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「0歳児ステーションおむすび」~てをむすび、こころをむすんで、いっしょに子育てしましょう!~日野市0歳児一時保育

日野の高幡不動の一時保育「0歳児ステーションおむすび」はリフレッシュしたいパパママの味方!日々の保育の様子を綴っています

ちょっと前のブログから・・・子育てが必ずうまくいく方法って?

2010年04月26日 | 保育のヒント

    

  今回のブログは、2008年、2月26日にアップしたものです。

   新しく、おむすびの登録をしていただいた方や、

   まだ、ママになって間もない方は、前のブログを見る機会が

   なかなかないと思うので、読んでみてくださいね 

 

子育てが必ずうまくいく、そんなことって   あるのでしょうか? 

  

   ある育児コンサルタントの人は、こう言っています。

   子どものすべてを丸ごと受け止めること、それさえできれば   

     子育ては必ずうまくいくと思っていますと・・・    

     子どものすべてを丸ごと受け止めた人しかできないこと、   

      それは、「あきらめること」です。   

     それができた時、子育ては突然うまくいきはじめると  

    いうのです。                  

     でも、あきらめる=親が犠牲になろうということでは、    

     ありません。お母さんは赤ちゃんが、おしゃべりできたら   

      どんなにいいかと思います。でも、それは無理なのであきらめて  

     います。赤ちゃんを丸ごと受け止めているから、だからこそ  

      お母さんは赤ちゃんにやさしくできるのだと言っています。 

 

       わかりやすい例として、  

       自分だけなら、5分で行けるスーパーに、2歳の子供と  

       一緒の行く時は20分かけて行きます。ゆっくりしか歩けない  

       子どものことを認め、5分で着くことははじめからあきらめて  

        いるわけです。子どもと一緒でも5分で行くことを、あきらめ  

      られないお母さんは、子供に「早く」を連発し、道にタンポポが

    咲いていても、一緒に見る余裕はありませんと。あきらめられない

      親を持っている子供は毎日小さな災難がやってくるという、

    表現をしていました!          

 

     あきらめられると次に楽しむことができるようになる。

   ちゅうりっぷが大好きな人が、秋でもちゅうりっぷの花を

   見ることにこだわっていては、秋の花を楽しむことはできない。

   スーパーの例でも、時間は少し失うかもしれないけど、子どもと  

   一緒に楽しめれば、たくさんの笑顔が得られるのだと・・・  

    子どものありのままを認めて「あきらめる」こと ができると、

     子育ての楽しさや喜びが見えてくる。、笑顔の数が   

     増え、心の余裕が持てる。 「おむすび」も心の余裕を持って

  もらいたいという思いで、赤ちゃんをもっているお母さんを  

   サポートしているので、この育児コンサルタントの人の考えに  

    賛成です!何かにとらわれすぎているのは、子育てに限らず、

  心に余裕はうまれませんものね。       

 


赤ちゃんは、ママの歌声が大好き。

2010年04月09日 | 保育のヒント

                     

 

  ママの声を、ママのおなかの中にいる時から    

  ずっと聞いている赤ちゃん。   

  テレビで紹介されていた、ある母親教室では、

  用具を使って、ママがおなかの 

  赤ちゃんに話しかけていました。   

  その大好きなママの声で、子守唄や童謡を歌ってあげることは、    

  赤ちゃんにやさしく話しかけるのと同じくらい     

  赤ちゃんの成長にとって、とても 大切なことだそうです。

                                 

  赤ちゃんのこころが安定するだけでなく、

  音や言葉を学んでいく大切なきっかけとなり、

  子どもの心身の健康や成長に大きく影響すると

  いわれているそうです。

  生後半年くらいまでは、スキンシップが多い時期、

  ママが歌ってあげるチャンスが多い時期でも

  あります。寝かしつけの時や、だっこで機嫌のよい時に

  歌ってあげるとよいですね。

  8~9か月を過ぎたら、赤ちゃんはおすわりで

  おもちゃをもって、ふりふりし、音を出して楽しんだり

  出来るようになります。ママが歌うと、リズムに合わせて

  体を動かしたりします。

  言葉や歌をよく聞くようになるので、ママの知っている

  童謡などを繰り返し歌ってあげると

  よいそうです。

                            

  そして、「歌うこと」は、ママにとっても、健康に良い面が

  たくさんあるそうです。

  それは、次のようなことです。

 

   筋肉の収縮運動が行われ、有酸素運動と同じ効果がある。

   腹式呼吸ができると、代謝や血行、消化機能がよくなる。

   脳内の神経伝達物質が活性化され、心が安定し、

    前向きになる。

   歌う時の深い呼吸で、刺激が、脳に伝わり、

    自律神経が調整される。

   声を出すために、体の中心軸が安定し、全身の力みが

    ぬけて自然体になる。

                             

   ちょっと専門的な言葉なので、わかりにくいかも

   しれませんが、

   赤ちゃんに愛情を込めて歌うことは、

   ママのストレスをやわらげ、脳や体を活性化させる

   ということだと思います。

                          

   声を出して歌うことが苦手だったり、はずかしいと

   思うママもいるかもしれません。

   でも、上手でなくても赤ちゃんにとっては、

   大好きなママの声で歌ってもらうことに

   大きな意味があるのです。

   子育ての生活の中で、気軽に歌う機会を

   増やしていけるといいですね。

   

                              

  


パパの子育て経験は、仕事に生かせます!

