昨日(22日)、大阪府議会が閉会しました。
私たちが反対していた中原校長の大阪府教育長への任命に同意を求める件は、維新(56名)、公明(21名)、みんなの党(1名)の賛成多数で可決されました。
また、主張の政治介入によって教育目標から政策まで作成された教育振興基本計画も共産党以外の全会派の賛成で可決されてしまいました。
この4月から中原教育長のもとで教育振興基本計画が実行段階に入ることになります。
今後中原教育長の動きに監視と批判が必要になります。教育長になる前に朝日新聞のインタビューに答えて次の卒業式では、さらに踏み込んだ強制にすすむ可能性も示唆しています。
また、職員の政治活動規制条例や労働組合の組合活動規制条例などの3条例は、継続審査となりました。闘いは、5月議会に継続されることになりました。
**********************************
3月5日朝日新聞の中原校長へのインタビュー記事
府教育長に知事起用方針中原・和泉高校長
◆学校現場で見えた課題は。
物事を進めるのが遅い。私は3カ月間で英語授業にTOEFL(トフル)教材を入れたが、通常は2年かかるらしい。それに決定権と責任の所在もあいまい。続いていた中間期末試験での出題採点ミスで、私はどの先生のミスかを明確にして始末書も出させた。個人の不注意なのか、そもそもの仕事配分に偏りがあったのか、原因究明に役立てた。先日の最後の期末ではミスがなかった。また、教員の世界には慣習に支配されている部分が多かった。
◆学校の先生の働きぶりをどう見ていたか。
能力も意欲も高く土日も働く超多忙な先生と、教える技術も不十分で生徒の人気もなく夕方5時に帰る先生と、両方いる。働きぶりの違いを待遇面にもう少し反映させるべきだ。
評価の悪い先生で、研修などを受けても改善しないなら教員に不向きということ。学校や上司を代えてダメでも「肩たたき」をしないというのは公共政策としておかしい。生徒にも本人のためにもならない。
◆評定の分布比率を固定した相対評価を教員にも導入するべきか。
単純に導入すれば、優秀な教員ばかりの学校でも誰かが最低のD評価になるバこの問題を解消する策に知恵を絞る必要がある。
◆生徒による授業評価が始まっている。
私は生徒の授業評価を3割ほど入れて教員評価をつけている。残りは試験や入試など学力向上の「客観データ」と、生徒指導や部活指導などの「周辺情報」が3分の1ずつ。ただ、厳しい先生の評価は低くなりやすいので、私は学力向上で結果さえ出していれば高く評価するなど調整する。
◆一昨年の卒業式では、君が代斉唱時の教職員の口元チェックで議論を呼んだ。他校も徹底するべきか。
府教委に「遠目から起立斉唱の確認を」と言われたのでその通ひにやった。ただ、今年の入学式での各校の対応マニュアルはすでに出ているので(私が仮に教育長になっても)もう遅い。1年後の卒業式では、自分が決められることになるかもしれないが、府議や学校現場の意見をきちんと聞いてから決めたい。
◆教育委員はどのぐらいやるか。
任期は4年、まずはその 4年をがんばる。
私たちが反対していた中原校長の大阪府教育長への任命に同意を求める件は、維新(56名)、公明(21名)、みんなの党(1名)の賛成多数で可決されました。
また、主張の政治介入によって教育目標から政策まで作成された教育振興基本計画も共産党以外の全会派の賛成で可決されてしまいました。
この4月から中原教育長のもとで教育振興基本計画が実行段階に入ることになります。
今後中原教育長の動きに監視と批判が必要になります。教育長になる前に朝日新聞のインタビューに答えて次の卒業式では、さらに踏み込んだ強制にすすむ可能性も示唆しています。
また、職員の政治活動規制条例や労働組合の組合活動規制条例などの3条例は、継続審査となりました。闘いは、5月議会に継続されることになりました。
**********************************
3月5日朝日新聞の中原校長へのインタビュー記事
府教育長に知事起用方針中原・和泉高校長
◆学校現場で見えた課題は。
物事を進めるのが遅い。私は3カ月間で英語授業にTOEFL(トフル)教材を入れたが、通常は2年かかるらしい。それに決定権と責任の所在もあいまい。続いていた中間期末試験での出題採点ミスで、私はどの先生のミスかを明確にして始末書も出させた。個人の不注意なのか、そもそもの仕事配分に偏りがあったのか、原因究明に役立てた。先日の最後の期末ではミスがなかった。また、教員の世界には慣習に支配されている部分が多かった。
◆学校の先生の働きぶりをどう見ていたか。
能力も意欲も高く土日も働く超多忙な先生と、教える技術も不十分で生徒の人気もなく夕方5時に帰る先生と、両方いる。働きぶりの違いを待遇面にもう少し反映させるべきだ。
評価の悪い先生で、研修などを受けても改善しないなら教員に不向きということ。学校や上司を代えてダメでも「肩たたき」をしないというのは公共政策としておかしい。生徒にも本人のためにもならない。
◆評定の分布比率を固定した相対評価を教員にも導入するべきか。
単純に導入すれば、優秀な教員ばかりの学校でも誰かが最低のD評価になるバこの問題を解消する策に知恵を絞る必要がある。
◆生徒による授業評価が始まっている。
私は生徒の授業評価を3割ほど入れて教員評価をつけている。残りは試験や入試など学力向上の「客観データ」と、生徒指導や部活指導などの「周辺情報」が3分の1ずつ。ただ、厳しい先生の評価は低くなりやすいので、私は学力向上で結果さえ出していれば高く評価するなど調整する。
◆一昨年の卒業式では、君が代斉唱時の教職員の口元チェックで議論を呼んだ。他校も徹底するべきか。
府教委に「遠目から起立斉唱の確認を」と言われたのでその通ひにやった。ただ、今年の入学式での各校の対応マニュアルはすでに出ているので(私が仮に教育長になっても)もう遅い。1年後の卒業式では、自分が決められることになるかもしれないが、府議や学校現場の意見をきちんと聞いてから決めたい。
◆教育委員はどのぐらいやるか。
任期は4年、まずはその 4年をがんばる。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます