3日後は、ラフウォータースイム・イン・宮古島。宮古島の人々はあまり泳がない。泳げない。泳ごうとしない傾向がある。トライアスロンをしたいけどしない理由の第一が、『泳げないから・・』だ。しかし、人間海から進化してきたし、胎児の頃は子宮羊水の中で浮かんでいた。練習するとみんな泳げるようになる。ほんと見違えるように泳げるようになる。泳げるようになると気持ちいい。しかし、海はこわい。優しいときもあるが、荒れているときの海はほんとこわい。練習していると、だんだん波や海水に逆らうからつらいこわいことがわかってくる。海に同化するとどんな状況でも泳げて気持ちよくなる。これらを助けてくれるのがウエットスーツだ。私たちに、浮力、推進力、抵抗の減少、保温、安心を与えてくれる。自分は、今までサーフィン、ダイビング、シュノーケリング、カイトボード、ジェットスキーなどのマリンスポーツを体験してきた。いろんなウエットスーツを使い雪のふる中でもマリンスポーツを楽しんできた。でも、オープンウオータースイムのウエットはそれらとは別物である。ウエットの生地がびょーんと伸びて体の動きを邪魔しない。すごーい伸びる。ためしに、ダイビングの長袖ウエットで500m泳いだらもう息が上がる。オープンウオータースイムやトライアスロンにはスイム専用のウエットを使用しよう!
上のウエットスーツは自分のシロモト製のトライアスロン専用ウエットスーツ。暖かい時期しか使用しないので、上半身は袖無しだ。未熟な自分は、長袖だと腕がだるくなる。でもトップアスリートは達は長袖を使う傾向がある。長袖のほうが、水の抵抗が少なくなり速く泳げるらしい。このシロモト製は高価かもしれないが、実は安いと思う。2年間は、修理や体型による修正が無料なのだ。実際、すでに2回修正したもらったが、無料だ。また、完全オーダーメード。自分は、スイム苦手だったので、下半身の浮力を大きくしてもらった。去年のラフウオーター宮古島大会3km、今年のトライアスロン宮古島大会3kmもこれでキックゼロで完泳した。しかし、下半身の浮力が大きいと、キックすると下肢が水面上に出てしまい、実際キックできない。また、平泳ぎができないというデメリットがあることを知っておいた方がよい。次に購入するなら、下半身の浮力の少ないものにしようと思っている。あと、今年のトライアスロン宮古島大会でダイビングレスキューをしていた知人がいっていたが、スイムレース開始後、突然ウエットを海中で脱ぎだし、パニクっていた選手がいたそうだ。サイズが合ってなくて、脱ごうとしたのかもしれない。大会前は自分の体にウエットが合っているか、必ず確認しよう! ちなみに水中で上半身のウエットを先に脱ぐと、下半身が浮き上がり、逆転し、パニクります。気をつけよう!
上の破れてしまったウエットスーツ。友人がウエットスーツ代を節約しようとしてyahoo!オークションで1万円で購入したトライアスロン用のウエット。サイズがやや小さすぎて、着ようとした破れてしまった。結局、修理で数千円。ウエットはオーダーメードでアフターフォローがあるメーカーが結局安上がりと思います。また、ウエットは3年で破れやすくなり、伸びもなくなり、浮力もなくなる。悪い意味でなく、安物買いの銭失いにならないように注意しよう!