2010年04月02日 | 保育のヒント

                           

 

  ある新聞に

   「男性の育児休業の利点」について、大手企業の

   研究所の部長さんが記事を

   書かいているものがありました。

   この部長さんは、自分が、育児休業を取得する前に

   参考にしようと思い、男性の育児休業取得者に

   ヒアリングしてまわったそうです。

 

  その結果、大きく3つのタイプに分類できると感じたそうです。

  ① 家庭の事情があるタイプ。・・・妻の産後の体調が良くないなどで、

                      夫の全面的なサポート(支援)が

                      必要なケースなど。

  ② 出世をあきらめて、我が道を行くというタイプ。

  ③ 自他ともに認める「「エース社員」で、

    高度経済成長時代の「減私奉公タイプ」ではなく、

    仕事も生活もこだわるタイプ。

                       

  多くは、①と②のタイプだが、注目すべきは、

  ③のタイプです、と、この部長さんは、言っています。

  「メリハリの効いた働き方」を好むエース社員は、

  子育てを上手く生活リズムに組み込んで、自分の糧としている。

  独身時代も、できるだけ社外の人と会って

  ネットワークを広げたりしていたが、子どもが生まれてからも

  地域のパパ友のネットワークも広げているそうです。

                     

   ③のタイプのパパが、家事と育児を経験することで

    自分の糧としたことは、次のことがらだということです。

   

 【 1 】 同時並行処理する能力も高まる

        家事、育児に関しては、女性は、全体的に見て、

        何をどうやってすすめていけば能率的に

        処理できるかがわかっている、会社でいえば、

        全体を把握している社長さんで、男性は、

        部分的なことを言われたことだけするアルバイト

        のような存在だと、おむすびの「わらべ唄講座」の

        講師も言われています。

        男性が、家事育児にかかわることで、

        全体を把握しながら、同時並行で処理する能力が

        高まるそうです。

                              

  【 2 】 リスク(危機)管理能力も高まる。

        自分で動けるようになった赤ちゃんは、「リスクのかたまり」

        であり、見守っている大人は、常に

        「次に何が起こるか」を予想しながら

        リスク回避のために頭をめぐらせるよい訓練を

        受けているのと同じで、見通しをもって対応できる能力を

        高めることができるそうです。

                            

   パパが、家事や育児に積極的に取り組むことは、

   子どもとのつながりも深まり、ママの大変さを理解できる

   という意味で、利点があると思っていましたが。

   パパから見て、パパにとっても家事や子育てで、

   培われた能力が、仕事に応用できるという利点が

   あるとの考え方に、新たな発見をしたような

   新鮮さと、「そのとおり!!」と、うれしくなりました。

                            

   ちなみに、この部長さんは、お子さんの保育園の

   保護者会に出席するのを楽しみにしているとのこと。

   夫婦そろって出席するケースが増え、パパ達の

   子どもを観察する目のユニークさ、絶妙な語り口に

   大笑いしているとのことです。      

   子育てを楽しんで、経験を仕事にも生かせる

  たよりになるステキなパパがたくさん増えてくれるといいですね。

   

                         

                        

 

 


赤ちゃんの脳のしくみ(シナプスを増やそう)

2010年03月19日 | 保育のヒント

                            

  

   お母さんの子宮の中にいる胎児は、

   26週くらいになると、脳に神経細胞をたくさん

   作りはじめるそうです。

   誕生の時までに、ほぼ一生分が出来るといわれているそうです。

   しかし、神経細胞がたくさんあっても、細胞同士が

   まだ、うまくつながっていないため、本来の機能を果たせず、

   発展途上の状態なのだそうです。

                            

  神経細胞同士がつながるには、脳を働かせて(効果的に刺激して)、

  細胞をつなぐ役割を持つ、「シナプス」をたくさんつくりだすことが

  大事になるとのことです。

 

  多くの「シナプス」が生まれ、神経回路が出来上がることで、

  たくさんの情報を、速く伝えられるようになります。

  つまり、生まれてから、出来る限り「シナプス」を

  増やすことによって、決断力や器用に手足を使う脳力など

  さまざまな力を身に付けることが出来るということです。

                             

 「シナプス」がたくさん作られたことで、赤ちゃんは、

 1歳ぐらいから立つことが出来るようになり、   

  歩けるようになると、行動範囲がひろがり、   

  いろいろなことに興味や関心を持ちます。    

  そして、手で興味のあるものをさわったり、動かしたりしながら

  脳にさらに刺激をあたえ、「シナプス」を

  増やしつづけていきます。

                             

  でもそれは、3歳くらいまでがピークで、

  ある程度「シナプス」が出来てしまうと、

  「シナプス」のつながりができなかった神経細胞は

  消滅していくんだそうです。

 なので、3歳くらいまでに「自分の意思で手足を動かす運動」を

  しっかり行わせて脳に刺激をあたえることが大切だそうです。

                            

  では、どのように運動をすればよいかというと、

  歩くことだけでも、脳をきたえる重要な運動だそうです。

 特に、1歳児にとっては、歩きながら景色を見たり、

 お母さんと話をしたり、何かをさわろうと立ち止まったりすることは、

 脳をきたえるのに、良い訓練になるのだそうです。

  車ばかり乗っていては、だめなのですね。

                            

  また手を使った遊びも大事で、身近なものでは、

  新聞紙をたて細く長くちぎる作業をやらせたり、

  まるめてボール状にして投げて遊んだりするのも良いそうです。

  脳の記憶の能力をきたえるのに、かくれんぼをしたり、

  つみきを積み重ねて、何かに見立てる遊びは、

  想像力を引き出すことに効果的です。

                        

  2才くらいになると、走ることができるようになりますが、

  最近の研究で、走る時には脳の前頭前野(ぜんとうぜんや)が

  働いていることがわかったそうです。

  前頭前野は、物事を考え、判断し、決断するのに

  重要な役割を果たす部分なので、走ることでそれらの

  力がアップすると考えられるそうです。

  実際、走る時は、転ばないように注意したり、

  人や車にぶつからないかなど考えながら走っていますよね。

  また、走るだけでなく、他の運動でもいいそうです。

                   

