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「0歳児ステーションおむすび」~てをむすび、こころをむすんで、いっしょに子育てしましょう!~日野市0歳児一時保育

日野の高幡不動の一時保育「0歳児ステーションおむすび」はリフレッシュしたいパパママの味方!日々の保育の様子を綴っています

パパは、赤ちゃんを抱くと、子育てホルモンが出ます!

2010年11月18日 | 保育のヒント

                                                       

 

        「子育てホルモン」という言葉はあまりきいたことが

    なかったのですが、このホルモンは、

    ママにも、パパにも存在するのだそうです。

 

   ひとつは、【オキシトシン】といいます。

  オキシトシンは、分娩中にたくさん分泌して、出産を助け、

   お母さんに赤ちゃんを、「可愛い、守ろう」という気持ちに

   させるのだそうです。

   ただし、母親自身が愛情をそそがれずに育つと、このホルモンの

   分泌が少ないとのことです。

 

                                                

 

   それでは、分娩も出産も経験できないお父さんは、

   どうかというと、赤ちゃんをだっこすると、ちゃんと、

   このオキシトシンが出てくるんだそうです。

    今はやりのイクメンのパパ達は、

   きっとオキシトシンが盛んに分泌しているに

   ちがいありませんね。

    

                                                        

  

   そして、もうひとつは、【プロラクティン】です。

   赤ちゃんが母乳を吸う時、おっぱいの黒いところを押して

   くれると、お乳(ラクト)を作る(プロ)ホルモンをが分泌され

   赤ちゃんを育てようとするそうです。

 

    パパとママは、赤ちゃんにかかわり育てることで、

    意識はしなくても、「子育てホルモン」が分泌され、

    自分自身が、父親、母親として育っていくんですね。

   

                                                

 

    仕事で忙しいパパは、なかなか赤ちゃんと

    接する時間がとれないかもしれませんが、

    なるべくいっぱい赤ちゃんを抱っこして

    子育てホルモンを出し、しっかり父親として

    赤ちゃんとの絆を結んでおきましょう。

    赤ちゃんが成長し、思春期のむずかしい年頃になり

    ママの手に負えなくなった時、

    急にパパが前面に出てきても、関係が出来ていないと、

    子どもは反発し、受け入れようとしないそうです。

     赤ちゃんのうちは、何もわからないし、

     大きくなったら覚えていないと思うのは

     おおきなまちがいなのです。

   

    ママの方も、パパにまかせられないと思わずに、

    思い切って赤ちゃんをパパにあずけましょう。

    それは、パパのためでもあり、かわいい赤ちゃんの

    ためでもあるのです。

 

                                          

    


赤ちゃんの便秘

2010年11月09日 | 保育のヒント

                           

  

  おむすびに来る赤ちゃんで、

  「昨日から、ウンチが出ていないんです。」と、

  少し心配そうに話すママがいます。

  赤ちゃんの健康面で、気になることの一つに

  便通がちゃんとあるか、便秘になっていないかと

  いうことがありますね。

 

                        

   便秘かどうかの基準は、ひとりひとりちがいます。

   もともと、排便の回数、量、かたさの個人差が大きいからです。

   おおまかに言うと、赤ちゃんのウンチの

   いつもの回数、量、かたさなどを知っておいて

   いつもとちがうと思ったら、次のサインがないか

   赤ちゃんの様子をよく観察してみましょう。

       

                         

  ① 機嫌が悪くないか、苦しそうではないか。

  ② 食欲がないかどうか。

  ③ 肛門が切れていないか。

  ④ 嘔吐していないか。

  ⑤ おなかが張っていないか。

        

                        

  また、小児科のお医者さんが、便秘の赤ちゃんを

  みる時にチェックする時項を参考にすると、

   原因や便秘にならないようにどうしたらよいか、

   などがわかります。

   チェック事項は、下記のとおりです。

 

                                    

  【おっぱい、ミルクの量】

  特に低月齢の赤ちゃんの場合、おっぱい、ミルクの

  不足が、便秘につながることもあるようです。

  母乳の出が減っているのにママが気付いていないことも…

  体重の増えもチェックして、必要ならば、授乳回数や、

  ミルクの量を増やしましょう。

 

  【食事のバランス】

  かたよった食事をしていると、便秘になりやすくなります。

  ビタミン、繊維物、ミネラルの豊富なものを

  バランスよくとれるように、離乳食を配慮してあげましょう。

 

  【おしりまわり】

  肛門に亀裂が入っていたりおしりのまわりに

  湿疹が出来ていたりすると、ひどい場合は、ただれて

  膿んで場合があります。そのせいで、

  排便時いきむと痛みがありウンチを出すのがいやになり

  悪循環におちいることもあります。

 

  【心因性のもの】

  大きな子どもは、排便時困難を感じることが多いと

  ウンチは、いやなものと無意識に排便抑制してしまい

  便秘になることもあるそうです。

 

  【病気にもとづくもの】

  まれに腸の神経の一部がまひしていて便が出せない

  先天的な病気もあるそうです。

 

                        

