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マクロ経済学 過去問題からの気づき☆

2012-02-04 00:03:50 | 経済
こんばんは。

経済学が今週で終了になります。
1月~の復習量は13時間程度でした。

復習の締めとして、過去問題を解きながら感じた気づきをまとめ書きしました。
ミクロは過去問を紐づけて把握するのが難しかったので、マクロのみとなります。

[IS-LM]
1.「貨幣の利子感応度(LM)が小さい、大きい」のか「投資の利子感応度(IS)が小さい、大きい」のかをチェック
2.次に、どちらの曲線を動かせばいいのかをチェック(ex 財政政策に伴う所得拡大効果とくればISを動かす)
3.利子率、GDP上昇するかどうかをチェック
この流れを把握する。

その後に、
利子率弾力性(利子感応度)が大きい⇒水平(緩) 小さい⇒垂直(急)の知識を加えればさらに解ける問題のバリエーションが増える。
プラスしてAD曲線や限界消費性向等が選択肢に出てくる場合をパターン化させて覚えるとさらに知識の幅が広がる。

私の場合はこれでこの系統の問題が解けるようになりました。


[開放・閉鎖経済時に貨幣供給や財政政策をしたケース問題]⇒この開放・閉鎖経済という言葉には注意!
マンデルフレミングは最悪○×での暗記対応でよし!って言われた覚えがあるけど、
良く出題されるし、これでは応用力に欠けるため、実経済をイメージして理解しよう!ということで勝手にこじつけて理解しました

(例:H22.8)資本移動が完全に自由で、変動相場制の場合

1.アメリカで貨幣供給の増加が起きる(リーマンショック後のアメリカの金融政策のイメージ)
(お金を刷り、ばら撒く⇒ドル安誘導、利子率低下⇒米国の輸出が増加する⇒経済収支黒字)
貨幣供給の増加=金融政策は○効果あり
2.逆に日本で起きること(最近、日本の経常収支が赤字ってニュース出ていました)
(アメリカの利子率が低下⇒ドルが日本に流れ?日本の利子率も低下⇒お金が民間に流れる?⇒民間投資の増加(内需の活性化?)⇒経済収支悪化)
民間投資の増加=財政政策は×効果なし
こんな感じでしょうか。
けど、アメリカの利子率低下⇒日本の経済収支悪化までの過程は勝手なこじつけのような感じがします。。。

(例:H20.9)資本移動が完全に自由で、固定変動制の場合

(政府支出の増加(財政政策)によりIS曲線が右移動⇒金利が上がる⇒外貨が流入)
流入した外貨を通貨当局が自国の貨幣で買い、外貨市場を調整、結果的に金融政策が行われたのと同じ効果となりLM曲線が右に動きGDPが拡大する。

仮に変動相場制であれば、外貨流入後に円高になり輸出が減少、経常収支赤字ということになりますが、
この問の場合は固定変動制なので、円高にはなりえません。
1.貨幣供給の増加=金融政策は×効果なし⇒固定相場制のためいくら金を刷っても円安になりえないため
2.政府支出の増加=財政政策は○効果あり(上記記述より)


関連問題として、ややこしい数式で出てきたH20.7は数式を見なくても言葉だけで解けます。
(日本の政府支出が増加するとGDPが↑(ISが右に動く)⇒日本の輸入が増加⇒米国の輸出が増加する⇒日本の経済収支は悪化、米国は改善)て
この一文だけで、多くの選択肢がきれるはず。
H17の5、H21.8も数式やグラフを見なくても問題文を読んだだけで解けました。

注■TACの過去問の解説が長すぎてちゃんと読めていませんので、解答までのこじつけ論についての正否は謎です。


明日から経済学はしばしお休みです~
来週は二次上級講義の事例2とそろそろ答練にむけて経営論の復習を始めます☆


では、よい週末をお過ごしください☆