  脳の研究で、子育てに利用できるものとしては、

  脳の「ミラーニューロンシステム」という機能があるそうです。

  これは、運動などをする時、実際に出来る人をみると

  自分も真似しやすくなるという機能で、      

  子どもに何かを覚えさせたい時は、親子一緒にならんで

  手の動かし方などを実際に実演してみるほうが、

  向かいあって教えるより、子どもが理解しやすいとのことです。

 

                      

         

  3歳くらいで脳の大枠は決まるとのこと。

   0歳児は、歩き始める前ですが、

   まずは、赤ちゃんの時に、お母さんやまわりの大人が、

   やって見せてあげることからはじめ、

   手足を使ったかんたんな遊びや運動を

   親子でいっしょに楽しむ楽しむことで、

  だんだんに子どもが自分で出来るようになっていきます。

  赤ちゃんのうちに「シナプス」が出来る基礎を作っている

  わけですね。

 

   「自分の意思で手足を動かす運動」ができるように、

   ママや、大人の働きかけで

   脳が刺激を受け、きたえられて

   神経細胞をつなぐ「シナプス」をたくさん増やして

   あげることが大切なのですね。

   

 

                           

                  


 赤ちゃんの体調はどうですか?

2010年03月08日 | 保育のヒント

      今回は、2007年11月のブログの文章に

       書きくわえたものです。赤ちゃんの体調の変化を

       知るのに、また、体調の良くない時の

         参考にしてみてくださいね。

                          

      赤ちゃんが体調をくずす前は、いつもとちがう動きや 

       様子がみられます。

       機嫌が悪くなる、目に元気がない、食欲がなくなる 

       睡眠が浅く、すぐ起きてしまうなどです。     

       また熱が出る前には、サラサラした水っぽい鼻水が 

       出てくる、体がなんとなく熱いなどの前兆があったり

       します。

               赤ちゃんが体調をくずしそうだなと感じたら、

       無理にお出かけしたりせず、お家でゆっくりしましょう。

                           

       体調が悪いとねむりが浅くしっかり睡眠が 

         とれません。ぐずることも多くなります。            

         「体調が悪い時はしかたがないよね~」

          と、その時の赤ちゃんのペースで過ごし、

        水分補給を十分にし、とりやすい物で栄養も補給して

        あげましょう!  

       下痢をしてる時は、消化の良い物(薄味の野菜スープ、 

        おかゆ、すりおろしたりんごなど)を与えます。     

         赤ちゃんが、好きだからと言って、ヨーグルトやかんきつ類 

         のフルーツや果汁をあげるのはよくありません。          

        水分も体が吸収しやすい刺激のないイオン飲料水や

         番茶、麦茶、湯ざましがベストです。

 

       それから、下痢が続くと赤ちゃんのおしりが              

          真赤になってしまうので、おしりのケアも              

           気をつけてあげましょう。       

           おしりナップでふいてあげただけでは、

          見た目ではわかりませんが、汚れが残っていて

          おしりがかぶれてしまうこともあります。

          (保健所の実験でも、そういう結果が出た

           ことがあります。)

           特に下痢の時の便は、酸の成分が強く

         かぶれやすく、回数も多いと、皮膚の弱い赤ちゃん

         は、特にかぶれやすくなります。

         保育園の0歳児クラスでは、清潔にした古いタオルや、

       綿やTシャツなどを適当な大きさに切ったものをお湯に

        濡らしてしぼり、ホットキャビン(保温庫)に常備して、

        便の後、おしりナップで拭いてから、仕上げにその古タオルで

       拭いてあげていました。(基本的に使い捨てです。)

       お家では、専用のタオルや布だけ用意して、

       おむつ替えの直前にお湯で濡らしてしぼっても

       いいかもしれませんね。

       また、少し体調が良くなったら

       暖かい場所で短時間でおしりだけあらってあげるのも

       いいですね。

               

     

     春先は、気候も不安定で、体調をくずしやすい時期でも

     あります。  赤ちゃんのいつもとちがうサインに

     気付いてあげられると、早めに対処でき、

     回復も早まると思います。         

 

                                     


離乳食は順調ですか?

2010年03月01日 | 保育のヒント

                        

   このブログは、2007年の10月にアップした文章を、

   少しなおしたり、付け加えたりして、再度アップしたものです。

   最近おむすびに登録されたり、このブログを読み始めた方

   は、以前のブログに載っている記事までさかのぼって

   なかなか読む機会がないのではないかと思います。

   保育のヒントには、少し前の情報でも、十分役に立つものが

   あるので、今後も、少し手を加えるなどして

   紹介していきたいと思います。

    今回は、離乳食についてです。

 

   食事の習慣は一度ついてしまうと、なかなか直すことが

     むずかしくなります。  

    良くかんでのみこむことが出来るようになるために

    離乳食の時から気をつけて あげましょう。

     離乳食が進み、6か月をすぎる頃、

     赤ちゃんは自分で唇をかぶせるようにして

   スプーンから食べ物を口の中にとりこめるようになります。

   成長に合わせて上手に食べさせてあげましょう!