  便秘にならないために大事なことは、

  生活リズムを整え、自律神経の働きを整えること。

  早寝早起きの習慣をつけ、おっぱいやミルク、離乳食は、

  定期的にとり、腸への刺激を与えて便通をうながします。

  運動や、散歩で体を動かし、ぬるめのお湯でお風呂に入り

  リラックスするといいそうですよ。

   大人でもそうですが、旅行などいつもとちがう生活リズムに

  なると便秘したりしますよね。

   なので、赤ちゃんも

   できるだけ、リズムをくずさないようにしてあげたいですね。

  それから、

  離乳食をはじめて間もない頃は、はじめて食べる物

  も多く、消化機能が未発達の赤ちゃんは、

  便がゆるくなったり、かたくなることもあるようです。

   機嫌よく、便以外いつもとかわらなければ、一回の便の状態だけで

   判断せず、少し長い目で様子を見ながら、

   離乳食をすすめていっても大丈夫だと思います。

   あとは、離乳食がすすむと、ミルクやおっぱいが

   少なくなってくると思いますが、

   汁物、スープ類、お茶などで、水分が足りなくならないように

   配慮してあげることも、忘れないでくださいね。

 

                            

  

  


コミニュケーション力は、赤ちゃんの時から・・・

2010年10月12日 | 保育のヒント

                         

 

  ある児童精神医の先生は、

  「保育園や幼稚園を卒業する時に、

  子どもに身につけてほしいことは何か?」と聞かれた時

  迷わずに、

  「子ども仲間と楽しく遊ぶことが、出来る心」

    と、答えるそうです。

  社会的な場面で、コミニュケーションをしながら生きていく力は、

  人間にとって必要不可欠です。

  でも、今、日本人は、他の国に、例をみないほど、

  ひきこもりの人が多く、孤立して生きていると、

  外国のジャーナリストから指摘されているそうです。

  日本人は、コミニュケーション不全で不自然な生き方を

  しているというのだそうです。

                       

  「コミニュケーションできる力は、単なる会話力とはちがいます。

  単純に言葉を覚えれば良いというものではありません。」

  と、この児童精神科医の先生は、言います。

 「他者と喜びを分かち合う感性を持つこと」、つまり

  人と接して、喜び合う中で、

  本当のコミニュケーション力は、育っていくのだそうです。

 

                  

  「おむすび」の親育ち講座、

  楽々子育て~子どもと楽しい時間を作ろう~

  わらべ唄講座の講師、永田陽子先生も

  「0歳の目標は、人を好きになることです。」

  と話しています。

         

                    

  0歳児は、一番身近にいるママやパパのことが

  大好きです。兄弟姉妹やおじいちゃん、おばあちゃんなど

  いつも顔を見ている人にあやされると、笑顔を見せてくれます。

  でも、成長してきて、知っている人とそうでない人とのちがいが

  わかるようになると、「人みしり」がはじまり、

  知らない顔を見たとたんに泣きだしてしまう赤ちゃんもいます。

  それでも、おかあさんが、いろいろな人のいる場所に

  出かけて行ったり、いろいろな人とかかわっていくと、

  赤ちゃんは、人に慣れ、人を好きになっていきます。

 

                  

  人に接することや、交流することに喜びを感じる感性は、

    一番身近にいるお母さんと

  よろこびを分かち合うことにより、

  赤ちゃんに芽生えるそうです。

  お母さんが、にこにこ笑顔でいてくれると、

  赤ちゃんもうれしいし、安心し、人といる心地良さを

  感じるのですね。

   そして、言葉を話す前から、

  周囲のいろいろな人と触れ合うことで、

   コミニュケーション力が、はぐくまれていくのだそうです。

  そういった機会をなるべくたくさんもつことが

  大切なのですね。

                   

  

  

 


赤ちゃんの情緒の発達

2010年09月10日 | 保育のヒント

                            

 

   19世紀末から、20世紀前半にかけて活動した、

   あるフランスの心理学者は、人間の発達の初期を

   くわしく観察し、まだ首もすわっていない1、2ヶ月の赤ちゃんが、

   お母さんに笑顔を見せると、笑顔で応えることに気づき、

   感動します。                

   人間が生まれ持っている、他者への共感性の奥深さに

   心を打たれたのだそうです。

 

   さらに、赤ちゃんは、2、3ヶ月になると、お母さんにできるだけ

   自分のそばにいてほしいと要求しはじめ、

   離れようとすると泣いたり、怒ったりするようになります。

                     

   3、4ヶ月になると、あやしてほしいとか、抱っこをしてほしいと、

   自分が喜ぶことをするようにせがみます。

   さらに、4、5ヶ月になるころには、自分を喜ばせてくれている

   お母さんも喜びを感じてくださいと要求する、

   非常に人間的な、高度な感情を見せ始めるそうです。

                     

  赤ちゃんは、自分一人でよろこんでいるのでは、

  あまりうれしくはありません。お母さんと一緒に 

  喜び合いたいのです。 

  大切な相手と一緒に喜びを分かち合うことに、

  大きな喜びを感じることができるようになっていて、

  これは、人間的な情緒が発達するはじまりだと、

  この心理学者は、指摘します。 

                   

  コミュニケーションの発達の基盤は、相手と喜びを

  分かち合うことにあり、それをもとにして他者と悲しみも

  分かち合う感情が、芽生え始めるのだそうです。

  そして、相手と悲しみを分かち合うことが出来て初めて

  思いやりの気持ちが発達し始めるということです。

                    

  これを読むと、

  赤ちゃんが最初にもらうお母さんの笑顔が、

  人間の発達にとっていかに大切かが、わかります。 

  赤ちゃんが泣くのは、お母さんを困らせるためではないのです。

  お母さんといっしょに喜び合いたい、だからそのために

  してほしいことを、言葉に出来ない分、

   泣いて伝えようとしているのですね。

  

                     

       

   


一時保育の利用は、特別な事ではありません!

