大きな樹の下で。

大きな樹のようなヒトになりたい。
みんなの憩いの場となる樹のような、
心の広い、
でっかいヒトに。

「スピーカーの前の君へ…。」

2005-11-30 02:27:03 | Weblog
「スピーカーの前の君へ…。」
                                    作詞:中村満

いつからだろう
可哀想な自分に気付くのが上手になったのは
いつからだろう
傷ついたフリ見せんのが上手になったのは
いつからだろう
夜 上手にねむれなくなったのは
いつからだろう
色んなものポロポロ落としながら…でも
『それでも前へ』って決めたのは
いつからだろう
手に入れたものが多すぎて、当たり前に物事を
感じれなくなってしまったのは
いつからだろう
すべてがリアルじゃなくなったのは
いつからだろう
いつだって冷静でタフな
もう一人のボクをつくってしまったのは

…ああ…いつからだろう…
胸の内側が膿んで…かゆくて…それをにぎりつぶすように
「心を殺そう…」って決めたのは
涙とひきかえに…
心とひきかえに…
笑顔とひきかえに…

おどろくほど赤く大きく実ったその実は
哀しいけれど、種を含んでいませんでした。
…けど、けれど、土に落ち、腐ったその実は
ぞれからずっとたった「今」
土を豊かにしました。
顔も知らない花たちをやさしく包んであげました。
あの痛みや苦しみは、いつか、やさしさやほほえみにかわり
ほんの少しづつだけ…ほんとうにほんの少しづつだけれど
みんなを幸せにしました。

すべてを犠牲にしてでも
「それでも」って生きてきた事ってのは
無駄になんかならないんだよね?
「誰かを想う気持ち」ってのは
「やさしさ」ってのは
「ありがとう。」ってのは
おみやげをつれて、また自分にかえってきてくれるんだよね?
だって、みんなの幸せがボクに笑顔をつれてきてくれたんだ。
「ありがとう。」
「うれしい。」
「ほんとうにありがとう。」
「…これからも一緒に。」
「ずっと…ずぅっと…いっしょに。」






『それでも前へ』って、
生きてきました。

後ろ向きでも、
それなりに生きてきたつもりです。

決めたんです。








えーっと、こちらが我が家のスピーカーの前です。






足の踏み場もないとは、このことだ