おむすびの親育ち講座
「楽々子育て~子どもと楽しい時間を作ろう」
わらべ唄講座の講師 永田 陽子先生は、
都内の男女共同参画センターで専門相談員を
されています。短大の講師や、自治体の子育てに
関する冊子発行にたずさわるなど、いろいろな
活躍をされています。
永田先生が、講座の中でいつも言われているのが
「パパと赤ちゃんだけの時間を作ることが大切」
ということです。
国の子育て支援策と同時に、各家族においても
「父親の育児参画」が課題になっているそうです。
おむすびで、最近、3.4か月健診と、1歳半健診の
会場で実地したアンケートでは、
パパの子育て協力について、
3.4か月では、パパは、協力的と答えたママが97%
なのに対し 1歳半では、52%でした。
最初は、協力的だったのが、だんだん協力的で
なくなるということでしょうか?
また、パパが子育てすることに不安、心配が
あるかについては、
3.4か月では、不安があると答えたのが25%に対し、
1歳半では、43%という結果でした。
子どもが大きくなってからの方が、パパに
まかせられないと思うママが多いようです。
赤ちゃん誕生前に、パパママクラスなどで
赤ちゃんの世話を学び、意気込んでいたパパは、
実際に赤ちゃんを前にして、試行錯誤し、
パパがやっと子どものいる生活に慣れたころ、
赤ちゃんの人見知りで、拒絶にあい、
意味がわからずに、”自分のやり方は、
不適切なのだ、やっぱり母親でなければダメだ
と思い込み、母親に任せて、自分は子育てから
遠ざかってしまう場合があるそうです。
そして、まだ言葉でやりとりができない赤ちゃんとの
遊び方がわからず、
コミュニケーション手段が子どもに通じないので
戸惑いもあるといいます。
また、ママの方も、自分が子育てに慣れるにしたがって
パパに自分の子育て法を、押しつけてしまい、
同じようにできないと、もう任せられないと
思いこんでしまいます。
ママがパパの育児を決定する門番になり、
パパのやり方を批判することで、
パパの育児参加の意欲をそいでしまっていることが
考えられるようです。
パパが、「自分にもできる」という気持ちや
自分流にの育児を身に付けるには、
母親抜きの父子の時間を作ることが
最良の方法の一つだと、永田先生は、言います。
父子の時間を重ねると、ママは、パパに任せても
大丈夫と感じると同時に、自分の時間持てる
心地良さを体験します。
パパは、自信が付き、子どもは、パパを慕います。
ある、バラエティー番組で、芸能人のママが、
「パパが、子育てにかかわってくれない」と相談すると、
回答者が、子どもは、3歳までは、社会性
育っていないので、 それまでは、
パパはかかわらなくて良いというようなことを
答えていましたが、
これはおかしいと思いました。
赤ちゃんは、小さくても、人と接することで
社会性が発達します。パパが自分流のかかわり方で
赤ちゃんとコミュニケーションをとることは、
赤ちゃんの成長にとっても重要です。
パパの子育ての参加は、
夫婦間でも子どもへの関心が増し、話し合うことが
多くなったり、 残業をしないため効率的な仕事の進め方を
考えるようになったなど、パパにとっても良い
影響を及ぼしているとのことです。
なので、ママは、赤ちゃんとコミュニケーションを
とれる遊び方などの情報をパパに教えて、
思い切って赤ちゃんをパパにあずけて
お出かけしましょう
※遊び方は、おむすびの親育ち講座
わらべ唄講座(2回シリーズ、参加費500円)で、
教えてくれますので、受講して、ママからパパに
教えてあげてくださいね。
お申し込み、お待ちしています。