今年の5月。有明海のアサリが壊滅状態になっていました。
「昨年夏の豪雨によつて、大量の淡水と泥が有明海に流れ込み
生長中の貝が窒息死したとみられるという」
と、その主要な原因についての専門研究機関の方が話されていました。
(2013/5/5朝日新聞)
そして今、やはり作年夏の豪雨で、
有明海にはビゼンクラゲが大発生しているとありました。
これでは豊かな有明海の海の幸が食べられてしまう。と心配しました。
ところが、何と!クラゲ漁が活況で、
クラゲ輸出で大きな利益を挙げているとのことです。
(下記に新聞記事全文掲載します)
輸出物になれて良かったです。
ふあふあっとクラゲが有明海に入って来て、
国際友好交流の役目を勤めてくれてます。
クラゲの言いたいこともあるようです。
『森は海の恋人』(畠山重篤)を忘れず、川を大事にし、
海を汚すようなことをしないよう注意したいです。
*==*=*=*=*=*=*=**=**=*=*=*=*=*=
2013/08/18 朝日新聞 (三輪節生)より
有明海 クラゲ漁活況 中国では高級食材、輸出急増
九州の有明海で、クラゲ漁がブームになっている。昨年夏の九州北部豪雨で有明海に大量の栄養分が供給され、大発生したのがきっかけだ。
食材として珍重される中国からの引き合いが急増していることも、クラゲ漁活況に拍車をかけている。
有明海で繁殖しているのは赤い色をしたビゼンクラゲで、えさは動物性プランクトン。大きい物では重さ約40キロにもなると言う。
約30年前からクラゲ漁をしている福岡県柳川市の荒巻勝枝さん(75)によると、ビゼンクラゲは福岡、佐賀両県の沖合から南下する習性がある。今夏の漁は6月下旬ごろから始まった。船から網ですくい上げる。
門司税関によると、日本からの輸出は、2011年までは統計に上らないほどの少なさだったが、12年には2252トンに上った。約4億5千万円相当になる計算で、その大部分が中国向けの有明海産ビゼンクラゲと見られる。
<一転「宝物」に>
これまでは柳川市一帯で酢の物などで食べる習慣がある程度だったが、昨夏からは佐賀、熊本両県の漁師も参入。出漁は多い時で延べ約300隻とも言われる。福岡県魚市場筑後中部魚市場(柳川市)によると、1日に出荷されるビゼンクラゲは3―4トンで、1キロあたり100―150円。かっては、つい網にかかってしまう「邪魔者」扱いだったのが一転、漁業者にとってはいまや「宝物」だ。
長崎県のある漁業組合長は「諫早湾の干拓事業で潮受け堤防が閉め切られて以降、魚や貝の不良が続き、漁師をやめる組合員が多くなった。お金になるものは水揚げする、という切羽詰まった状況がある」と話す。
<.乱獲の懸念も>
クラゲ漁には思わぬ波及効果も。クラゲは塩やミョウバンに漬け込む加工が必要なため、柳川市内に最近、新たな加工所が数カ所できた。熊本県上天草市、長崎県諫早市などにもでき、加工法に詳しい中国人スタッフが雇用されている。
一方、乱獲懸念も出てきたため、福岡、佐賀両県の水産団体は直径40センチ未満は取らないとルールを決めた。
クラゲに詳しい広島大大学院の上真一教授(生物海洋学)は「クラゲは中国では高級食材だが、枯渇状態にある。有明海で増えたのは、プランクトンをえさにする魚や貝が減ったためで、決して良いことではない。クラゲの生態も十分に分かっておらず、資源管理の難しさもある」と話している。
「昨年夏の豪雨によつて、大量の淡水と泥が有明海に流れ込み
生長中の貝が窒息死したとみられるという」
と、その主要な原因についての専門研究機関の方が話されていました。
(2013/5/5朝日新聞)
そして今、やはり作年夏の豪雨で、
有明海にはビゼンクラゲが大発生しているとありました。
これでは豊かな有明海の海の幸が食べられてしまう。と心配しました。
ところが、何と!クラゲ漁が活況で、
クラゲ輸出で大きな利益を挙げているとのことです。
(下記に新聞記事全文掲載します)
輸出物になれて良かったです。
ふあふあっとクラゲが有明海に入って来て、
国際友好交流の役目を勤めてくれてます。
クラゲの言いたいこともあるようです。
『森は海の恋人』(畠山重篤)を忘れず、川を大事にし、
海を汚すようなことをしないよう注意したいです。
*==*=*=*=*=*=*=**=**=*=*=*=*=*=
2013/08/18 朝日新聞 (三輪節生)より
有明海 クラゲ漁活況 中国では高級食材、輸出急増
九州の有明海で、クラゲ漁がブームになっている。昨年夏の九州北部豪雨で有明海に大量の栄養分が供給され、大発生したのがきっかけだ。
食材として珍重される中国からの引き合いが急増していることも、クラゲ漁活況に拍車をかけている。
有明海で繁殖しているのは赤い色をしたビゼンクラゲで、えさは動物性プランクトン。大きい物では重さ約40キロにもなると言う。
約30年前からクラゲ漁をしている福岡県柳川市の荒巻勝枝さん(75)によると、ビゼンクラゲは福岡、佐賀両県の沖合から南下する習性がある。今夏の漁は6月下旬ごろから始まった。船から網ですくい上げる。
門司税関によると、日本からの輸出は、2011年までは統計に上らないほどの少なさだったが、12年には2252トンに上った。約4億5千万円相当になる計算で、その大部分が中国向けの有明海産ビゼンクラゲと見られる。
<一転「宝物」に>
これまでは柳川市一帯で酢の物などで食べる習慣がある程度だったが、昨夏からは佐賀、熊本両県の漁師も参入。出漁は多い時で延べ約300隻とも言われる。福岡県魚市場筑後中部魚市場(柳川市)によると、1日に出荷されるビゼンクラゲは3―4トンで、1キロあたり100―150円。かっては、つい網にかかってしまう「邪魔者」扱いだったのが一転、漁業者にとってはいまや「宝物」だ。
長崎県のある漁業組合長は「諫早湾の干拓事業で潮受け堤防が閉め切られて以降、魚や貝の不良が続き、漁師をやめる組合員が多くなった。お金になるものは水揚げする、という切羽詰まった状況がある」と話す。
<.乱獲の懸念も>
クラゲ漁には思わぬ波及効果も。クラゲは塩やミョウバンに漬け込む加工が必要なため、柳川市内に最近、新たな加工所が数カ所できた。熊本県上天草市、長崎県諫早市などにもでき、加工法に詳しい中国人スタッフが雇用されている。
一方、乱獲懸念も出てきたため、福岡、佐賀両県の水産団体は直径40センチ未満は取らないとルールを決めた。
クラゲに詳しい広島大大学院の上真一教授(生物海洋学)は「クラゲは中国では高級食材だが、枯渇状態にある。有明海で増えたのは、プランクトンをえさにする魚や貝が減ったためで、決して良いことではない。クラゲの生態も十分に分かっておらず、資源管理の難しさもある」と話している。