大玉村社協ブログ 

大玉村社協の日々の出来事や、お知らせなどをアップします。

頂いたものは酒粕だけではありませんでした。

2015年03月17日 15時08分22秒 | 生活支援相談員

  今年もフォレストパークあだたらさんを通じて、兵庫県明石市にある太陽酒造株式会社様よりとても貴重な酒粕が届きました。


毎年、阪神淡路大震災を経験され、東日本大震災津波原発事故に遭った福島県民を他人事じゃないと、復興を願って酒粕を届けてくださいます。

私事ではありますが、ブログをあげるのがしばらくぶりで…。というのも本来ならば先週浪江の方々が集まり、毎月活動している手芸サークルの活動日もあり、さらには村内応急仮設住宅の健康サロンで、村内フラダンスサークルの方との交流があったのでもちのロンでブログをアップしているはずだったのですが、フラダンスサークルの方々が、「花は咲く」に合わせ踊っていて、仮設住民の方が涙しているころからもやもや、ソワソワし始め、次の日の3月11日…。震災から五年目を迎えました。忘れてはいけない。伝えていかなければいけない。風化させてはいけないと思いながらも、きっとどこかで様々な震災時の記憶、そして福島で生活していく悩みなど、普段あまり考えようとせず、ふたをしていたようです。
それらが溢れてしまって。私は震災で大切な人を亡くしてはいないし、家もある。なのにこんな気持ちになるなんて、壮絶な体験をされた方は…。と恥ずかしくもふさぎ込んでおりました。

そんな一週間の最終日、フォレストパークから一本の電話が…「酒糟が届きました。」「わかりました。来週取りに行きます」こんなやり取りがあり、昨日受け取りに行きました。

すると箱にはあったまってくださいの文字と、

3/11必着の文字が…。わざわざ指定日配達にしてくれている。すごく考えてくれている。
この仕事についてから阪神淡路大震災を経験した方に度々お会いする機会が増え、話を聞くと、いまだに映像は見れないと、どうしてもまだ駄目だとおっしゃいます。
でもその経験をもとに私たちに様々なことを教えてくださいます。
阪神淡路大震災から20年…。こうして復興している、頑張っている方々がいる。
この必着の文字を見て、おおっと何をしていたんだおいら、と何かを取り戻すことが出来ました。
酒糟は頂いた昨日のうちから、各関係機関、そして被災された方々に配布しています。

太陽酒造さんから頂いたのは、酒糟だけではなく、あたたかさと希望の光でした。ありがとうございました。



 

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