UENOUTAのお絵描きとかブログ

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ある日、超能力に目覚めた件 480P

2024-06-29 19:30:12 | 日記
「くっ……視界が……皆さん気を付けてください!!」
 
 桶狭間忠国がそんな風に声をあげる。やっぱり戦いなれてるからなのか、桶狭間忠国の反応は早い。黒い靄がこの駅構内を覆いつくすほどに広がって一気にライトの明かりとかも見えなくなる程に真っ暗闇に包まれる。いやそれだけじゃなかった。一体どこからこれだけの闇が沸いたのか……と思えるほどだが……
 
「なんだこれ?」
 
 そんな風に桶狭間忠国はいった。けどそれに反応する人はいない。それに……だ。桶狭間忠国の頭には警報が鳴り響いてた。
 
(おかしいおかしいおかしい)
 
 ――と。だって流石にこんな闇……ありえるだろうか? 確かに昼も過ぎてたし、そろそろ夕暮れ……が近づいてただろう。でも……まだ日はあったし、なによりも駅構内はそれこそ電灯はいっぱいあるだろう。それらすべてがみえなくなる? それだけじゃない。周囲に誰の気配も桶狭間忠国は感じなくなってた。
 そこそこ近くにはアンゴラ氏がいたし、少し離れた所には野々野小頭達がいたはずだ。こんな闇の中なら、誰かがスマホのライトをつけてもおかしくない。けどそんなのない。いや、もしかしたらライトをつけたら狙われるかもしれないと思ってつけてないだけかもしれないが……と桶狭間忠国は考えた。
 
「そうであってほしいな……おい、誰か! 聞こえるか?」
 
 確かめるためにも、桶狭間忠国はその大きな体を生かしてて、かなりデカい声を出した。それこそ駅構内中に響き渡るような声だった。でも……その声に反応する声は返ってこない。ただ自然と闇に溶けるように桶狭間忠国の声は消えていく。
 
「おい! 誰か! だれでもいい!! いないのか!!」
 
 桶狭間忠国は軽く走りつつ、周囲を見回しながら声を上げる。その時、ズキッと痛みが腹のあたりに走った。
 
「くっ……流石に完璧には治せてないか……いや、今動けるだけでも凄い事だ」
 
 痛みが鈍く走る部分を抑えながら、闇の中を進む。そして桶狭間忠国はここがやっぱりおかしい……と判断した。
 
「こんなまっすぐに歩いてどこにも当たらないなんて……どこなんだここ?」
 
 駅の構内だったら、実際、広いといっても、すぐに店舗とかにぶつかったりするだろうし、改札とかだってあるはずだ。でも……ない。ここには……この闇には何もなかった。
 
「これはきっとあの悪魔の力……飲み込まれたのか? 僕だけ? いや、皆か?」
 
 そうつぶやきつつ、考えをまとめようとしてる桶狭間忠国。するといきなりだ。目の前がカッ! とはまぶしくなった。そして聞こえるエンジン音。さらにはギギィィ――と聞こえるブレーキの音。でもそれは……目の前のトラックは止まりそうにない。
 
(これは!?)
 
 その瞬間、桶狭間忠国は過去を思い出してた。

転生したらロボットのなかだった(ただし出ることはできません)盤上の迷宮航路へご招待 12

2024-06-29 19:25:06 | 日記
「むむむ……」
 
 大きい奴に、小さい奴が加わってこっちの出力を上回ろうとしてくる。実際はエネルギー的にはG-01にはまだまだ余裕はある。けど……これ以上込めたらこっちの銃が壊れてしまう。だからここらが限界なんだけど……それなら……
 
「サブウエポン展開!」
 
 私のその言葉で胸の一部が開く。そこから小さなハンドガンクラスの銃がとっての部分だけ出て来た。安定性の為に両手で持って今は銃を使ってたけど、それを片手で制御しつつ、空いた手でそのハンドガンを取った。そして――
 
 バンバン!!
 
 ――と一緒に協力してる小さい奴を撃ちぬくことにした。でも数が多いな。それに、こっちに向かってくる小さい目玉も多くなってきてる。ハンドガンじゃ追いつかなくなってる。
 
「ちょっと舐めすぎたかな」
 
 私はメインウエポンの出力を絞ることにした。そんなことしたら押し切られる? それを狙ってる。奴らが「やった!」と思う事を許してあげようということだ。拮抗しつつ、じりじりと押し負けていく……という演出だ。
 なにせこっちのハンドガンではビームに加わってる奴らを撃つことがもう難しい。流石に多すぎて、こっちに直接向かってくる方を撃つので精一杯。このままここにとどまってひっ迫してると不利になると判断したんだ。
 
 大きなビームがG-01の一部を爆散させる。流石に何もないとすぐにばれると思ったから私はナイフを犠牲にさせた。大きな力を使って、更にはなんとか上回ったとなったら、少しは油断が訪れるだろう。
 
 私は本体であるG-01に光学迷彩を発動させて姿を隠し、さっきとは違う位置から銃を構える。
 
「ピピピ」
 
 そんな風に照準であるレティクルが動く。一撃で決めるためにも、スキャンして一番効率的に倒せる場所を探してる。そして……見つけた。ぎりぎり察知されない程度のエネルギーを充填。
 けどそれで普通に撃ったら奴の外骨格を貫けないだろう。なので、急遽発射されるエネルギーの形状をなるべく細くなるように調整。私はそれだけの事をやって、引き金を引いた。
 
 糸のように細い光線が走る。沢山いる小さな目玉たち。そいつらがひしめいてるが、タイミングが完璧だったから、まっすぐに、けどどれにも当たることなく突き進む。そして――
 
 一瞬、巨大な目玉かビクッと反応した。眠たそうに瞼が落ちだして、そして……傾いたとおもったら沢山の小さな目玉たちを巻き込んで廃船の塔へと突っ込んだ。