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橋下府政の「遺産」:借金最悪6.4兆円。財政健全化団体へ突き進む大阪府財政!

2013-02-17 15:23:05 | 橋下・維新の会の大阪府・市政
2月14日、大阪府は2013年度当初予算案を発表しました。一般会計総額は、職員の退職金などの人件費を削減し、5年ぶりに3兆円を割り込みました。恒常的に税収が伸び悩む中、橋下・維新の会が強力に進める「大阪都」関連予算を新規に盛り込んだりしたことで、府債残高は過去最高の6兆4000億円を超えました。府は歳入不足を補うため“貯金”にあたる財政調整基金から401億円を取り崩し、それでも足りず臨時財政対策債も同比200億円増の3100億円の発行を余儀なくされています。府財政は、臨財債を発行し続ける悪循環に陥っています。

 しかし、2013年度の大阪府予算の惨憺たる状況は、今に始まったことではなく、橋下知事時代から恒常的に続いてきており、それが拡大してきたことの結果です。盛んにアピールしてきた橋下「行政改革」が、以下にデタラメであるかを示しています。
 
   大阪負債残高は 
 2008年度 5万8400億円
 2009年度 5万9220億円
 2010年度 6万 739億円
 2011年度 6万 378億円
 2012年度 6万3203億円
 2013年度 6万4008億円

  臨時財政対策費
 2007年度  653億円
 2008年度  796億円
 2009年度 1607億円
 2010年度 3226億円
 2011年度 2781億円
 2012年度 2900億円
 2013年度 3100億円


橋下知事が就任したのが2008年。大阪府府債は増え続けていることが分かります。また、臨時財政対策費も2009年度から激増しています。

その結果、2011年度決算では財政規模に対する実質公債費が18.4%に拡大し、新たな地方債発行に総務相の許可が必要な起債許可団体となり、公債費負担適正化計画の提出まで求められています。そして、大阪府は、2017年には総務省の基準に該当し財政健全化団体(実質公債費が25%)に転落する見通しであることまで公表しました。この大阪府財政の深刻な実態が公表されたのが、橋下知事が、「大阪府財政の立て直しは軌道に乗った」として大阪市長選挙に立候補する数ヶ月前です。橋下知事(当時)のデタラメさがはっきりとでています。

大阪府の予想通り、実質公債費は年々ふくれあがっています。2012年度の実質公債費はまだ公表されていませんが、2013年度予算を見ていく限り、財政健全化団体への道を急速に歩んでいると思われます。

 実質公債費(単年度)
 2009年度 17.9%
 2010年度 17.8%
 2011年度 19.4%


これが橋下知事は大阪府で進めたことの結果であり、現在大阪市で進めようとしていることの未来です。橋下・維新の会の政治的野心の代償として、大阪府民には将来にわた借金が残されることになるのです。これを断ち切らなければなりません。


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1 コメント

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Unknown (は?)
2014-05-26 14:08:24
4万6008億円???
僕の「さんすう」の知識が間違ってるのかな?
府政市政を語る資格があるのかな?
笑っちゃいます。
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