2010年08月24日 | 保育のヒント

                     

 

  ある調査会社が2010年5月に実地した調査で、

   0歳~12歳の子どもを持つ親1202人のうち、

  「育児にストレスを感じる」と回答した母親は、8割近くいたそうです。

   また、東京都の調査では、「子育てで、がまんばかりしている」と

  思う親が1993年度の約34%から、2007年度には約50%に

   増加したそうです。

  また「赤ちゃんが泣きやまない」「どうして泣いているかわからない」

   などの相談が、24時間体制の電話育児相談でも増えてきたとのことです。

                   

 

  悩みがあっても、パートナーや、祖父母、友人などまわりの人に

    言えず、「うまく育てなくては」という心理的プレッシャーに

  追い込まれたり、孤立してしまうことが問題になってます。

                       

 

  「子育ては、孤独。こんなに会話がないのは、人生で初めて。」

    と感じていた1歳と3歳のふたりの子育て中の主婦は、

  身体の不調を感じて受診。

    病院は、ストレスが原因と 診断し、

 一人の時間を作るように勧めたそうです。

    今は、週に2回、託児サービスを利用し、

 「一人になるとほっとする。いつも緊張していたと

    気付いた。」と話しているそうです。

                         

 

  今、育児の専門家は、新聞、雑誌などでも

    お母さんがひとりの時間を持つ大切さについて書いています。

  育児に対して、ストレスを感じることは、普通のお母さんの

     誰にでもあることです。

  ストレスを感じることを、後ろめたく思い、自分を責めて

    しまうほうが、良くないことなのです。

  時には、赤ちゃんを誰かにあずけて、ほっとしてください。

    あずける人がいない時は、「おむすび」のような

  一時保育を利用してください。

    以前「おむすび」を利用してくださったママ達からも、

 「はじめての一時保育利用だったので、あずけることへの

    ためらいがあったが,そういうストレスも解消でき、

  とても気分が楽になった。」

    「あずけることに、後ろめたさがあったが、

  あたたかいコメントと写真をいただいて涙がでるほどほっとした。」

    「思ったよりも気軽に利用できるなと感じた。」

  などの声を寄せていただきました。

                      

  一時保育は、厚生労働省や、都道府県、市町村が推進している

     事業です。利用することは、特別なことではありません。

   登録時に差し上げている1時間分の無料保育券を使って

     是非、気軽に「おむすび」の一時保育を利用してみてくださいね。

   

                            

  

 

  

 


『あせも』のおはなし

2010年08月19日 | 保育のヒント

毎日暑い日が続きますね。今年は残暑も厳しそうですね。

連日の猛暑で、デリケートな赤ちゃんのお肌にできる『あせも』も気になりますね。

 

 『あせも』ってどんなもの?

赤ちゃんの「おでこ」や「鼻の頭」「ひじの内側」「ひざの裏側」「首のまわり」「背中」

「わきの下」など、汗のたまりやすい所にできる「ピンク色の細かな点々」です。

『あせも』から皮膚が炎症を起こすと、かゆくなってしまい、

かゆみを我慢できない赤ちゃんは、手の届くところをかきむしってしまいます。

時には、かきこわしたところに細菌がついて化膿してしまうこともあります。

 

 どうして『あせも』ができるの?

赤ちゃんは体は小さくても、汗腺の数は大人とほぼ同じです。

その上、自律神経が未発達なので、湿度60%以上、気温25度以上の

蒸し暑い環境にいると、たくさんの汗をかいてしまいます。

その時に、汗腺が詰まったりして、汗を体の外へ出しきれなくなると、『あせも』ができます。

 

 『あせも』にならないようにするには・・・?

 汗をたくさん書いた時は、シャワーで汗を洗い流してあげましょう。

   ただし、せっけんやシャンプーを使うのは1日1回にしましょう!

   シャワーの度にせっけん等を使っていると、表皮の角層が傷んで、

   逆に汗腺が詰まりやすくなることがあるので、注意しましょう!

   シャワーが大変なら、「ぬれタオル」や「蒸しタオル」で体を拭いてあげてもOK

 洋服は吸水性のいい素材(綿など)の服を着せて、汗を吸い取ってあげましょう。

  タンクトップやノースリーブは、見た目は涼しそうですが、汗をかいた時に

  吸い取ってくれません。 綿素材のTシャツなどがオススメです。

  赤ちゃんは寝ている間も結構汗をかくので、パジャマもひざの裏や、ひじの内側

  など汗をかきやすい場所がかくれる薄手の綿素材のものがオススメです。

 エアコンの使用は、『あせも』の予防に有効ですが、エアコンの設定と

  実際の温度湿度がずれている事があるので、赤ちゃんの近くに温湿度計を

  置いてチェックすると良いですよ

  それから、冷風が直接体に当たらないように、風向を調節するのも忘れずに

 

スベスベお肌で、この猛暑を乗り切りましょう!