   

     そのためには、            

    ① スプーンを赤ちゃんの顔に対して垂直になるように唇にあて 

     食べ物がいきますよと合図します。    

    ② スプーンを下唇の上にのせ赤ちゃんが

     上唇でスプーンの上の食べ物を口の中に

     とりこむのを待ってからスプーンを

     そのまま引き抜くようにします。     

     その時スプーンを口の奥に入れたり上あごや上唇に

     なすりつけたりしないようにしましょう。

     また、一度にたくさん入れるのではなく、食べ物を舌やうわあごや

     歯ぐきでつぶしたり、舌でかきまぜながら

     モグモグが十分できる

     適量を入れてあげましょう。

     自分でスプーンを使って食べられるようになってからも

     適量がわかっているとしっかり噛むことができます。

                        

     それから、食欲があるからといって、

     まだ口の中に食べ物が入っているのに、次々に

    あげてしまうと、しっかり噛まないで、飲み込んでしまう

     丸飲みする習慣がついてしまいます。

     もぐもぐごっくんして食べ物を全部飲みこんでから

     次をあげるようにしましょう。

                        

     まる飲みなどの習慣がついてしまうと、

       離乳食がすすみ、かまなくては飲み込めない

      食材が出てくると、とたんに食べなくなくなって

      しまいます。子育て相談で偏食で相談される

     お子さんのほとんどが、やわらかい物しか

      食べられないそうです。

                           

      離乳食の中期から後期にかけて

      たくさん経験させてあげたいのは、形があって

      歯ぐきでつぶせる柔らかさのものをもぐもぐして

      食べること。大根、人参、じゃがいも、とうふなどを

      赤ちゃんのひとくち大に四角くころころにきって

      大人が指先で弱い力で押しても簡単に

      つぶせるくらいの柔らかいかたさに煮ます。

      よく噛むと唾液もたくさん出て、消化にも良く、

      胃腸にも負担をかけなくてすみます。

      0歳のこの時期に、大人になってもつづく

      良い食習慣をつけてあげてくださいね。   

 

                                                        


パパの子育て

2010年02月05日 | 保育のヒント

                     

   おむすびの親育ち講座

   「らくらく子育て~子どもと楽しい時間を作ろう」

   わらべ唄講座の講師、永田陽子先生は、

   いろいろな自治体の子育てに関するアドバイザーを

   されています。

   先日、先生がアドバイザーとして関わられた、

   ある県が作成したパパの子育てガイドブック(冊子)を

   見せていただきました。

   講座の中で先生が話されている内容が盛り込まれている他、

   パパの子育て事例が項目ごとに書かれていて、

   とても具体的でわかりやすく、パパ達が、わからないなりにも

   赤ちゃんに接しながら、いろいろ工夫してパパ流の

   子育て術を身につけていった様子がよくわかりました。

 

  永田先生が講座の中で言われていますが、

  心配かもしれないけれど、ママが思い切って赤ちゃんを

  パパにあづけることが、大切です。

  ママが最初から、「私でないとだめ」とあきらめてしまったり、

  パパのやり方を、批評したり、いろいろ口出ししてしまうと、

  パパのやる気をそいでしまいます。

  日頃やっていることを教えてあげる時も、指示するというより

  こういう時は、こうするといいよ、とか、

  パパがママのやり方を参考にしながらも

  自分で考える余地を残してあげる言い方ができるといいですね。

  パパも育ててあげなくては、いけないのですね。

 

  ガイドブックに載っていた、”パパ流の子育て”を

  抜粋して紹介してみますね。

 

         だっこ 

     あぐらでだっこがおすすめです。あぐらのこぼみに

     赤ちゃんのおしりをおいて頭をもたれさせるだけですが、

     すっぽりつつみこむようにして体ごとゆらゆらすると、

     良く寝てくれました。首がすわってからしていました。

    はじめは泣かれても、あきらめずに何度もだっこするのが大切。

    だっこしながらでも常に話しかけることが大事です。

    ママの匂いのするものでくるんでだっこすると

     おとなしくなりました。

 

         授乳 

    ママが母乳をあげている時は、家事をしています。

     ミルクの時はできるだけ自分でします。

    げっぷは、授乳中と、飲みきってからの

      2回に分けてすると楽に出ました。

     ママが授乳しやすいように、授乳グッズ(クッションやガーゼ)

       の用意を担当しています。

     長い授乳で肩が凝るママに肩もみとマッサージを

       プレゼントしています。

 

         おむつ 

     おむつを替える前に遊んであげて、機嫌良くしているうちに、

       いっぱい話しかけながら替えるとスムーズです。

     寝がえりをしない時期は、やりやすいので、その頃から

      慣れておくといいですよ。

     上からつるすおもちゃは、上を向かせたままにするのに

       役立ちました。

  

         おふろ 

         頭にガーゼをつけてシャワーをかけると、お湯がガーゼを

     伝わって流れていくので、顔にお湯がかかりません。

    流す前の声掛けを決めておくと、今からお湯を

     かけられるんだなと認識するみたいで、あばれたりせず

     役立ちました。

    赤ちゃんを洗う時、太ももを閉じてその上にあおむけに

     乗せます、横抱きにするより、安定感があり、体の

     すみずみまで洗えます。

 

         寝かしつけ・夜泣き 

   寝たかと思ってふとんにおろすと泣きだすことが

    あるので、寝たのに気付いてから、10分位抱き続けてから

    ふとんにおろすと成功します。

   ミルクを飲んだ後に寝ることが多いので、寝る体制を

    整えてから、ミルクをあげます。

   子どもが安心して寝てくれるのも、ある程度慣れが必要です。

     回数だと思います。

   ママは、日中がんばってくれているので、時々、夜は、できるだけ一人で

     寝かせてあげています。

   ママに「泣いているのに、気づかなかったらごめん」と

     いって寝ます。

  

         離乳食 

    簡単に「おもゆ」をつくる裏ワザを会社の先輩パパに

    教えてもらいました。炊飯器にお米をセットし、その中央に

    空のぐいのみを置きます。ぐつぐつ炊きあがっていくうちに、

    水分が入っていき、お米がたけたら出来上がり。ぐい飲みに

    米粒をいれおけば、おかゆも出来ます。

   休日は、私が離乳食をあげるようにしています。

   そでつきのエプロンは、服が汚れないので便利です。

 

