1/3は夫の実家のある呉市(広島県)へお墓参りに行ってきました。
この日は覚えていらっしゃる方も多いと思うのですが、有楽町で発生した火災により新幹線の運行が大きく乱れ、山陽新幹線まで影響を受けてしまいました。さらに高速道路は帰省ラッシュが始まる日でもあったので、在来線を乗り継いで往復しました。
在来線ですと往復で7時間近くかかるので、息子は実家に預けて行くことに。
夫婦二人の長旅でした。
三原で瀬戸内海沿いを走る呉線という単線に乗り換えるのですが、瀬戸内海に点在する島がとてもきれいに見えます。
夫も私も瀬戸内海方面が出身地なので、穏やかな景色を眺めながらお互い口にはしませんがノスタルジーを感じていたのかも。


私の亡くなった祖父は「瀬戸内海の魚が一番美味しい」といっては刺身を食べていました。
甘味があって優しい味がしますし、私も最近同じように感じることが増えました。
自分の生まれ育った土地や幼少期に一番長く育った土地のものを食すのが良い、と言われたりしますが自分の味覚もそう訴えているのかもしれませんね。
ところで私は読みかけの"The Fine Balance"という長い長い小説を手にしていたのですが、たまたま同じ車両に居合わせた海外の観光客の方がそれを見かけたのか
"By any chance, are you happening to go to キューレ or Bunny Island?" (ひょっとしてキューレかウサギ島に行きますか?)
と聞かれました。
「キューレ??ウサギ島??」
まったく意味が分からず困惑する私にすかさず夫が「呉まで行くので、着いたら声をかけます」と返答。彼は私より英語が上手なんです。私は最近技術英語を書くか読むばかりで会話を全くしていません。会社にいるネイティブスピーカーとも常に日本語会話・・。
夫によると「キューレ」というのはKure、つまり呉のことだそうです。海外の人は発音がわからなくてよくそう言うんだそうです。
そして"Bunny Island"というのは夫がスマホで調べた結果「大久野島」を指すことが分かりました。
戦時中に毒ガス実験を行い、地図から消された島だったとか。今はウサギの聖地として国内外で知られていて"Bunny Island"という愛称まであるんだそうです・・。知りませんでした。
「大久野島へ行くならここで降りなければ!」と夫が声をかけるものの電車のドアが閉まってしまい、次の駅まで行って引き返すことになった観光客。次の駅に到着してもドアが開かないというハプニングがありましたが、地元の乗客が「一番前の車両まで急げ!」と声をかけてくれたおかげでギリギリ降りることができたようです。
3人の家族連れだったのですが、最後はお父さんがプラットフォームから私たちのことを見送ってくれました。ちょっとした国際交流、心が温まります。
この家族は大きなLonely Planetというガイドブックを持ってはいましたが、かなりアバウトな計画の旅行のようです。大丈夫かな・・。英語はネイティブではなく東欧あたりからきたのかな、という感じがしました。
乗り合わせた他のお客さんたちもきっとハラハラしながら見守っていたことでしょう。
英語表記の乗り換え案内や地図はまだまだ地方では不足しているな・・と感じた一日でした。
オリンピック前に改善されるといいですね。
この日は覚えていらっしゃる方も多いと思うのですが、有楽町で発生した火災により新幹線の運行が大きく乱れ、山陽新幹線まで影響を受けてしまいました。さらに高速道路は帰省ラッシュが始まる日でもあったので、在来線を乗り継いで往復しました。
在来線ですと往復で7時間近くかかるので、息子は実家に預けて行くことに。
夫婦二人の長旅でした。
三原で瀬戸内海沿いを走る呉線という単線に乗り換えるのですが、瀬戸内海に点在する島がとてもきれいに見えます。
夫も私も瀬戸内海方面が出身地なので、穏やかな景色を眺めながらお互い口にはしませんがノスタルジーを感じていたのかも。


私の亡くなった祖父は「瀬戸内海の魚が一番美味しい」といっては刺身を食べていました。
甘味があって優しい味がしますし、私も最近同じように感じることが増えました。
自分の生まれ育った土地や幼少期に一番長く育った土地のものを食すのが良い、と言われたりしますが自分の味覚もそう訴えているのかもしれませんね。
ところで私は読みかけの"The Fine Balance"という長い長い小説を手にしていたのですが、たまたま同じ車両に居合わせた海外の観光客の方がそれを見かけたのか
"By any chance, are you happening to go to キューレ or Bunny Island?" (ひょっとしてキューレかウサギ島に行きますか?)
と聞かれました。
「キューレ??ウサギ島??」
まったく意味が分からず困惑する私にすかさず夫が「呉まで行くので、着いたら声をかけます」と返答。彼は私より英語が上手なんです。私は最近技術英語を書くか読むばかりで会話を全くしていません。会社にいるネイティブスピーカーとも常に日本語会話・・。
夫によると「キューレ」というのはKure、つまり呉のことだそうです。海外の人は発音がわからなくてよくそう言うんだそうです。
そして"Bunny Island"というのは夫がスマホで調べた結果「大久野島」を指すことが分かりました。
戦時中に毒ガス実験を行い、地図から消された島だったとか。今はウサギの聖地として国内外で知られていて"Bunny Island"という愛称まであるんだそうです・・。知りませんでした。
「大久野島へ行くならここで降りなければ!」と夫が声をかけるものの電車のドアが閉まってしまい、次の駅まで行って引き返すことになった観光客。次の駅に到着してもドアが開かないというハプニングがありましたが、地元の乗客が「一番前の車両まで急げ!」と声をかけてくれたおかげでギリギリ降りることができたようです。
3人の家族連れだったのですが、最後はお父さんがプラットフォームから私たちのことを見送ってくれました。ちょっとした国際交流、心が温まります。
この家族は大きなLonely Planetというガイドブックを持ってはいましたが、かなりアバウトな計画の旅行のようです。大丈夫かな・・。英語はネイティブではなく東欧あたりからきたのかな、という感じがしました。
乗り合わせた他のお客さんたちもきっとハラハラしながら見守っていたことでしょう。
英語表記の乗り換え案内や地図はまだまだ地方では不足しているな・・と感じた一日でした。
オリンピック前に改善されるといいですね。