 

 

 

 


ゆびしゃぶり、おもちゃなめは、食べるための準備行動

2010年07月20日 | 保育のヒント

                            

                         

  赤ちゃんは、2ヶ月頃になると、手や指を口元にもっていったり、

  しゃぶったりできるようになります。

  3ヶ月頃からは、、おもちゃをじっと見たり、にぎったり、

  なめたりして遊ぶようになります。

  これらの行動は、母乳やミルクを飲む「哺乳の機能」から、

  離乳食を「食べる機能」へと移っていく練習になるのだそうです。

 

                         

  生まれたばかりの赤ちゃんは、口のまわりに加えられた

  刺激に対しては哺乳反射という原始的な動きが、先におこりますが、

  成長するにしたがい、この反射はなくなるそうす。(6~7ヶ月くらい)

  この哺乳反射がなくなることにおいても、口や手指を使った遊びによる

  いろいろな感覚刺激を、長時間経験することが、

  関連しているそうです。

 

                              

  「食べる機能」というのは、「哺乳反射」とちがい、

  加えられた感覚刺激に対応して引き出された、

  「自分の意思による運動」と言われていて、

  その機能を発達させるためには、口唇や、舌、あごなどの

  器管が、、それぞれの動きの経験を積むことが、必要とのことです。

 

                               

  このように、乳児期前半にみられる「ゆびしゃぶり」

  「おもちゃなめ」などの口を使った遊びの経験は、

  口の機能の発達をうながす大切な行動であり、

  食べる機能の準備のための、

  意味のある行動だということです!

 

                         

 

 

 


赤ちゃんの情緒の発達

2010年07月15日 | 保育のヒント

  児童精神科医の先生の新聞の教育欄の記事で、

  あるフランスの心理学者が、人間の発達の初期を

  詳細に観察して得た事に、多くのことを学んだとありました。

                  

  その心理学者は、赤ちゃんが、生後1,2か月になると、

  まだ首もすわっていないのに、お母さんが笑いかけると、

  笑顔で応えることに気づき、感動します。

  人間が生まれ持っている他者への共感性の奥深さに

  心を打たれたそうです。

                     

   さらに、赤ちゃんは2,3か月になると、お母さんに、

   できるだけ自分のそばにいてほしいと要求しはじめ、

   離れようとすると泣いたり、怒ったりするようになります。

   3,4か月になるとあやしてほしいとか、抱っこしてほしいと

   自分が、喜ぶことをするようにせがみます。

                       

  さらに、4,5か月になるころには、自分を喜ばせてくれている

  お母さんに、あなたもあなたも喜びを感じてくださいと、

  要求する、非常に人間的な高度な感情をみせはじめるそうです。

   赤ちゃんは、自分一人で喜んでいるのでは、あまりうれしくなく、

   お母さんと一緒に喜び合いたいのだそうです。

   大切な相手と一緒に喜びを分かち合うことに

   大きな喜びを感じることができるようになってくるのだそうです。

                       

   これは「、人間的情緒が発達するはじまりだ」と、

   心理学者は指摘しています。

   コミュニケーションの発達の基盤は、

   相手と喜びを分かち合うことにあり、

   それをもとにして、他者と悲しみも分かち合う感情が

   芽生えることだと、この心理学者は、観察の中で

   発見していきます。

 

   相手と悲しみを分かち合うことができて、

   はじめておもいやりの気持ちが発達しはじめるのだと

   いいます。

                          

   よく、どんな子になってほしいかと聞かれて、

   「思いやりのある子」と答えることがありますが、

   人の痛みを感じられる、人のこころがわかるようになること、

   これは、言葉で教えても身につくわけではありませんね。

                    

   成長していく段階で、いろいろな体験をしたり、

   人に接して学んでいく部分もあるとと思いますが、

   人間に対して、共感し、信頼をむすぶ大切な第一歩は、

   お母さんの心からの笑顔であり、

   喜びを分かち合うことなのですね。

   まずは、赤ちゃんに笑顔ではなしかけてみてくださいね。

       

                       

     

   

 

   


泣きやまない時のかかわり方

2010年07月05日 | 保育のヒント

                                                    

             

   赤ちゃんは、泣くことでおなかがすいた、

  おむつがぬれてきもちが悪いなどの要求を伝えます。

  お母さんは、そのサインを通じて子どもの要求に応えます。

  赤ちゃんは、泣くことで、お母さんとコミュニケーションをとり、

  心が満たされるのです。

                                                    

  しかし、なかなか赤ちゃんが泣きやまないと、

  こんなにいろいろやっているのに、どうして泣きやんでくれないのだろう。

  まるで、自分をこまらせているのではないかなどと

  感じてしまうこともあるようです。

                                                        

  泣き方にも、個性があり、大きい声で、激しく泣く赤ちゃんも

  いれば、やさしい泣き方の赤ちゃんもいます。

  言葉で伝えることができないし、感情のコントロールも

  まだ出来ない赤ちゃんは、お母さんが要求どうり

  してくれていても、すぐには気持ちが切り替えられず、

  泣き続けることもあるかもしれません。

 「でも、決してお母さんをこまらせるために泣いているのではない

  ということをわかってあげてください。」

  と、一人の母として子育てをし、子育てについて本を書いている

  ある大学教授は、新聞の記事で言っています。

                                                       

  ハイハイやよちよち歩きができるようになり、移動範囲が

  急激に広がると、知的好奇心が高まり、

  あらゆるものを触わったり、なめたりします。

  大人のだいじなも物をこわしてしまったり、ダメといわれても

  いたずらをしたりします。

  からだや、知性、感情が大変なスピードで、発達している時期なので、

  3歳くらいまでは、かかわるのが難しい時期でもあるとのことです。

                                                