        仕事と子育て 

  気持ちの中で、早くかえらねばと意識すると、仕事の

   効率も上がります。

  私は、帰りが遅いので、夜はあきらめて朝スキンシップを

   とるようにしました。お風呂も朝入っています。

  子どもの扱い方がわかってから、子どもと楽しく遊ぶコツを

   覚えました。そうすると、子どもが私の帰宅を

   まってくれるようになり、家に帰るのが楽しくなりました。

 

        パパにしかできないこと、

               ママへの思いやり・・・ 

   ママが出かける時には、すすんで子どもと留守番を

    しています。父子セミナーにも自分から参加しました。

    子どもの健康=ママの健康と思っているので、

    ママの負担を軽くするために家事や子育てに

    積極的にかかわりたいと思っています。

   子育ては、参加するのではなく、当たり前にするものだと

    思っています。子育ては、自分の成長につながると思うので

    がんばりましょう。

      などなど・・・、

     このガイドブックに協力されたパパ達は、

     自分も赤ちゃんにかかわり、ママといっしょに

     子育てしたい、子育てを楽しみたいという思いに

     あふれていて、それが伝わってきますね。

     出来ない時は、ママにねぎらいの言葉をかけて

     あげたり、ネットや、先輩パパから情報を集めたり      

      パパなりの方法を見つけています。

     でも中には、

     ママの大変さがわかっていても、なかなかそれを

     うまく表現できないパパもいるのではないかと思います。

     パパと子育てについて話をする機会をもって

     お互い思っていることを伝えあうことからスタートし、

     パパのできることをさがすのに、ここに書かれていること

     も参考になればいいなと思いました。

     

                      

  


おむつはずしの話

2010年01月26日 | 保育のヒント

                        

 

  0歳の赤ちゃんでも、おしっこの間隔が、長い赤ちゃんと、

   短い赤ちゃんがいます。

   排泄、特に排尿に関しては、おしっこをある程度ためて

   出すことができるようになったり、ねんねしている間は、

   おしっこをしないでいられるようになる体の機能の

   発達が個人によって大きくちがうようです。

                          

 

   おしっこの間隔が長く、おむつを替える回数が、少ない

   赤ちゃんは、0歳のうちから、働きかけてあげることで、

   おむつがはやくとれる場合もあります。

   保育園の0歳児クラスでは、ある程度決まった時間、活動の前などに

   おむつが濡れていないか見るので、その子のおしっこの

   間隔をつかみやすく、おむつが濡れていなければ、

   (しっかりすわれる子であれば)

   おまるにすわらせてあげたりします。

   まず最初は、おまるの感触に慣れるのが目的なので、

  少しの間すわっていやがったらすぐにやめます。

  だんだん慣れてきたら

  「おしっこ出るかな~しーしー。」など声掛けして

  偶然タイミングが合い、おしっこが出たら、

  「やった~。」と、おおげさによろこび、「すごいね~。」と

  たくさんほめてあげます。

  ねんねのあとも、おむつが濡れていなければ、同様にします。

  それを繰り返していくうちに、出来る子は、意識しておしっこを

  自分で出せるようになることもあります。 

                             

  今の紙おむつは、おしっこをしても、さらっとしていて

  蒸れず快適に過ごせるので、お出掛けする時や、

  長時間おむつ替えが出来ない時は、便利ですが、

  何もしないでいると、

  その子にとって、おむつをはずすいい時期を逃してしまうこと

   もあるかもしれません。

   いつからはじめなければいけないとか、

   いつまでにとらなくてはいけないということはありませんが、

  0歳からはじめるにしても、1歳すぎてからはじめても

  その子のおしっこの間隔を知って働きかけてあげることが、

  大切だと思います。

  おまるでなくても、トイレで、ママがだきかかえて

  させてあげるのでも大丈夫です。

   ただ、発達の進み方がちがうので、

   あまり早くはじめて、赤ちゃんにとって負担に

   なるようでは逆効果なので、

   働きかけをはじめる時期は、やはりおしっこの間隔などを

   考えてあげてくださいね。

                             

   また、早くとろうとして無理にさせようとしたり、

   遊んでいる時に急にやめさせておまるにすわらせたりはせず、

   赤ちゃんのペースを尊重しながら進めてあげてください。

   タイミングが合わず、すわってもおしっこが出なかったら、

    「出なかったね。またあとでしようね。」と切り上げます。

    おまるから降りたとたんに出てしまうなど、失敗すること

    もあると思いますが、叱ったりしてはいけません。

    排泄は、大人もそうですが、精神的なことに

    影響をうけやすい面があります。

    もらして足が濡れたりしたら、「気持ちわるかったね。」

   「つめたかったね。」と声をかけ、おまるで(トイレで)するほう

   が気持ちの良いことを知らせてあげてください。

    働きかけをはじめてもうまくいかなかったり、

    まだ早いかなと思ったら、いったんやめてもかまわないと

    思います。

    赤ちゃんとママのストレスにならないよう、気長に根気よく

    進めるのがいいと思います。

    

                       

 

   

  


せきが出たり、ぜいぜいしている時

2010年01月18日 | 保育のヒント

                       

   生後数か月の赤ちゃんでも、風邪や気管支炎にかかる

   ことがあります。 

   お母さんの免疫がきれる6か月くらいから、鼻水がでたり、

   せきが出たりすると、はじめてのことで、お母さんは

   とても心配ですよね。

   胸がぜいぜいしたり、何度もせきこんだりすると

   このままぜんそくになってしまうんじゃないかと

   思ってしまいます。

   でも、ぜいぜいしやすい赤ちゃんは、「気管支が弱い」と

   言われがちですが、将来的にその子たちが、

   全員ぜんそくになることは、ありません。

   風邪をひいて胸がぜいぜいしやすい赤ちゃんは、

   注意して様子を見てあげ、かかりつけのお医者さんに

   早めに受診したり、相談するようにしましょう。

                  

