二日市中・平和集会～「引き揚げ」テーマに

「筑紫野市の二日市中は６日、同市上古賀１丁目の市文化会館で平和集会を開き、生徒有志による創作平和劇『帰路』を上演する。テーマは敗戦後の旧満州（現在の中国東北部）からの＜引き揚げ＞。敵兵の攻撃や、飢え、病に苦しみながら祖国を目指した日本人の悲劇を中学生が演じる」そうです。
事前に中学生・調査担当が「引き揚げ体験者」に聞き取り調査を行ったり、「引き揚げ中に性的暴行を受けた女性を治療するため二日市地区に設けられた『二日市保養所』について調査」もされ、脚本が書かれたとのことです。
山崎豊子氏の「大地の子」や「中国残留孤児調査」や「中国帰国者裁判」等社会的にも大きな問題となった「終戦後の悲劇」・「引き揚げ」がどのように表現されるのか注目されます。
「劇は２回公演で午後１時半開演の部を一般公開する。無料」とのことです。
（下：２０１６年８月５日西日本新聞・江藤俊哉「終戦後の悲劇　中学生が熱演　あす、＜引き揚げ＞テーマに」より）