  この教授は、自分が、子育てをとおして、子どもの

  すばらしさを十分 知っているが、お母さんが、

  きれてしまう気持ちも、すごくよくわかりますと言っています。

  でもこの時期は、泣くなと言われても、さらにエスカレートして

  泣き続けてしまいますし、泣いているうちにわけがわからなく

  な.ってしまったりもします。

  なので、そうなったら、「この子も混乱している。」

  「わけがわからなくなっている」と、とらえてあげてほしいといいます。

  どなったり、たたいたりして、一時は、泣きやませたり、言うことを

  きかせても、それは、本当に身についているわけではありません。

  何が悪いかがわからず自分が納得していないので

  すぐに崩れてしまうとのことです。

                                                       

   これを言えば泣きやむというような魔法のような言葉は

  ありませんが、日頃のかかわりの中で子ども自身が、

  泣きをコントロールできるようになるそうです。

 それには、大人が、日常的な生活の場で、「共感的な理解」を

  してあげることが必要になります。

  「どうしたの?」「~がいやだったの?」「わかったよ。」

  など、優しく声をかけてください。

  おかあさん達が

  背中をさすったり、とんとんしたり、

  時には、その子の好きな物や興味をもっているもの

  で気をまぎらわせることもいいかもしれません。

  楽しいことに目を向けさせたり、

  唄などをもちいて気分を落ち着かせたりしても良いでしょう。

                                                             

   

  ただ、危険なこと、他人の権利を害すること(迷惑になること)

  健康に悪いことは、受け入れたり、そのままにせず

  泣きやんで、話がきけるようになってから

  どうしていけないのかを、成長にあった出来るだけ理解できる表現で

  伝えてあげましょう。

  もちろん、一回だけでなく、その都度繰り返して

  話してあげることが大切ですね。 

                                

 

  この教授も言っていたことが、いつもおむすびの利用者の

  お母さん達にいっていることと同じなので

  うれしくなったのですが、

  赤ちゃん(こども)が泣いても、気分転換できることが大事で、

  お母さん(大人)が、その手助けをしてあげることが、

  実は、非常に重要だということです。

                                              

  子どもが言葉がわからないから、わかるまで何も

  しなくていいのではなく、わかるまで、しゃべれるように

  なるまでのかかわりの積み重ねが、その後までも

  赤ちゃんの成長に影響していくのだと思います。

 

  赤ちゃんは、生理的な要求の他、こわい、びっくりした

  など、いろいろな理由で泣き、表現しします。

  赤ちゃん(子ども)が泣くと大変だから、まわりに迷惑だから

  泣かせていると思われるからと、

  赤ちゃんが泣くことを否定的にとらえず、

  気持ちを表現している、伝えようとしているというふうに

  思ってあげられるといいですね。

  周りの人たちも、そういうふうに考えてほしいと思います。

  泣いても、大丈夫と、お母さんが赤ちゃんの気持ちを

  受け止めて、気分転換できれば、段々に、少しして泣きやむ

  ことができるようになっていくと思います。

 

                      

 

   

               


母という存在が託されているもの

2010年06月29日 | 保育のヒント

                           

  

  自分が赤ちゃんを産んでお母さんになってはじめて

  感じること、気づくこと、わかることがたくさんあります。

  これは、ほとんどのお母さんがそうだったと言えるのではないかと

  思います。

  目の前の赤ちゃんをいとおしく思うとともに、

  自分の母親に対しても、深い愛情を感じ、感謝の思いが

  あふれてきます。

  

  以前、ブログに載せたことがあるエッセイストの人の

  文章に、そんな内容がありました。

  途中省略してありますが、読んでみてください。

  

                    

 

   子どもが生まれたお母さんは、自分が、親という立場になっ

   はじめて気付かされることがあります。

   おっぱいを飲ませたり、おむつを替えながら、

   むずがって泣きやまぬ子を抱いてあやしながら、

   記憶には、残っていない時間を心にたぐり寄せ、

   「私もこうやって育てられた、こんなふうにしてもらったに

   違いない。」と思いをめぐらせました。

 

   そして、「人間が一人前になるということは、

   なんと、他者の手をわずらわせ、手のかかることだろう。」と

   痛感したものです。

 

  育児とは、自分の子どもだった頃を

  すっかり忘れてしまっている大人に、過ぎた時間が

  もたらすものの豊かさや大きさについて、

  もう一度思いをめぐらすために用意される作業に

  ちがいない。

 

  親がしてくれた「なんでもないこと」「当たり前に感じていたこと」

  の中に、決して何でもなくはない、当たり前などではない

  「思いの深さ」をかみしめるのは、子どもがすっかり自立した

  今頃になってからです。

 

  子どもがおさない頃、一心に母親を求め手をさしのべます。

  だからこそ、女性は、子に手をのべられて「母」になるのです。

  そして、母の手は、やがて成長し、離れていった子に、

  いつでも「よく来たね」「また来てね」と迎え入れ、送りだすために

  さしのべられるものだと思います。

  誰にとっても、どんな時も、「よく来たね」「またきてね」と

  言ってくれる存在がいるということは、

  なんと心やすらかなことでしょう。

 

  「母」とは、そういう役割を託されている存在なのだと思います。

 

                   

 

   子どもに求められ、手をさしのべられる存在。

   どんな時でも、子どもを受け入れ、やすらぎ

   をあたえられる存在。

   お母さん自身が、自分が、この「母」というすばらしい存在

   であることを意識しながら、

   豊かな気持ちで、

   子育てをしていけるといいなあと思いました。

 

                           

   

   

  

   

 

  


神経質になりすぎずに、衛生面に気をつけて!

