「0歳児ステーションおむすび」~てをむすび、こころをむすんで、いっしょに子育てしましょう!~日野市0歳児一時保育

日野の高幡不動の一時保育「0歳児ステーションおむすび」はリフレッシュしたいパパママの味方!日々の保育の様子を綴っています

赤ちゃんの情緒の発達

2010年09月10日 | 保育のヒント

                            

 

   19世紀末から、20世紀前半にかけて活動した、

   あるフランスの心理学者は、人間の発達の初期を

   くわしく観察し、まだ首もすわっていない1、2ヶ月の赤ちゃんが、

   お母さんに笑顔を見せると、笑顔で応えることに気づき、

   感動します。                

   人間が生まれ持っている、他者への共感性の奥深さに

   心を打たれたのだそうです。

 

   さらに、赤ちゃんは、2、3ヶ月になると、お母さんにできるだけ

   自分のそばにいてほしいと要求しはじめ、

   離れようとすると泣いたり、怒ったりするようになります。

                     

   3、4ヶ月になると、あやしてほしいとか、抱っこをしてほしいと、

   自分が喜ぶことをするようにせがみます。

   さらに、4、5ヶ月になるころには、自分を喜ばせてくれている

   お母さんも喜びを感じてくださいと要求する、

   非常に人間的な、高度な感情を見せ始めるそうです。

                     

  赤ちゃんは、自分一人でよろこんでいるのでは、

  あまりうれしくはありません。お母さんと一緒に 

  喜び合いたいのです。 

  大切な相手と一緒に喜びを分かち合うことに、

  大きな喜びを感じることができるようになっていて、

  これは、人間的な情緒が発達するはじまりだと、

  この心理学者は、指摘します。 

                   

  コミュニケーションの発達の基盤は、相手と喜びを

  分かち合うことにあり、それをもとにして他者と悲しみも

  分かち合う感情が、芽生え始めるのだそうです。

  そして、相手と悲しみを分かち合うことが出来て初めて

  思いやりの気持ちが発達し始めるということです。

                    

  これを読むと、

  赤ちゃんが最初にもらうお母さんの笑顔が、

  人間の発達にとっていかに大切かが、わかります。 

  赤ちゃんが泣くのは、お母さんを困らせるためではないのです。

  お母さんといっしょに喜び合いたい、だからそのために

  してほしいことを、言葉に出来ない分、

   泣いて伝えようとしているのですね。

  

                     

       

   



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