   乳児の時期は、たんなどの分泌物をうまく吐き出すことが、

   出来ないため、気道にたんがたまってしまい、

   気管支炎にかかりやすくなります。

   たんが残っている時は、           

   せきを止めようとするよりも、たんを出しやすくして

   あげることが大切なので、病院では、去たん剤などが、

   処ほうされます。               

   また、赤ちゃんは、大人のように、

   上手にせきばらいしてたんを出すことができず、

   呼吸が、荒く、苦しくなってしまうので、吸入などして

   たんを出しやすくする処置を行なってくれたります。

                  

   おうちでは、たんやせきが出やすくするために

   水分を与えましょう。    

   また気温の変化が、刺激になってせきが出る場合が

   あるので、部屋の温度や湿度は、できるだけ一定に

   保つようにするといいそうです。

  

   また、 呼吸が苦しいと寝つきが悪かったり、     

   眠りが浅かったりして睡眠がとりずらくなります。

   ねんねのときは、上体を起こしてあげると呼吸が楽になり

    寝やすくなります。

   敷布団の下にバスタオルなどを入れて、上体が

   高くなるように、調整したり、ラックなどの背を少し

   起こしてあげてください。     

 

   赤ちゃんの体調がよくない時は、機嫌もわるくなり、

   お母さんは、大変です。          

   赤ちゃんの症状が、少しでもやわらぐ方法を

   知っておくと、とても役立つと思います。

 

                       


赤ちゃんの体温

2010年01月07日 | 保育のヒント

先日、一時保育を利用された方で、ふたりの方が、

赤ちゃんの体温のことを気にされていました。

ひとりの方は、体温が高く、もうひとりの方は、低めとのことでした。

赤ちゃんは、お母さんのおなかの中にいる時は、37度くらいに

保たれているそうです。出産後、赤ちゃんは、自分で体温を

調節しなければなりませんが、生まれたばかりの赤ちゃんの皮膚には、

胎脂(たいし)という白い脂肪がついています。

これは、赤ちゃんの皮膚から熱や水分が奪われるのを防いで

いるそうです。

                     

その後赤ちゃんは、おっぱいやミルクを飲み、栄養を吸収して

エネルギーを作り、体温調節をするようになります。

でも、その機能は、まだまだ未熟なため、厚着や、布団のかけ過ぎ、

室温や気温が高い時など、病気でなくとも体温があがります。  

逆に、寒い時には、体温が低くなることもあります。

お母さんが一番心配するのは、発熱だと思いますが、   

まずは、赤ちゃんの平熱を知っておくことが大切です。

 

授乳や離乳食の直後や、寝起きや寝つく前、泣いた直後などは避け、

機嫌がよい時などに、一週間一日一回検温し、平均値をとり平熱とします。

体温は、大人でもそうですが、個人差が大きいので、

37.7度くらいが平熱のお子さんがいたり、そうかと思うと

36度前後が平熱で、寝起きは、35度台のお子さんもいます。

                   

平熱を基準にして、いつもより高いか低いかということになりますが、

赤ちゃんの体温は、ちょっとしたことが影響して変動しやすいので

熱をはかった時の赤ちゃんの状況や回りの環境に影響されて

高くなっているのか、病気のせいで発熱しているのかを判断します。

一時的に高くなることもあるので、その場合は、水分をあたえたり、

汗をかいて赤い顔をしているなどしたら

衣服をぬがしたり、すずしい場所に連れていくなどして少し様子をみて、

再度検温します。

冬は、寒いとかわいそうと、着せすぎたり、あったかい場所でも

防寒着を着せたままだったりして、暑くなることもあります。

気温や室温に応じて衣服の調節をしてあげてくださいね。

                                

それから、体調の目安として

熱と同時に機嫌の良し悪しも重要なポイントになります。

機嫌がよく、いつもと変わらず元気に遊んでいるようなら

あまり心配しなくてよいようですが、

38度以上の体温がつづく、機嫌が悪い、ぐったりしているなどの

状態は、すぐに医師の診察を受けた方が良いですね。 

 

                       


赤ちゃんのよだれ

2009年12月28日 | 保育のヒント

                      

   赤ちゃんによって、よだれがほとんど出ない子と

   よだれがたくさん出る子がいます。

   でる子は、よだれかけを替えても替えても、すぐにまた

   びしょびしょになってしまったりします。

   よだれは、口からあふれ出た唾液で、食べ物の刺激や、

   口の中に物を入れた刺激などで出てきます。     

   その唾液は、食事中であればそしゃく(口のなかで食べ物を

   かみくだき、味わうこと)、えんげ(飲み込むこと)、そして消化に

   利用され、胃へ食べ物と一緒にすすみます。     

   それ以外の時でも唾液は、常に出ており、大人は知らないうちに

   えんげを繰り返しています。

   しかし赤ちゃんは、生まれてすぐから唾液のえんげ、

  つまり「ごっくん」とすることが上手なわけではありません。

  口をあけていることも多いので、自然と口の外に

  よだれとして流れでやすいと思われます。

  哺乳瓶から飲んでいたのが、コップで上手に飲めるようになるのにも、

  液体のものを、ある程度口の中にためて、ごっくんと

  飲みこむことができなければ無理なわけです。     

  おっぱいやミルクを吸って飲み込む口の中の動きと、

  スプーンやコップから 飲み物を取り込む時の動きはちがうので、

  ためてごっくんが出来ないと、気管のほうに入りそうになって

  むせてしまうのです。

  なので、このえんげが上手になってくると、よだれも

  出なくなってきます。

  その子によってよだれの出る量に差のあるのは、単なる

  個人差と考えて良いようです。

  ただ、よだれが多い子は、口のまわりがかぶれてしまうことも

  あるので、肌を清潔に保ち、症状によっては、お医者さんに

  診てもらって、塗り薬を処方してもらうのがよいですね。

 