2010年06月18日 | 保育のヒント

                   

 

    この間、ある新聞に、

    息子さんが、潔癖症で、何度も手を洗ったり

    消毒するが、そのせいで湿疹ができてしまった。

    最近は、消毒剤や、抗菌剤がたくさん出回っているが、

    あまり使いすぎると良くないのでは・・・

    との投書が載っていました。

    

    以前、おむすびの親育ち講座で、子育て相談を

    した時にも、衛生面の話題が出ていました。

    抗菌の商品が、売れているが、講師の知り合いで、

    きれい好きな人がいるが、逆に子どもは、下痢ばかり

    していたということでした。

    人間には、常在菌と呼ばれる細菌があり、

    昔から共存していて、これらがいることによって、

    病原菌の侵入を防いでいるという考え方もあるそうです。

    人間とは、ちがいますが、

    野生動物は、土を食べたりして、これらの常在菌を

    取り入れたり、免疫をつけることもわかってきた

    とのことです。

    私たちは、

    あまりきれいにしすぎて、人間にとって必要な

    菌まで、取り去ってしまっている可能性が

    あるのかもしれませんね。

   

               

    赤ちゃんは、最初に自分の手をなめたり、

    しゃぶったりし、物が持てるようになると、

    手にした物をみんななめ、口で確かめます。

    この行動は、しばらくつづき、

    ハイハイで、あちこち動けるようになると、

    なめてほしくないものまでなめてしまいます。

    汚いもの、あぶないものは、赤ちゃんの

    手の届かないところに置く、または遠ざけるよう

    大人が注意してあげないといけませんね。

                   

 

    でも、赤ちゃんにとってこの行動は、

   意味があるので、おもちゃやタオルなど

   安全な身の回りの物をなめてもいいように

   衛生面に気をつけることが必要になってきます。

    でも、あまり神経質になりすぎるのは、

    良くないようですね。

                        

    赤ちゃんは、もともと体の中に免疫力をもって

    生まれてきているし、母乳の中にも

    免疫を高める成分が含まれているとのことです。

    病気などで、特に衛生面を管理しなければ

    ならない赤ちゃんでなければ、

    タオルや、布性のおもちゃなど、洗濯できるものは、

    洗濯し、出来るだけ日光でよく乾かす。

    ふけるおもちゃは、水ぶき、または、水で洗い、

    赤ちゃんが、なめた後も同様にしておけば

    大丈夫です。    

 

    話はちょっとそれますが、

    細菌だけでなく、安全面で気をつけたいのは、

    目に見えない

    化学物質や重金属など体に蓄積するようなものと、

    電磁波だそうです。             

    赤ちゃんにあたえる遊具や製品の品質をチェック

    することも大事ですね。

    また、よく赤ちゃんをだっこしたままパソコンを

    操作しているママがいますが、

    パソコンの前で計測すると、かなり電磁波が

    出ているとのデーターもあるので、

    避けた方が良いとのことです。

                        

   以前、パソコンが普及してきたころには、

   作業中に着用するエプロンなどが販売されて

   いたことを思い出します。

   私達は、話題になったり、商品が出回ると

   意識して注意しますが、

   取り上げられなくなると忘れてしまいがちなので、

   大事な情報をちゃんとキャッチできるように

   したいですね。

    

                

      

    

 

    

    

    

 

    


パパと赤ちゃんだけの時間を作ろう

2010年06月11日 | 保育のヒント

                           

   おむすびの親育ち講座

    「楽々子育て~子どもと楽しい時間を作ろう」

     わらべ唄講座の講師 永田 陽子先生は、

    都内の男女共同参画センターで専門相談員を

   されています。短大の講師や、自治体の子育てに

    関する冊子発行にたずさわるなど、いろいろな

    活躍をされています。

 

   永田先生が、講座の中でいつも言われているのが

   「パパと赤ちゃんだけの時間を作ることが大切」

    ということです。

    国の子育て支援策と同時に、各家族においても

   「父親の育児参画」が課題になっているそうです。

                      

 

   おむすびで、最近、3.4か月健診と、1歳半健診の

   会場で実地したアンケートでは、

   パパの子育て協力について、

   3.4か月では、パパは、協力的と答えたママが97%

   なのに対し 1歳半では、52%でした。

   最初は、協力的だったのが、だんだん協力的で

   なくなるということでしょうか?

