UENOUTAのお絵描きとかブログ

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ある日、超能力が目覚めた件 341P

2023-12-16 19:32:32 | 日記
『けっ、おい、あれ見てみろ。ぶっさいくな顔してるぞ。きっとあいつはもうすぐ死にそうだし、主に命を加算させようぜ』
『駄目です! そんなのは駄目ですよ! そんな事をしたって主様は喜びません!』
 
 2つの別々のタイプの声が聞こえる。一つは勝ち気な声で、もう一方はおしとやかな声である。そして野々野足軽の目にはその姿も映ってた。
 一人は赤い髪に赤い瞳、そして牙が特徴的で、小さな女の子の姿をしてて、その背中にはコウモリの羽にお尻に尖った尻尾がある。
 服装は肌面積が多めで、黒い布を胸に巻いてて、腰の方はホットパンツといっていいのか、そんなのだ。まあ世間一般的に小悪魔……とか言われる少女を想像したような……そんな見た目。
 
 おしとやかな声をした方の子は綺羅びやかな金髪な長髪で、身体をほとんど覆う真っ白いワンピースの服をきてる。首元に大きな真っ赤なリボンをつけてて、その背には白い羽がパタパタしてる。そして最大の特徴はその頭の上に浮いてる輪っかだろう。彼女たちは正しく天使と悪魔……な感じだ。
 
 人が葛藤をする時にでてくる善の天使と悪の悪魔って感じ。けどそれって普通は想像でしか無い。こんな風に具現化してないだろう。まあ具現化……と言っても、その姿も声も野々野足軽にしか見えてない。
 けど確実に二人はいる。いつだって野々野足軽の頭にいるのだ。そこからでて視界に入ったり、驚いたり寝る時はニュルッと頭に避難してくる。
 そんな存在がこの『天使と悪魔』だった。何故にこんなことになったかの……野々野足軽は頭を抱える。
 
『あっ、あいつ今、ゴミを捨てやがったぞ。これはちょっとこらしめないとな!』
『あ、あの人、そのゴミを拾って持ち帰るようですよ。きっとゴミが地球を汚してるのが許せなかったんですね。素晴らしいです。祝福を与えましょう』
 
 そんな事をいって二人はその人達の所に飛んでいって、悪魔は黒い力を浴びせて、天使は祈りのポーズで光を与えてる。まあ勿論だけど、それに気づくことはない。でも今日一日ゴミを捨てた人にはきっと不幸が続くだろう。そして天使の祝福を受けた人には幸運が続く。
 
 勿論どっちもそんな大きなことはおきない。不幸だといっても、なんにもない所で躓いたり、小指を打ち付けたり……不注意のせいでやっちゃったな……という感じの不幸が続くくらいだ。それか物を置き忘れたり? そのくらい。
 
 天使の祝福も百円を拾ったり、一日身体の調子が良かったり、ひょんな出会いがあったり……そんなのだ。
 
(もっと大人しくしておいてくれ二人共)
『ごめーん主』
『ごめんなさい主様』
 
 二人はそう言って謝った。そしてそれぞれ野々野足軽の肩にこしかける。そんな姿をみて、野々野足軽はどうしてこうなった? また思った。

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 978

2023-12-16 19:27:46 | 日記
「何をやっているんじゃお前は!!」
 
 そんな怒号とともに、向かってくる拳。椅子に括り付けられてる俺にはそれから逃れる術はない。だから親父の拳が俺の顔にめり込んだ。そして顔面の痛みとともに、さらには勢いによって椅子事ひっくり返って後頭部が床とごっつんこした。前と後ろ……どっちも痛い。けどそれでも終わってなんてなかった。
 
「このバカ息子が!! バカ息子が!! バカ息子が!!」
 
 親父は椅子に括りつけられたままひっくり返って天井を見上げるしかないの傍によって足で何回も何回も踏みつけてた。確かに拳でやると、自身の拳もダメージを受ける。
 親父は別に軍で鍛えたわけでもない、どっちかというと机にかじりついてなんかやってるタイプの人だ。だからこそ、痛いのは嫌なんだろう。それに逃げ場なんてないこの状態で、踏みつけらるのはかなりきく。口の中がきれて、歯もきっと何本かおれてる。もしかしたら鼻だって……頭にはこぶもできてるだろう。何回も踏まれて瞼が切れたのか、視界が赤くなって、そして片目がとても狭くなった。
 きっと腫れたんだろう。呼吸もとてもしづらい。鼻も口もそうだ。口も鼻も血が溜まってる感じがあって、吐き出さないとまともに息ができない。下手に吸い込むとむせる。けどそんな状態で踏みつけられると、プシャーと鼻や口から血と涎の混ざった液体が吹き荒れるのだ。
 そうなると……
 
「なんだその態度は!!」
 
 ――とより強い一撃がくる。気絶できれば楽なんだが、そこは絶妙だった。狙ってる……わけじゃないと思うが、親父の一撃はそこまででもない。けど痛いのはそうだし、この状態じゃ、まともに食らうしかないから、俺の顔面はボロボロになってる。けどそれでもめっちゃ強力じゃないから、気絶できない。いっそ気絶させてくれ……と思ってしまう。
 それからもずっと親父は気が済むまで俺の顔を何回も何回も踏みつけてくる。
 
「はあはあはあはあはあ……水を……」
 
 そんなことを親父がいうと、家政婦がコップに水を注いで渡す。それを一気にあおった。そして、俺をちらっとみて、さらに家政婦に「それを渡せ」という。それというのは水を入れてる容器だ。それを都度コップに入れて飲んでるわけだ。
 だからもちろんだけど、その容器にはそれなりにたくさんの水が入ってる。それを受け取った親父はそれを俺の頭上で傾けた。
 
「ごはっ!? ぷべっ――がはっ!?」
 
 逃げることもできない俺に降りかかる大量の水。顔中が痛くて、さらには鼻や口に侵入してくるそれらが俺をおぼれさせようとしてくる。なんとか口や鼻のなかの水を出すために顔を横に向けるが、それでも水は降り続いた。それによって、俺の体からは空気が抜けていくのに吸うことはできなくて、とても危ない状態になっていく。
 本当に『死』――それが見えてくる。

UENOUTAのランニング雑談12

2023-12-16 15:29:47 | YOUTUBE

 

最近はサブウーファーを導入して映画が楽しくなりました。やっぱりなんか違いますね。実際もっと音量をあげられたら、それこそ腹の底に響くような低音が得られるような気がします。

 今でも部屋でも揺れる感じはあります。それで何か低音を感じられる映画はないか? と思ってUネクストで『セッション』って映画を観ました。

 ドラムをやってる大学生の映画です。学生とそして教授が主役でしたね。思いっきりドラムが全面に出てて音がすごかったです。

 まあストーリーすごかったですけどね。主役が追い詰められていって、音楽に取り憑かれていくところとか……教授のパワハラとかヤバかったです。けど面白かったです。

 なんか久々に『映画観た』と思いました。なかなか腰を落ち着けて見るって事が出来なかったけど、これは最後までじっくりと観てしまいました。事前知識なんて一切なかったんですけどね。

 本当にフィーリングで再生ボタンポチッとしたけど、良かったです。おすすめです。