4月の国内新車販売台数(軽自動車を除く)が、前年同月比で5割以上減る可能性があることが28日、明らかになった。東日本大震災の影響で自動車大手の国内生産が一時停止したため、27日時点では約55%減のペースで推移している。下げ幅が3月(37.0%減)より大幅に悪化するのは確実だ。
メーカー別では、トヨタ自動車が前年同月比で7割減、ホンダは5割減、日産自動車は4割減になっているとみられる。
単月ベースでこれまで最大の下落幅だったのは、第1次石油危機の影響を受けた1974年5月(45.1%減)。販売台数では、過去最低だった68年1月(13万6074台)を下回る可能性がある。
自動車大手は4月中旬から国内生産を徐々に再開しているが、生産ペースは通常の5割程度にとどまり、震災前の水準に戻るのは年末になりそうだ。販売する車が少なくなり、今後は自動車ディーラーの経営が厳しくなる可能性もある。(宮崎健)
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