久しぶりに長編小説を読みました。
『百年法』(山田宗樹著)の上下巻です。
普段あまり読まない日本の現代小説でした。年末に「傑作だからぜったい読んで」と勧められていたので年明けからちょろちょろっと読み始めていたのですがだんだん面白くなって、最後は夜ふかしして読み終えました。
年末年始の帰省中に母に「こんな本を勧められたんだよね~。読もうかな・・。」と話していたら買ってくれた母。習慣で休みの日も連休もだいたいは朝早く(4-5時ごろ)に目覚めてしまう私は、正月休みのあいだの早朝が非常に暇で(朝早く起きても家事をする必要がないので)ストレッチをしたりテレビを見たりしていたのですが、見かねた母が気を利かせてくれたようです。
初めは慣れないエンターテイメント調の文体と設定に戸惑っていたのですが、だんだん引き込まれて読み終えたあとには静かな感動に包まれました。
第二次世界大戦後にまったく違う道を歩んだ日本のその後の話です。SF小説だけどちょっとミステリーもあり、政治の話もあり、ドラマもあり、上下巻の長い本ですが全く飽きませんでした。
「百年法」というのは、生存期間を百年に限定する法律のことです。HAVIという施術を受けることにより老化をストップさせることが可能になった世界のお話です。80歳になっても90歳になっても外見はHAVIを受けた若い年齢の人ばかりがいる社会。そこに生じる様々な弊害。
少子高齢化の進む今の日本社会に突きつけられた難題でもあります。
「限りある人生を精一杯生きよう」とか、「国に何かをしてもらおう、何をしてもらえないと不満をいう変わりに、国のために何ができるかを考えよう」とか、「次の世代のためにできることってなんだろう」とか、普段考えないようなことを感じさせてくれました。
政治的な話もでてきますので、男性はとくに好きかもしれないです。
我が家では夫→母→父の順で読むことが既に決まっています。
図書館でもwaiting listがいっぱいなようです。
機会があればぜひどうぞ。
『百年法』(山田宗樹著)の上下巻です。
普段あまり読まない日本の現代小説でした。年末に「傑作だからぜったい読んで」と勧められていたので年明けからちょろちょろっと読み始めていたのですがだんだん面白くなって、最後は夜ふかしして読み終えました。
年末年始の帰省中に母に「こんな本を勧められたんだよね~。読もうかな・・。」と話していたら買ってくれた母。習慣で休みの日も連休もだいたいは朝早く(4-5時ごろ)に目覚めてしまう私は、正月休みのあいだの早朝が非常に暇で(朝早く起きても家事をする必要がないので)ストレッチをしたりテレビを見たりしていたのですが、見かねた母が気を利かせてくれたようです。
初めは慣れないエンターテイメント調の文体と設定に戸惑っていたのですが、だんだん引き込まれて読み終えたあとには静かな感動に包まれました。
第二次世界大戦後にまったく違う道を歩んだ日本のその後の話です。SF小説だけどちょっとミステリーもあり、政治の話もあり、ドラマもあり、上下巻の長い本ですが全く飽きませんでした。
「百年法」というのは、生存期間を百年に限定する法律のことです。HAVIという施術を受けることにより老化をストップさせることが可能になった世界のお話です。80歳になっても90歳になっても外見はHAVIを受けた若い年齢の人ばかりがいる社会。そこに生じる様々な弊害。
少子高齢化の進む今の日本社会に突きつけられた難題でもあります。
「限りある人生を精一杯生きよう」とか、「国に何かをしてもらおう、何をしてもらえないと不満をいう変わりに、国のために何ができるかを考えよう」とか、「次の世代のためにできることってなんだろう」とか、普段考えないようなことを感じさせてくれました。
政治的な話もでてきますので、男性はとくに好きかもしれないです。
我が家では夫→母→父の順で読むことが既に決まっています。
図書館でもwaiting listがいっぱいなようです。
機会があればぜひどうぞ。