「ウッズ新スイングはパワフル！女性問題乗り越え」：イザ！

【勝者のワザ】
強いタイガーが帰ってきた。
最も得意としているトーナメントのひとつであるアーノルド・パーマー招待で大会７勝目を挙げた。
２００９年９月のＢＭＷ選手権以来およそ２年半ぶりの優勝だった。
女性問題、離婚、ケガ…散々な２年半であった。
ゴルフへの情熱を失いかけていた時期もあった。
戦い、そして勝つために、タイガーは自分からも環境の変化に取り組んだ。
コーチをハンク・ヘイニーからシーン・フォーリーに替えてニュースイング習得に取り組み、キャディーも替えた。
引っ越しもした。
「スイングについては、まだ微調整しなければならない部分があることを感じるが、おおむね完成したし、満足できるショットをたくさん打てるようになった。
ほぼ固まったといっていい」
ニュースイングについて、タイガーはそんなことを口にした。
そのニュースイングとは、究極のボディーリリース打法とでも名付けたくなるようなパワフルなものだ。
以前よりも前傾姿勢を深くし、グリップエンドを体に引き付けて構える。
このアドレスから、重心移動を意識することなく（結果的に移動するが…）、その場で体をねじあげる。
バックスイングでのポイントは、ハンドダウンに構えた左グリップをさらに低くしながらシャフトを立てていくこと。
左グリップエンドを下げると、左肩もアドレスよりも低くなっていく。
肩は、タテ回転だ。
下半身は極力動かさない。
大げさな表現になるかもしれないがスクワットのような下半身の構えで上半身だけがタテ回転する。


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