                  

     今年も、おむすびの一時保育、親育ち講座を

     たくさんのママと赤ちゃんに利用していただきました。

     本当にありがとうございました。

     来年もどうぞよろしくお願いいたします。   

     良いお年をお迎えください     

                0歳児ステーションおむすび

                       スタッフ一同    


パパの子育ては、「お父さん育て」から

2009年12月14日 | 保育のヒント

               

  

   パパの育児を応援するサイトを開設している

   心理カウンセラーの方が新聞に書いた

   「パパの子育て」に関する記事を読みました。

   おむすびの親育ち講座

   「楽々子育て~子どもと楽しい時間を作ろう」の講師

   永田陽子先生が、講座の中でお話している

   パートナーとのコミュニケーションの取り方の内容とも

   通じることが書かれていて、参考になると思ったので、

   紹介してみますね。     

                              

   パパの悩みを聞くと、子どもにどうかかわれればよいか

   ということよりも、ママの育児負担を減らすために

   積極的に育児に参加しているが、やればやるほど

   もっと、もっとと言われてしまう、自分はがんばっているのに、

   ママの見方はきびしい、要求がだんだんエスカレートしていき、

   困ってしまうという声が案外多いそうです。

   ママは、子どもに対しては、育てていく方法、言葉がけの仕方など

   色々学び、威圧しないで意欲を大切にすることなどを

   実践しています。でも、以外とパパに対しては、接し方がうまくない

   ママが多いように感じますと、このカウンセラーは、

   言っています。

   テレビや、雑誌で、「パパの子育て」がクローズアップされ、

   理想的なパパ象が、もてはやされていて、

   「できない」と言うことが、かっこう悪いような雰囲気があり、

   そうしたパパのつらい部分にも、もう少し寄り添って

   ほしいというのが、パパの本音だそうです。

   パパに関しても、子どもと接するのと同じように、

   「ありがとう。」 「たすかったわ。」など、ちょっとした言葉がけで

   パパのやる気もちがってくるようです。

   夫婦だと、関係が近すぎて感謝の言葉を忘れがちですが、

   だからこそ、大事にしてほしいと書かれています。

                                

   ”ママみたいなパパ”を理想とする風潮があるが、

   パパにママと同じようにすることを求めるのではなく、

   ママが苦手でやらないような、パパの得意分野をパパが

   がんばればいいのではないか、とも言われていました。

                                

   子どもがパパと呼んでくれるのは、わずかな期間。

   パパは何でもできると、思ってくれる貴重な時期を

   思う存分子どもといっしょに楽しんでほしいそうです。

                               

   わらべ唄の講師の永田先生も、赤ちゃんの時期から

   お父さんがかかわり、関係を作っておかないと、

   思春期になって、子どもが悩んだり、不安定になったり、何か

   問題を生じたときになって、急にお父さんが出てきても

   子どもに受け入れられなかったりするとお話しています。

                              

   ママの育児の大変さを理解してくれるパパは、以前より

   増えていると思いますし、実際に家事や、子育てを手伝って

   くれるパパも多いと思います。

   ママは、ついやってくれたことの出来、不出来に不満を言ったり、

   ダメだしをする批評家になりがちですが、

   努力してくれたことや、やってくれたことに感謝したり、

   認めてあげることが、「お父さんを育てる」ことになり、

   夫婦の関係もスムーズになるようです。

   

                            


卒乳は、いつするの?

2009年11月20日 | 保育のヒント

                   

    「育児書のマニュアルどうり、卒乳を実行しました。」

    「同じ月齢の子どもがいる友人たちが、断乳を始めたので、

    あせって自分も始めました。」

    「おっぱいに、こわい顔の絵を描いて、断乳しました。」

    「次の子を妊娠したので、かわいそうだったのですが、

    上の子を卒乳することにしました。」

    

    赤ちゃんが成長したら、誰でもむかえる卒乳。

    特に、母乳の赤ちゃんは、寝つく時におっぱいを

    飲みながらだったり、何かあるとすぐおっぱいで、

    解決できちゃうので、何かと、たよってしまいますよね。

    赤ちゃんにとっても、こころもおなかも満たしてくれる

    お母さんのおっぱいは、いつまでも離れがたいもの

    なのでしょうね。

 

    先輩ママの卒乳の体験談が、新聞の教育欄に

    出ていましたが、何人かのママ達が、みんな言っているのは、

    お母さん、子ども、共に、負担のない方法で、

    あせらずにゆっくりと、健康上の理由がある時は

    しかたがありませんが、

    親の都合で無理に断乳するのはよくないとのことでした。

    そして、

    「赤ちゃんが大きくなると、ママのおっぱいが空になって

    いくのよ。」

    「ごはんを食べて栄養をとらないと、大きくならないの。」

    「2才になったら、もう赤ちゃんじゃないから、

     おっぱいとバイバイしようね。」

    「赤ちゃんが生まれたら、おっぱいをバトンタッチしようね。」

    など、小さくてもちゃんと優しく話をしてあげることで、

    こころの卒乳も、スムーズにできたそうです。

    

