、その中でも、「お世話様です」「ありがとうございます」と声をかけてくれた職員もいたし、ご自分から手を出してくれる職員もいたことに、ホッとした。田中さんの気持ちに寄り添ってくれているのだろうと。

 田中さんは7時半頃、皆に挨拶をして、中に入って行った。

 生徒が下校した、休憩時刻少し前に私たちは再び、学校の前に行った。式は終わったというのに、警備の人が7人ほど正門前に立っていることに驚いた。帰り際、私たち4人(渡部さんを含む)は、この人たちの多くは都教委の職員だと推測し、締められた門扉越しに、「都教委の職員ですか」と聞いた。しかし、答えはない。答えてもらおうと中に入って聞いたが、マニュアルどおりに一切無応答だった。

田中さんは「一同起立」で立ち、「国歌斉唱」で着席し、「校歌斉唱」で立つという、彼名づけての“雲竜型”の不起立をしたとのこと。名づけは相撲の土俵入りにちなんでのことという。

田中さんの不起立を見た副校長は、田中さんのところにやってきて、「国歌斉唱ですのでお立ちください。国歌斉唱ですのでお立ちください。お立ちください」と声を発して、不起立の現認をしたとのこと。

式が終わり、卒業生退場が終わるや否や、田中さんは校長に呼び出された。田中さんの担任する生徒が下校していないにもかかわらず、である。校長たちの一番大事なことが「日の丸・君が代」であることを表している。

 校長は証人として副校長を同席させ、田中さんに、「職務命令を出していることはわかっていますね」「このことは都教委に報告します」と、マニュアル通りのことを告げたそうだ。

 2月頃か、校長は田中さんに、「繰り返し研修をしても成果が上がらないのであれば、分限処分があり得る」と告げた。校長にもその懸念があるからだろう。そうでありながら、その校長の頭にあるのは、自身の保身であって、定年退職まで20年を残す田中さんが、どんな思いで不起立をするのか、そこに思いを致すことはないのだろうか。

校長は、板橋の会の人が電話をしたときに、「田中教諭については、その教育実践を評価している」と言われたとのこと。そうであれば、なおのこと、不起立の意味を考えてもらいたいものだ。アイヒマンになるな!と言いたい。

 私たちはこの後、以下の3点の用件があって都教委に行った。
①2月22日に「田中さんへの処分をするな」と申し入れ、質問したことへの回答が1カ月近くたつにもかかわらずまだされていないことについて質す。 
②今日「君が代」不起立をした田中さんに対し、処分をしないことを再度要請する。
③今日、板橋特別支援学校に出張した都教委の職員の数や部署、目的等について訊き
出す。

③については、指導部の回答が「答える必要がない」ということだったので、開示請求をしてきた。
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2 コメント

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抗議文を送りました (krmzw(大阪))
2013-03-20 22:47:56
趣旨に賛同し、先ほど以下のような抗議文を東京都教育委員会に送りました。今後も支援を続けます。
「卒業式で君が代を歌わず、不起立を通した教師の方々を処分してはいけません。教育でなによりも大切なのは、自由と人権を学び、身につけることです。様々な背景を持つ人々が暮らすこの国のなかでも、海外でも、そのような教育を受けた子供たちを増やすことが、豊かな社会を実現するために求められています。東京都の教育員会は全く反対のことをしようとしています。直ちにやめていていただきたい。このように教師たちを脅して、思うままにしようとする教育委員会にいじめ対策などできるわけがありません。不起立を通した教師の方々の処分を辞め、教育委員会自身が自らの態度を改めるよう求めます。」
返信する
抗議文ありがとうございます。 (ZAZA)
2013-03-20 22:58:03
krmzw(大阪)さまへ

抗議文ありがとうございます。
大阪も東京も、教育委員会のすべきことは何か、よく考えてほしいものです。おっしゃるように、まったく逆のことをしているように感じます。
今後ともよろしくお願いします。
返信する

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