   また、パパが子育てすることに不安、心配が

   あるかについては、

   3.4か月では、不安があると答えたのが25%に対し、

  1歳半では、43%という結果でした。

   子どもが大きくなってからの方が、パパに

   まかせられないと思うママが多いようです。

 

  赤ちゃん誕生前に、パパママクラスなどで

  赤ちゃんの世話を学び、意気込んでいたパパは、

  実際に赤ちゃんを前にして、試行錯誤し、

  パパがやっと子どものいる生活に慣れたころ、

  赤ちゃんの人見知りで、拒絶にあい、

  意味がわからずに、”自分のやり方は、

  不適切なのだ、やっぱり母親でなければダメだ

  と思い込み、母親に任せて、自分は子育てから

  遠ざかってしまう場合があるそうです。

                         

  そして、まだ言葉でやりとりができない赤ちゃんとの

  遊び方がわからず、

  コミュニケーション手段が子どもに通じないので

  戸惑いもあるといいます。

 

  また、ママの方も、自分が子育てに慣れるにしたがって

  パパに自分の子育て法を、押しつけてしまい、

  同じようにできないと、もう任せられないと

  思いこんでしまいます。

  ママがパパの育児を決定する門番になり、

  パパのやり方を批判することで、

  パパの育児参加の意欲をそいでしまっていることが

  考えられるようです。

                     

  パパが、「自分にもできる」という気持ちや

  自分流にの育児を身に付けるには、

  母親抜きの父子の時間を作ることが

  最良の方法の一つだと、永田先生は、言います。

  父子の時間を重ねると、ママは、パパに任せても

  大丈夫と感じると同時に、自分の時間持てる

  心地良さを体験します。

  パパは、自信が付き、子どもは、パパを慕います。

                        

  

  ある、バラエティー番組で、芸能人のママが、

   「パパが、子育てにかかわってくれない」と相談すると、

  回答者が、子どもは、3歳までは、社会性

   育っていないので、 それまでは、

  パパはかかわらなくて良いというようなことを

  答えていましたが、

  これはおかしいと思いました。

  赤ちゃんは、小さくても、人と接することで

  社会性が発達します。パパが自分流のかかわり方で

  赤ちゃんとコミュニケーションをとることは、

  赤ちゃんの成長にとっても重要です。

  パパの子育ての参加は、

  夫婦間でも子どもへの関心が増し、話し合うことが

  多くなったり、 残業をしないため効率的な仕事の進め方を

  考えるようになったなど、パパにとっても良い

  影響を及ぼしているとのことです。

                   

   

  なので、ママは、赤ちゃんとコミュニケーションを

       とれる遊び方などの情報をパパに教えて、

       思い切って赤ちゃんをパパにあずけて

        お出かけしましょう

                        

        ※遊び方は、おむすびの親育ち講座

         わらべ唄講座(2回シリーズ、参加費500円)で、

         教えてくれますので、受講して、ママからパパに

         教えてあげてくださいね。

           お申し込み、お待ちしています。

                     

 


母乳育児のトラブル

2010年05月27日 | 保育のヒント

                               

 

 はじめて赤ちゃんが生まれ、母乳をあげるとき、

  お母さんは、飲ませ方がわからず、赤ちゃんのほうも

  上手に吸いつくことができないため、

  乳首が切れてしまったり、おっぱいがつまって

  しこりになって痛くなったり、乳腺炎になるなどの

  トラブルが、少なくありません。

  赤ちゃんの月齢はもう大きいのですが、おむすびの

  利用者の方で、この間乳腺炎になり、

  熱が出てしまったママがいました。 

 

                                

   生まれて間もないころは、赤ちゃんもママも初心者。

  赤ちゃんは、一生縣命おっぱいを飲もうとしますが、

  疲れてしまい、ウトウト、そしておなかがいっぱいに

  なっていないので、すぐに目をさまし、

  おっぱいが欲しくて泣くのを繰り返します。

  お母さんも、寝不足になったり、体力を

  消耗してしまいますよね。

  そして、

  乳頭に傷がある場合は、がまんしておっぱいをあげなくては

  いけないのですが、

  赤ちゃんが吸いつくと、飛び上るほど痛いのです。

  

                            

   お母さんと赤ちゃんが、授乳に慣れてくると

  段々に解決する場合もありますが、

  おっぱいの吸わせ方や抱き方を変えると、

  防げることがあるとのことです。

   

                             

  乳管のつまりによる乳房のしこりは、

  赤ちゃんの吸いつきが浅く、一部の乳管に

  飲み残しがある時や、授乳間隔が急にあいた時に

  起こりやすいとのことです。

  乳頭の傷は、吸いつきによる圧力が、長い時間

  同じ部分にかかることなどが原因だそうです。

 

                          

  良い吸わせ方は、

  赤ちゃんの口に、乳房が、深く入るようにします。

  まず、赤ちゃんの上唇から、下唇にかけて、乳首を

  なでるように刺激し大きく口をあけるのを待ちます。

  赤ちゃんが大きく口を開け、舌が歯ぐきより

  前に出てきたら、さっと赤ちゃんの肩と胸を

  引き寄せ、下あご側から乳房を出来るだけ

  口に入れます。

  下あごは、乳房にくっつき、赤ちゃんの鼻は、

  乳房から離れていることを確認します。

  口は大きく開き、唇は、ドナルドダックのように

  外側に開いていたらOKです。

 

                          

  赤ちゃんの口がしっかり開かず、おちょぼ口で

  上手に吸いついていない場合は、

  口角から、指一本入れて吸わせながら一度はずし

  再度吸いつかせます。

  また、抱き方は縦抱きや横抱きなどかえると、

  乳房の同じ場所に圧力がかかるのを防ぎます。

  しこりを手で、圧迫しながら授乳したり、つまっている

  方の乳房を頻繁に長く吸わせるなどでも、

  つまりがとれることもあるそうです。

  

                             

  乳腺炎のあとのしこりは、石灰化して

  後までのこってしまうこともあります。

  乳首や乳房の痛みが強かったり、

  腫れて高熱が出る乳腺炎の可能性があったら

  早めに病院の母乳外来や助産院で

  診てもらうようにしましょう。

 

                             

  


細菌性髄膜炎を防ぐワクチン

2010年05月17日 | 保育のヒント

   「髄膜」(ずいまく)というのは、脳と頭蓋骨の間にある膜です。

  クモ膜下出血のクモ膜なども、髄膜の一つです。

  鼻の奥などに定着した細菌が、血流などを介して、

  侵入し、この「髄膜」に炎症をおこすのが、

  「細菌性髄膜炎」です。

  同じ菌が耳管から中耳に入り、炎症を起こすと

  中耳炎になります。

                         

 

  細菌性髄膜炎は、年間推計で1000人近くが発症し、

  約5パーセントが死亡、15~25%に発達障害、

  てんかん、難聴、などの後遺症が、残るこわい病気です。

  原因の約6割が、インフルエンザ菌b型(ヒブ)、

      約3割が、肺炎球菌だそうです。

  そして、肺炎球菌の方が、死亡率も後遺症の割合も

  高いとのことです。

                       

 

  2008年12月にヒブワクチンが、日本で発売され、

  予防接種ができるようになりました。

  それに続き、今年2月に子ども用の肺炎球菌のワクチンが、

  発売されたそうです。

  米国では、2000年にこのワクチンが定期接種に

  組み入れられ、2歳未満の肺炎球菌による

  髄膜炎の発症が、64%減少したということです。

                            

 

  また、中耳炎や肺炎の発症もある程度減らす効果も

  報告されているとのこと。

  中耳炎や肺炎は、いろいろな細菌が原因でおこりますが、

 肺炎球菌が原因だと、重くなりやすいのだそうです。

                              

  

  摂取対象と接種回数は、

          2ヶ月~6ヶ月児は、4回

          7ヶ月~11ヶ月児は、3回

          1歳児は、2回

          2歳~9歳児は、1回  

                      となっています。

                            

             

   副作用は、注射部位の腫れ、発熱などがあるが、

  販売元の会社によると、国内の治験で重い副作用が、

  出た例はないとのことです。

  でも一回の接種料が、9000円~1万円程度と高額なので、

   「細菌性髄膜炎親の会」では、公費助成が出る、

   定期接種化を求めているそうです。

                                

           

   以前勤務していた保育園の園医さんが、

   予防接種の権威だったのですが、

   「日本は、予防接種に関しては、後進国」だと

   話されていました。

   予算をとるのは、きびしい状況ですが、

   小さな命を守るため、国や自治体が、

   早く取り組んで、定期接種化を

   実現できると良いと思いました。

 

                               


育児書に載っていないパパの役目って・・・

2010年05月14日 | 保育のヒント

                            

    最近の子育ての雑誌に、しかり方とほめ方の特集が、

    載っていました。

    その中に、毎日子どもに寄り添い、

    遊びや、いたずら、泣き笑いに付き合っている

    ママは、必然的に「しかる」「ほめる」を

    一人で背負いがちになっているとありました。

                             

    最近のお母さんは、ひとりで頑張りすぎている、

    しかし、子育ては、お父さんにだって重要な役割が

   あるはず、どうしていいかわからないお父さんは、

   「自分は、何をしたらいい?」と歩み寄り、

   夫婦で育児に向き合うようにしてください、と

   書かれていました。

   そして、しかる時に、お父さんと、お母さんで、

   「しかる役」と、「なぐさめたり逃げ道になる役」の分担を

   するようにと言っていました。

                             

   それから、

   そのあとに書かれている事が、とても重要に思えました。

   子どもだけではなく、「逃げ道」は、

   実は、育児の重荷を背負ったお母さんにこそ

   必要なものなのです。

   お父さんは、ときどきイライラの募ったお母さんを

   ぎゅっと抱きしめたり、ねぎらいの言葉をかけるなど

   してあげましょう。

   それが、お母さんの心をいやす、

   「逃げ道」になるのです。

   子どもが生まれることで、女性の人生は、

    大きく変化します。育児だけの人生になると、

   一人で抱えこみ、イライラするのです。

    「何かやりたいことがあったら、応援するよ。」

    と妻自身の人生を守ることこそ育児における

    お父さんの第一の役割だと思ってください、と・・・。

                            

   親育ち講座の時や、アンケートをとると、

   最近のパパは、育児に協力的で、いろいろ

   手伝ってくれたり、赤ちゃんといっしょに過ごす

   時間も努力して作ってくれているようです。

   でも、中には、最初の頃は、よくやっていたのに

   ママが子育てに慣れてくると、おまかせに

   なったり、パパも仕事がいそがしくなると

   余裕がなくなり、手伝えなくなることもあるようです。

   実際に何かを出来ない時でも、ママは、パパが、

   自分の大変さをちゃんと理解してくれていると

   思うだけでも、こころ強く、

   大変でも子育てをがんばっていこうと思えるんですよね。

                       

   パパがみんな、この役割に気付いて、

   ねぎらう気持ちを自分なりの方法で

   ママに伝えられたら、夫婦の絆もさらに深まり、

    赤ちゃんも幸せになると思います。