    あるお母さんさんは、3人目を妊娠した時、まだ上の子が

    授乳中だったそうです。一般的には、妊娠したらすぐに

    授乳は、やめた方がいいと言われているのですが、

    すぐに断乳はしたくなかったので、いろいろな人に

    相談したところ、信頼している助産師さんから

    「ママや、おなかの赤ちゃんが、元気なら、授乳を続けても

     大丈夫。生まれた後は、まず赤ちゃんにしっかり授乳し、

     その後に、上の子に飲ませてあげて」と

     アドバイスを受け、あせらずに

     子どものタイミングで卒乳しようと決めたそうです。

     そして、授乳を続け、おなかに赤ちゃんがいることを話し、

     心の準備ができるようにしたそうです。

 

    体験談に出ていた赤ちゃん達の

    実際の断乳のきっかけは、遊び疲れてたまたま

    授乳しないで寝たことだったり、ママがいそがしくて

    パパに添い寝を頼み、そのまま入眠しその日以来

    卒乳できたなどでした。

    こころの準備ができていると以外なほどあっさり卒乳できる

    のかもしれないと思いました。

    まわりの目が気になったり、育児書の目安も気になるとは

    思いますが、

    赤ちゃんの立場を考え、それぞれに一番良い時期に

    おっぱいを卒業できると良いですよね 

 

                   

    

    


お母さんの共感力

2009年11月13日 | 保育のヒント

                            

    あるアメリカの臨床心理学者が、人々の幸せを

    援助していく条件として、「共感的理解」の重要性を

    あげているそうです。

    「共感的理解」とは、相手が経験している感情を

    あたかも自分自身のものかのように、正確に感じ取り

    共有していくことをいうのだそうです。

    「共感的なかかわり」は、世の中から争いごとをなくし、

    穏やかでやすらぎのある社会を実現していく上で

    欠くことのできない条件となるそうです。

                          

    お母さんは、この「共感的理解」において

    すぐれた力を持っているとのことです。

    それは、出産や育児という、生命をはぐくむ尊い

    体験を通して、他者の苦しみや、悩みに共感できる力を

    誰よりも豊かに、つちかってきたからだそうです。

                               

    お母さんは、まず生まれてきたわが子が

    何を求めているかを、その泣き声から、表情から、

    しぐさから、必死に感じ取ろうとします。

    わが子の求めていることに答えようと、一生縣命

    力をそそぎます。

    そこから、母と子の絆がより深くむすばれ、

    子どもは、安心して身をゆだね、成長していけるのでしょう。

    自分のことを本当に思ってくれる、心配してくれる、

    自分の考えていること、感じていることを理解してくれる

    そんな存在がお母さんなのですね。

                          

    保育の世界でも、昔からこの「共感する」ということが

    とても大切であると言われていますし、現代の大人の人間同士

    の関係でも重要な位置づけにあります。

                             

    もちろん、なにもかも子どものことが、わかるとは

    限りません。

    子どもは、言葉で言い表せないことを、反対の行動で示したり

    することもあります。

    子どもとの距離が近すぎて、うまく気持ちをくみ取りことが

    できないこともあります。

     時には、わからなくなって悩んだり、自信をなくすことも

     あることでしょう。

    でも、それまで築いてきた絆と、積み重ねてきたものは、

    消えることはないと思うのです。

                            

    どうか、お母さんが自分にそなわっている、子どものことを

   わかろうとする力、「共感する」力を信じて、

    お子さんを、受け止めてあげてください。

    お母さんのすぐれた「共感力」を

    子育てにたくさん発揮していけると、

    子どもたち、みんなが、

   穏やかで幸せなるのではないかと思いました。 

   

                           

    

    

    

 


知っておきたい、RSウイルス感染症

2009年11月02日 | 保育のヒント

                       

   インフルエンザと同じくらい乳幼児が、注意しなければ

   ならない病気として、RSウイルス感染症というのが

   あるそうです。

   この感染症は、2歳までにほとんどの乳幼児が、感染する

   そうですが、その多くは、発熱、鼻水、せき程度ですんで

   しまいますが、早産で生まれたり、呼吸器や心臓に

   持病がある乳児は、重症化すると、気管支炎や肺炎を

   起こす危険性もあるそうです。

   早産児は、早く生まれてきた分、母親から受け取る抗体が、

   少なかったり、また体の機能や、免疫機能が、未発達でもあるので

   重症化しやすいのだそうです。

                                         

   感染の報告件数は、10月第2週で、500件以上と

   増加傾向にあり、例年4月ごろまで流行し、ピークは、

   12月から1月と予測されるそうです。

   現在、実用化されたワクチンや、抗ウイルス薬はなく、

   治療は、点滴での水分補給や、気管支拡張剤の投与に

   とどまるとのことです。

   ウイルスは、体外に出ても、6か月程度感染力が持続し、

   大人が鼻をかんだ後、手に触れたものを介して乳児が

   感染するそうです。

                                           

   対策としては、帰宅時や食前の手洗い、うがい。

   家族が、風邪をひいたらマスク着用。乳児のまわりは、

   アルコール等でまめに殺菌。冬の時期は、人ごみに

   連れ出さないことだそうです。

                                                     

   しかし、このRSウイルス感染症は、2歳児未満の子の

   母親で知らない人が多く、あるデーターでは、アンケート

   調査した人の3割しか知らなかったといいます。

   初期症状が風邪に似ているし、知らない間にかかって

   なおることもあるので、きっと、風邪との区別がつきにくいせいも

   あるのでしょうね。

                                     

    重症化した場合の症状は、呼吸が浅い。呼吸数が、

    1分間に60回近くなる。たんがつまったり、ぜいぜいする。

    発症後数時間でぐったりするなどだそうです。

    このような症状が出たら、すぐに医療機関に受診する

    ようにと小児科医は言っています。

                                                            

    予防をこころがけると共に、赤ちゃんは、急変することがあるので

    周りの大人が、赤ちゃんのいつもとちがう様子を察知して

    はやく対応してあげることが大事ですね。